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和田義男

 旅紀行ジャパン

2005年6月7日改訂

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♪西武門節(ニシンジョーブシ)・十九の春・安里屋ユンタ・てぃんさぐぬ花  夢  現

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2005年6月6日作成

紅樹林とも呼ばれるマングローブ

紅樹林とも呼ばれるマングローブ(西表島仲間川/沖縄県)

八重山編

沖縄美ら海紀行

石垣港

 

八重山やえやま

 

諸島 

 2005年4月16日(土)の夜、空路那覇から沖縄本島の南西約400kmにある石垣島(いしがきじま)に移動し、市内のホテルに一泊した後、17日(日)、石垣港から高速フェリーに乗って八重山の島々を巡った。
 八重山諸島は、日本の南西端に点在する島々で、石垣島をはじめとする11の有人島と20の無人島がある。

八重山諸島を巡る観光フェリー(石垣港)

八重山諸島を巡る観光フェリー(石垣港)

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3島の周遊

 この日の朝、ホテルから送迎バスに乗って石垣港に行き、地元・平田観光の3島周遊コースに参加し、西表島(いりおもてじま)・由布島(ゆぶじま)・竹富島(たけとみじま)の3島を巡った。

石垣港を出港する高速フェリー

石垣港を出港する高速フェリー

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石垣港

 石垣港は、石垣島にある日本最南端の重要港湾で、古くから沖縄本島や八重山諸島との交流拠点として発展してきた。現在、1万ton級の貨客船が入港し、周辺の島々を結ぶ高速フェリーの離発着で賑わっている。

次々と離島に向かう高速フェリー

次々と離島に向かう高速フェリー

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 石垣港のポンツーンから高速フェリーに乗船。エアコンの効いた船内はゆったりしており、石垣島の西方約30kmにある西表島の玄関口・大原港(おおはらこう)まで、約40分の船旅を楽しんだ。

高速フェリーのキャビン

高速フェリーのキャビン

西表島いりおもてじま

   八重山諸島の一つ・西表島は、沖縄本島の南西約470kmにある島で、沖縄県八重山郡竹富町に属する。沖縄県下では本島に次いで大きく、面積289km2、人口約2,000人。  

石垣〜大原(西表島)を結ぶ高速フェリー

石垣〜大原(西表島)を結ぶ高速フェリー

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   西表島は全面積の半分近くが西表国立公園に指定され、亜熱帯の密林は、イリオモテヤマネコなどの動植物にとってかっこうの生息地となっている。この自然環境が観光資源となり、年々島への観光客が増加しており、民宿や観光関連産業への就業者数が増えているという。  

西表島の玄関・大原港

西表島の玄関・大原港

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   大原港に待機していた観光バスに乗ると、間もなく、仲間川(なかまがわ)河口にある観光ボート乗り場に着いた。  

仲間川観光ボート乗り場

仲間川観光ボート乗り場

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一人三役の運転手
   東部交通のバスの運転手兼観光ボート船長兼ガイドと一人三役をこなす藤原昭男さんは、雄弁でユーモアがあり、とても楽しかった。なぜか採捕が禁止されている世界最大の豆・コウシュンモダマがぶら下がっていたりする。  

西表島の観光バス

西表島の観光バス

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   右手に翳している大きな貝はヤマトシジミと同じシジミガイ科に属するシレナシジミで、標準的なもので8〜10cmほど、大きいものでは十数cmに達する。左手に持つ植物は、発芽したマングローブの胎生種子(たいせいしゅし)  
   ヒルギ科のマングローブは、胎生種子といって親木に種子がついた状態で長さ20〜40cmほどに成長し、自然に落下して川を下り、泥土に漂着すると発芽するという。  

出発する観光ボート

出発する観光ボート

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   藤原運転手が操縦する観光ボートに移乗すると、ボートは後進をかけて離岸し、仲間川の上流に向かった。  

仲間川の上流を目指す観光ボート

仲間川の上流を目指す観光ボート

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仲間川なかまがわ

 原始の姿をそのまま残す仲間川は、西表島の南部にあり、全長17.5kmの西表島第二の長い川である。河口付近から上流5kmあたりまで、両岸300haに広がるマングローブ林は日本最大の規模を誇る。
 このマングローブ林には、ヤエヤマヒルギなどのマングローブをはじめ、亜熱帯ならではの植物が見られる。

マングローブ林

マングローブ林

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 また、甲羅が20cm以上にもなるノコギリガザミや、先ほどの10cm以上にもなるシレナシジミなど、温帯では見られない巨大な水棲動物も生息し、仲間川天然保護区域として国の天然記念物に指定されている。

紅樹林とも呼ばれるマングローブ

紅樹林とも呼ばれるマングローブ

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西表島カヌーツアー

   途中でカヌーを漕いで仲間川を遡っている一行に出会った。行きはカヌー、帰りはフェリーというツアーもある。  
 夏近しマングローブの川遊び  北舟 

カヌーで川を遡る人たち

カヌーで川を遡る人たち

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