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ラスベガス Las Vegas |
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ラスベガスの宿 15:55バス終点に到着、スミコさんのNISSAN車に乗せてもらって17:00ホテル着。752号室のキーレスカードを渡された。フロントもカジノの一角にある。境はない。グランドフロアは全部カジノである。なるほど、お客は宿泊が目的ではなく、カジノのためにベッドが必要なだけである。満員ではなく適当にお客が椅子についたり歩いたりしている。エレベーターで7階にあがったが、とにかく広すぎて廊下は迷路のようで、いったりきたりしながら、やっとわが部屋に入ることができた。2650室あるそうだ。 |
明朝早くグランドキャニオン・ツアーに参加する予約をしていたが、ツアー会社がメールで連絡してきた待合場所がはっきりしない。ホテルが大きすぎて、場所を特定できない。そのメールを見せながら5人に聞いたが、すっきりせず不安。 |
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ネバダ砂漠のオアシス・ラスベガス |

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写真:フリー百科事典 Wikipedia |
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北の終点Sahara駅で降り、高さ1,149フィート、展望階は112階で909フィートのストラトスフェアー・タワー展望台へ行く事に合意した。巨大な塔は近いようでも遠い。また2キロ歩いた。この塔はカジノの一部である。展望台エレベーターのチケット売場やエレベーターが、どこにあるのか案内板はないから、それらしき人の後ろをついていくしかない。とにかくグルグル回ってようやくエレベータホールに行き着いた。シニアー料金は17ドル。塔からの展望、 タワー・ガイドによれば、103階(レベル103、高さ785フィート)は「雲のなかの結婚チャペル」、104階は会議場と宴会場、106,107階は世界で一番高いレストラン、108階はインドアの展望台、109階は「金切り声を上げる遊戯施設2基」と戸外展望台、その上方は塔先端から落下する遊戯施設 Big Shot となっている。一般の入場者はインドアの展望室までエレベーターで上がる。そこから階段で戸外展望台まで上る。 |
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ストラトスフェア・タワー Stratosphere Tower |

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すばらしい展望、ラスベガスというところは山に近いところかと思っていたら大平野のど真ん中だった。砂漠だったそうだが、フーバーダムから引いた水で緑豊かな町並みになっている。全国からの人口流入はとどまることを知らず、住宅の建設ラッシュが続いていた。カジノはリニューアルの最中で、1950年代に建設されたダウンタウンのホテルは更新中である。現在の中心地区はダウンタウンから南の方角になり、巨大ホテルが林立しているがストリップに面しているホテルは、25程度である。わがインぺリアルパレスは偶然にも最初から現在位置に建設したため、地の利を得ているらしいが、ここではもっとも古ぼけたカジノらしい。ラスベガス国際空港はこの地区の一角にある。 |
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ラスベガスのホテル群 |

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道行やギクシャクするばかりなり しばらくベッドに転がり一息いれた。夜になったので、夜景とショーを見ようとホテルの前に出た。この道は通称ストリップ、正式にはラスベガス・ブルバードという大通りで、多くのホテルが立ち並んでいる通りである。相当な人ごみである。カミさんがダブルデッカーのバスに乗りたいというので停留所を探すが、さっぱりわからない。そのうち、もういい、レストランに入りたいという。シーザーズという大きなホテルのレストランの料理にはまいった。ヌードルを注文したら、中華ラーメンもどきとパン2個、大皿のモヤシと葉っぱの大盛りがでてきた。カミさんが「このモヤシはナマみたい」と言いながら口に入れたが、やはりナマだと吐き出した。一流ホテルのレストランでこんな料理を出すのかと不愉快。二人でチップ込み45ドル。カミさんのご機嫌はますます斜め。ホテルに帰る。 |
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ちなみに、ストリッップとは細長い切片というのが語源で、細長い土地という意味がある。ちなみに道は、ストリップのほか、ストリート、アベニュー、ブルバードなどがあるようだ。日本のストリップ劇場とのかかわりについては、アイドントノー。 |
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ラスベガスの夜 |

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カジノ・ホテル巡回 ウオークイン・カジノ、モノレールでParis Las Vegasへ。入口はメイン・カジノ、誰でも入れる。ほとんどのホテルでも、通りから直カジノであり、中にはカジノと大通りに境の扉さえないところもあり、そこではセミヌードのダンサーが踊っていた。100mほど奥へ進むと、そこはフランスのパリである。Le Boulrvard という通りなのである。でも、ここは仮想の街であり、ビルの中に仮想のパリを演出しているのである。凱旋門、コンコルド広場、エッフェル塔があり、青空に雲、大空の鳥さえいる。よく見ないと天井に描いた空とはわからない。両側にフランス語表示の店やレストランが並んでいて、道には人が流れている。この道は隣のBALLY'Sまで数百メートルも続いているように感じた。「シーザー」はローマの皇帝の館を想定しているようで、いたるところに模倣した彫像や絵画を展示している。カジノより宿泊客のステイタスをくすぐる演出のような気がした。ローマにも残っていない旧き良き時代のローマにいるような気分にしてくれる。プールでは大勢の人が泳いでいた。週末で人通りが激しく、暑いうえ人酔いするほど。 |
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ラスベガスのカジノ・バイストリート(ByStreet 裏通り) |

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グランドキャニオンへのバス日帰りツアー |
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国際人ミサコさん 目覚時計を05:30にセットしていたが、その15分前にカミさんから起こされた。05:45に電話のベルが鳴り、日本語で「迎えに行きます」という石塚と名乗る人物の電話があった。ホテルのバス待合室に日本人男性がいて、待合室前に駐車している大型バスに案内した。06:00若い女性が乗車し発車。ラスベガス空港待合室に案内された。そこのビジョン航空カウンターでチェックインし、カードで290ドルを支払った。一人が145ドルである。同じインペリアルパレスから乗車した若い女性は「ミサコ」さんで、彼女は89ドルで参加した。早く予約すると正規運賃で、期日が迫るとバーゲンして売るらしい。この関係はよく理解できたが、次に活用できるチャンスがあるかどうかは疑問である。ミサコさんは中国語、英語、日本語が堪能で、昨日、飛行機とホテルがパックの個人ツアーでロスからベガスにきたのだそうだ。先日大学の修士課程を卒業したので、休暇を旅行しているのだそうである。この日、英語がわからない私たちは彼女からたいへん助けられた。 |
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コロラド川ブラック峡谷のフーバーダム |

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写真:フリー百科事典 Wikipedia |
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フーバーダム Hoover Dam |
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ビジョン航空は、空からの観光や2泊3日のバス・ツアーなどを企画しているが、航空機による観光は白人ばかりだった。空からの観光はテレビで見たことがあり、かなりスリリングだったので敬遠した。08:00バス発車、日本語の日程表やガイドを渡されたが、ドライバー兼ガイドは英語しか話さない。高速道路を北西に山岳地帯へと入り、08:40フーバーダム入り口でチェックされ、その後展望台でカメラ下車。 |
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コロラド川を堰きとめたフーバーダムの完成により、水と電力を利用してラスベガスは発展したのだそうだ。1935年完成、ネバダ、カリフォルニア、アリゾナの3州約2,500万人に飲料水と工業用水を提供している。なお、高速道路では、カリフォルニア州とネバダ州との境に国境のような検問所がある。 |
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宇宙から見たグランドキャニオン |

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写真:フリー百科事典 Wikipedia |
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グランドキャニオン Grand Canyon |
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地の果てのグランドキャニオン春のたび
A tour in spring to the Grand Canyon the end of the earth. |
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ネバダとはスペイン語で「雪をかぶったところ」であり、ラスベガスとは同じく「牧草地」という意味だそうだ。 ラスベガスはネバダ州クラーク郡に属し、人口182万人。主要ホテルは50、客室数13万3000だから、ホテルの平均室数は2,500である。もちろんカジノの街ではあるが、年間の観光客数は約4,000万人で、世界中からエンターテイメントやショッピングに集中するのである。60を超える教会は24時間営業で結婚式をこなし、また法廷では離婚も簡単に成立するのである。 |
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壮大なグランドキャニオン |

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フーバーダムから先は片側1車線となり、高度も8,000フイートとなる。14:00停車、第1の展望所に到着、20分間だけ。眺望があまりにも大きすぎ感動が起こらない。ここが直立した崖の上で、直下は1,000m下の谷だと書いてあっても全く実感が湧かないのである。恐ろしくも何ともない。コロラド川の対岸の高さは、こちら側と同じ高さで全く凹凸がなく横一直線に見える。太陽が高い位置にあり、陰影が少なく、物足りない光景だった。50年前ハワイ島のキラウエア火山の火口を眺めたときの感じもこんなものだった。余りにも巨大すぎて、ネジが緩んだアタマの神経が対応しきれないらしい。 |
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幾重にも断崖絶壁が列なるグランドキャニオン |

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はるやまじ ちきゅうのねんりん きざむたに |
Mountain path in spring, the valley showing the traces of the history of the earth. |
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グランドキャニオンの展望台 |

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次のポイントはブライト・エンゼル・ロッジ。ここは15:30まで。日が傾いて陰影が深まって渓谷のすごさが少しわかってきた。しかし、強烈な印象は残っていない。15時間のツアーで約1持間半の展望、世界3大自然公園を訪れるのは大変だ。 |
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壮大な景観に見とれる観光客 |

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米国人の善意に感謝 17:00トイレ休憩、発車後財布がわりの名刺入れがないことに気がついた。たいしたお金は入れていなかったが、お世話になった人たちの電話番号やメールアドレスを入れていたので、困ったなとは考えていた。「ミサコ」さんが『ドライバーがインペリアルパレスから参加した3人の人に用事がある』といっているという。名刺入れにホテルのキーレスカードを入れていたので、トイレ休憩したショップの人がドライバーに託したのであった。水を買ったときカウンターに置き忘れたのである。かくして、アメリカ人の善意に感謝したのである。ドライバーにはお礼を言ったが、届けた人にお礼を伝えてくれと英語で言えず、それが心残りである。21:00ホテル到着。今日は心が温まるいい日だった。 |
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