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屈斜路湖は、北海道東部、弟子屈町(てしかがちょう)にある面積 79.3km² 周囲 57km の日本最大のカルデラ湖で、全域が阿寒国立公園に属する。謎の生物クッシーの棲む湖として一時期話題となった。 |
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道東地方 |
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日本の湖沼では6番目に大きい屈斜路湖は、周囲から小河川が流入し、南端から釧路川として流れ出す。この流出部付近に集落があり、アイヌ語で「クッチャロ」(喉・口、湖からの流出部を意味する)と呼ばれていたのが名の由来である。 |
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屈斜路湖の砂場 |
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屈斜路湖は、日本屈指のオオハクチョウの飛来地としても知られる。この日も多くの白鳥たちが屈斜路湖畔の砂場に蝟集(いしゅう)していた。砂場には温泉が湧いており、その影響で付近の湖面は冬でも結氷せず、白鳥の餌場となっている。 |
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パノラマ写真(2500X1200)399KB
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砂場の売店は一袋100円でパンの切れ端が入った餌を売っており、その餌を撒くと白鳥が激しく奪い合う姿がみられる。よほど空腹なのだろうと思われる。野生動物に加工食品を与えるのは好ましくないが、それを求めて群がる白鳥の姿がいじらしい。 |
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白鳥のはばたき |
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売店の人に聞くと、この白鳥たちは4月25日頃シベリアに帰ってゆくという。あと1週間遅ければ、白鳥を見ることができなかったわけで、とてもラッキーだった。残雪の山々を背景に遊弋する白鳥の姿が美しかった。 |
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孤高の白鳥 |
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全長140cm、翼長60cmほどのオオハクチョウ(大白鳥)はカモ目カモ科に分類される水鳥で、その名のとおり大型の白鳥である。日本には冬鳥として渡来する。全身白色であるが、個体によっては頭部や首が黄褐色を帯びていたりする。上のくちばしは基部から半分以上が黄色で先端、下のくちばしと足は黒色。また、雌雄同色。 |
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優雅なオオハクチョウ |
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体重は10kgを越え、空を飛ぶ生物としては限界の重さであるため、離陸時はかなりの助走を必要とする。 飛翔時の姿は、大型鳥類独特の美しく優雅な様をみせる。 鳴き声は大きく、「コォー」と鳴く。近年、日本各地で餌が与えられるようになったため、渡来数が増えているという。 |
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薄氷が残る屈斜路湖 |
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カワアイサの番(つがい)が飛び立つさまを撮影することができた。カモ目カモ科に分類される鳥で、日本へは冬鳥として渡来する。全長は約70cm。雄は頭部が緑色光沢のある黒色、雌は頭部がキツネ色をしている。雄が飛ぶと翼の白い模様がくっきりと出て、見間違えることが少ない鳥である。 参照:カワアイサ/Yoshi World カワアイサ |
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面積 19.1 km² 周囲 19.8km 最大水深 211.5m の摩周湖は、屈斜路湖の東方、北海道川上郡弟子屈町(てしかがちょう)にある湖である。現在の透明度は19.0mと日本で最も透明度の高い湖の一つで、2001年には北海道遺産に選定された。 |
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ましゅうこの かみのもざいく はだれみね |
The ridges with remaining snow, God-made mosaic of Lake Masyu. |
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北海道東部、阿寒国立公園内に位置する摩周湖は、日本の湖沼では20番目の大きさである。約7000年前の巨大噴火によって生成された窪地に水がたまったカルデラ湖で、アイヌ語では「キンタン・カムイ・トー(山の神の湖)」という。マシュウという名の由来は諸説あって不明。 |
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亀裂が走る湖面の氷 |
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周囲は海抜600m前後の切り立ったカルデラ壁となっており、南東端に「カムイヌプリ(神の山)」(摩周岳・標高858m)がそびえている。中央に断崖の小島カムイシュ島がある。湖内は阿寒国立公園の特別保護地区に指定されており、開発行為や車馬・船の乗り入れは厳しく規制されている。 |
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無数に走る細かなひび割れ |
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摩周湖は昭和11年(1931)の透明度調査で、バイカル湖をしのぐ41.6mの透明度を記録。これは当時確認された世界最高記録だった。しかし、後にヒメマスやニジマスの養殖を試みたこともあって、透明度は年々低下傾向にあり、今後北海道白老郡白老町(しらおいちょう)にある倶多楽湖(くったらこ)などと順位が逆転する可能性があるという。 |
平成16年(2004)8月の北見工業大学による検査では、摩周湖の透明度は19.0mだった(2003年度は20.4m、2002年度は18.0m、2001年度は23.7m)。世界一の透明度を誇った摩周湖がこのようなありさまになっているとは思いもよらず、とても残念に思った。 |
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氷が解け始めたカムイシュ島周辺 |
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