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翌10月12日(日)も晴天に恵まれたので、木曽節に唄われている御嶽山(おんたけさん)に行った。カーナビを御岳ロープウェイに設定したが、設定が間違っていたのか、つづら折りの狭い旧道を登る羽目になった。しかし、怪我の功名で、屋敷野口というバス停のある場所から御嶽山の素晴らしい容姿を切り取ることができた。 |
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木曽町・屋敷野口から見た木曽御嶽山(3,067m)
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マウスカーソルで画面のどこかをポイントすると説明が現れます。
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ゆったりと四方に裾野を広げた大きな姿の独立峰である御嶽山は、長野県木曽郡木曽町、王滝村と岐阜県下呂市(げろし)の境目にある山で、木曽御嶽山や御嶽ともいう。嶽の字体を新字体で表記した御岳山や御岳などと表記されることも多い。三角点は3,063.4mとなっているが、最高地点の標高は3,067m。日本百名山の一つに数えられている。 |
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古くから信仰の山として信者の畏敬を集めてきた巨峰で、いくつもの峰を連ねてそびえる活火山である。最高地点の剣ヶ峰(けんがみね)は県境から外れ、長野県木曽町内にある。北部の継子岳(ままこだけ)の岐阜県側は、高山市となっている。 |
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御嶽山は、北アルプス(飛騨山脈)の延長線上にあり、北アルプスの一部とする説もあるが、写真上のように北側の乗鞍岳との間には稜線らしき峰は殆どないため、一般的には御嶽山は独立峰で、北アルプスには含まれないとするのが定説である。 |
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王滝村(南東側)上空より見る |
御嶽山 |
2005.1 |
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マウスカーソルで画面のどこかをポイントすると説明が現れます。
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また、ガイドブック等で日本アルプスを3つに分けて紹介する場合、中央アルプス(木曽山脈)の山数が少ないので、御嶽山を中央アルプスと合わせて掲載する例がある。このため、御嶽山を中央アルプスの山と思いこんでいる人も多いが、中央アルプスとの間には木曽川が流れており、明らかに中央アルプスには属さない。 |
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御嶽山は、長野県の御岳県立自然公園と岐阜県の御獄山県立自然公園に指定されているものの、国立公園に指定されている北アルプスや南アルプス(赤石山脈)とは異なり、中央アルプスと共に国立公園や国定公園に指定されていない。その理由は、木曽檜(きそひのき)を主とする林業の盛んな地域であるという事情があるという。 |
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御嶽山には幾つかのスキー場が整備されている。2008年現在、御嶽山の山腹にあるスキー場は、長野県側のおんたけ2240(旧おんたけスキー場)、御岳ロープウェイスキー場、開田高原マイアスキー場と岐阜県側のチャオ御岳スキー場の4施設がある。すべて標高の高い位置にあるため雪質が良く、遅い時期まで滑走が可能である。 |
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御嶽ロープウェイ・鹿ノ瀬駅(1,571m)から見上げる御嶽
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御嶽山の黒沢口にある御岳ロープウェイは、全長2,332mの6人乗りロープウェイで、標高1,571mの鹿ノ瀬駅から10分で2,150mの飯森駅に着く。直ぐそばのゲレンデトップから、中・上級者向きの中・急斜面と初級者でもクリアできる緩斜面が並行して走り、どのレベルの人もパウダースノーを蹴ってボトムまで一気に駆け降りる爽快感を満喫できる。 |
スキーのオフシーズンは登山客に利用されるので、周年、運行している。 御岳ロープウェイ |
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御嶽ロープウェイ・飯森駅(2,150m)から見上げる御嶽
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おんたけの まぢかにみあぐ あきびより |
Sunny autumn day, looking up the Ontake mountain nearby. |
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御嶽山は、剣ヶ峰/けんがみね(3,067m)を主峰にして、摩利支天岳(山)/まりしてんだけ(2959m)、継子岳/ままこだけ(2859m)、継母岳/ままははだけ(2867m)の4峰があり、南北3.5kmの山頂部を持つ台形の山容である。 |
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北端の継子岳は比較的新しい成層火山で、御岳北側の高山市高根町から望む継子岳は、端正な円錐形をしており、その姿が富士山に似ていることから、地元では「日和田富士」と呼ばれて親しまれている。 |
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資料 |
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御嶽山には、5つの火口湖があり、一ノ池から五ノ池の名前がついている。そのうち、水をたたえているのは、二ノ池、三ノ池、五ノ池である。二ノ池は、日本で最も高い2,905mにある湖沼である。四ノ池は、高層湿原となっていて、小川が流れており、高山植物の花畑となっている。 |
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写真下は、標高2,720m、深さ約13mの三ノ池を摩利支天山の中腹から望んだもの。左側のなだらかな山は御嶽山北端の継子岳。そのすぐ後の残雪の山は乗鞍岳。乗鞍岳のすぐ右には槍ヶ岳。その右には穂高岳の吊尾根が見える。 |
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御嶽山北端にある継子岳の南側の標高2,690mに滝口のある幻の巨大滝が見えた。水源は四ノ池の湿地帯で落差90mの大きな滝である。日本最高所の巨大滝といわれ、また湿地帯から流れ落ちていることで大変珍しいといわれている。雨も降っていないのに山頂部から流れ出ており、不思議な気がする。普段は見られないというので、超ラッキーだった。 |
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御岳ロープウェイの山上駅である飯森駅(2,150m)の展望台から日本アルプスの絶景を眺めることが出来た。東方に木曽駒ヶ岳を中心とする南北に列なる中央アルプス(木曽山脈)が見え、北方には乗鞍岳から槍ヶ岳、穂高連峰の北アルプス(飛騨山脈)が見えた。素晴らしい絶景に感動する。 |
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マウスカーソルで画面のどこかをポイントすると説明が現れます。
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マウスカーソルで画面のどこかをポイントすると説明が現れます。
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マウスカーソルで画面のどこかをポイントすると説明が現れます。
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御嶽山への登山口は木曽側から3つ(王滝口、黒沢口、開田口)、飛騨側から1つ(小坂口)が昔から利用されていたが、その後日和田口が比較的新しく開かれた。 |
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この黒沢口は、覚明(かくめい)行者によって開かれた最も古い登山道で、御嶽教、木曽御嶽本教に最も関わりの深い登山道である。有人の山小屋が合目ごとにある。現在は7合目付近にロープウェイの飯森駅ができ、王滝口の田の原とほぼ同じ標高まで歩かずに登ることができるようになったため、大半の登山者がロープウェイを利用するようになったが、6合目から歩く登山者は現在でも少なくない。山開きに相当する開山祭は王滝口(おうたきぐち)と同じ7月1日に行われる。 |
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