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冬は全面結氷し、ワカサギ釣り、スケート、スノーモービルなどのウィンタースポーツが盛んで、阿寒湖氷上フェスティバルや冬華火などのイベントが開催される。平成17年(2005)11月、ラムサール条約登録湿地となった。 |
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早春の阿寒湖 |
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標高1,370.5mの雄阿寒岳は、阿寒湖の東方に聳える活火山である。阿寒湖温泉から雄阿寒岳を見ると、山頂付近から山麓にかけて、地滑りをしたような山肌が露出している。これは、平成5年(1993)1月15日に北海道の道東地域を襲ったマグニチュード7.5の釧路沖地震により、雄阿寒岳が裂けた亀裂痕だという。 |
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残雪の雄阿寒岳 |
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国道240号と阿寒湖の間、遊覧船乗り場あたりに温泉街が広がり、観光の拠点となっている。道内最大のアイヌ村「阿寒湖アイヌコタン」では、民芸品店が立ち並び、約200人のアイヌ民族が暮らしているという。 |
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真鴨の春眠暁を覚えず |
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阿寒湖アイヌコタン内のアイヌチセでは、国の重要無形民族文化財に指定されたアイヌ古式舞踊をはじめとするさまざまな舞踊が演じられ、アイヌ生活記念館では生活用具や衣服等が展示されている。
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遠くの遊覧船 |
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阿寒湖では、4月15日、結氷のため冬季休業している遊覧船ましゅう丸(総トン数188ton)の運航再開に向けて氷を割って航路を拓く作業が始まった。4月29日の運航開始とともに観光シーズンが到来する。 |
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阿寒観光汽船によると、真冬には厚さ約90cmだった氷も4月15日には30〜50cmまで薄くなったという。遊覧船は、阿寒湖温泉の乗船場と約6km離れた「マリモ展示観察センター」のあるチュウルイ島を結び、11月末まで運航されるという。 |
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砕氷する遊覧船ましゅう丸 |
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釧路市阿寒町にある阿寒国際ツルセンターは、平成8年(1996)に設立された民間施設で、タンチョウの人工給餌発祥の地として知られる。故・山崎定次郎さんが昭和25年(1950)一羽の大きな鳥がトウモロコシ畑に寄ってきて餌をさがしているのを発見し、トウモロコシを畑一面にまいて餌付けしたことに始まる。現在、二代目の山崎定作さんが北海道から給餌人として委託され、給餌活動を続けている。 参照:阿寒国際ツルセンター |
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皇太子殿下の御歌 |
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館内にはタンチョウの生活や習性、体のしくみをわかりやすく解説した展示コーナーや、この地で生活する丹頂の姿を伝える映像のコーナー、ツルに関する文献などを集めたライブラリコーナーなどがある。 |
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一般に動物は生まれてはじめて自分のそばにいるものを親として認識するため、育児放棄した親の代わりにツルのコスチュームを着てヒナを育てた様子なども展示されていて興味深い。 |
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阿寒国際ツルセンター |
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タンチョウは、冬場餌が少ないときに飛来してくるが、春になって自力で餌を確保できるようになると釧路湿原に戻って寄りつかなくなる。今回、幸運にも1羽が飛来したので、600mmの超望遠でその姿をとらえることができた。 |
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飛来した野生の丹頂鶴 |
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釧路市丹頂鶴自然公園と同様、ここでも風切羽を切られたタンチョウ数羽がケージの中で飼育されていた。タンチョウの頭部にある丹頂は、警戒心を強めると赤くなって敵を威嚇する効果があるという。特に雄は赤みが強いそうで、以下3枚の写真は、警戒心をあらわにしながら羽繕いしていることが分かる。 |
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丹頂鶴の羽繕い 1/2 |
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タンチョウの目は黒色のため、遠くから見るとよく分からない。今回、ツルの近くでじっくりと撮影してタンチョウの表情を詳細にとらえることができたのが嬉しい。 |
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人が近づいて興奮する丹頂鶴 |
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タンチョウは見る角度によってやんちゃ坊主のようにも見え、また、優雅な雰囲気を持つ高貴な鳥にも見える。昭和39年(1964)に北海道の鳥に指定されたが、平成19年(2007)4月には中国が国鳥の候補に指名した。 |
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しかし、タンチョウは学名が Grus japonensis で、英語名も Japanese crane で、いずれも日本を意味する言葉が付いていることに気づいた中国市民から「中国の国鳥に日本鶴はいかがなものか」と異論が出ており、最終決定が難航しているという。 |
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のこるつる たんちょうそめつ はづくろい |
The remaining crane, preening its feathers while turning the crown red. |
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丹頂鶴の羽繕い 2/2 |
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