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ヨセミテ国立公園 Yosemite National Park |
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サンフランシスコからヨセミテ峡谷へ 05:30 起床、06:50 サンフランシスコのホテルをいったんチェックアウト、手荷物2個を預けた。07:10集合の場所ユニオン・スクェアのセント・フランシス・ホテルまでは10分、フロント前のロビーに数人の日本人がいるので、ご一行かなと思っていると、ジーパンにヒゲの男が現れて、挨拶し氏名を確認し、ドリームツアーのバスに案内しますという。裏通りに停車していたバスには、すでに皆さんは乗車ずみで、このホテルからは4人が乗った。後部しか席があいていなかったが、二人席を占領してくつろいだ。07:21発車、29人のツアーだが、ヨセミテ泊まりは4人だけ。ほかの人たちはヨセミテの2時間ツアー(実質1時間)のために、14時間のドライブをするのである。 |
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ヨセミテ渓谷の入口 |
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ヨセミテ峡谷 カリフォルニア州東部、1851年陸軍歩兵連隊の踏破で世に知られるようになり、今では年間400万人が訪れる人気の高い国立公園である。アクセスは:鉄道、長距離バス、空路でマーセドへ、ここからはマイカー、 ヤーツ・バスまたはレンタカーでヨセミテ・峡谷に入ることができる。夏季はフレズノからジャイアント・セコイヤのマリポサ・グローブに行くことができる。だから、4月では行けない。サンフランシスコやロスアンゼルスからは、日帰り、1泊、2泊のツアーがある。 |
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優雅なブライダルヴェール滝
Bridalveil Fall |
花嫁のヴェールのように見える滝。ナイアガラ瀑布 Niagara Falls にも同名の滝がある。 |
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マーセド川 ヨセミテ高原の入口のひとつであるマーセドの名前がついているマーセド川 Merced River はヨセミテ・サウスコルが源流である。今はかなりの水量であるが、夏には水が枯れるそうだ。だから、夏休みに出かけたらヨセミテ滝は見えないということ、こんなことはガイドブックに書いてない。ひどいと思う。滝と水がウリなのだから、旅行者をがっかりさせては悪いではないか。 |
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ヨセミテ渓谷を流れるマーセド川とハーフドーム |
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いわやまの ハーフドームに のこるゆき |
Remaining snow on the Half Dome of the rocky mountain. |
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ガイドのクマさんの説明 『この川の水は拭いてはいけません。そのままにしておくと、皮膚の保護膜となって疲れた肌のハレをとり紫外線除けになります。えーと、アメリカは自己責任の国です。日本と違いますから、自分で危険なところには近づかないように気をつけてください。』「クマさん、クマはいますか?」と声がかかった。『クマはいます。ここはクマの国です。ライオンだっています。アメリカ・ライオン、ピューマとも言います』。 |
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クマさんは一同を川の穴場で人がめったに行かないところに案内した。サザナミもない静かな砂の岸辺である。そこから見るマーセド川とハーフドーム Half Dome の眺めはすばらしく、絵葉書の光景そのままである。しかし、クマサンは景色の案内ではなく、この川の水の効能を説明したかったのである。 |
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ハーフドーム頂上から見たヨセミテ渓谷 |
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写真:フリー百科事典 Wikipedia |
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もう一度、いかに旅の疲れに効くかを説明し、靴下を脱いで裸足を水につけましょうと率先する。彼は平気な顔をしているので、皆さんも川へ入った。最初はそんなに冷たいと感じないで、10秒くらい漬かった。暖かい砂の上で乾かして、足を入れたら、痛いの何のって飛び上がるほどである。それでも我慢して何度か挑戦したものの、水につける時間は短くなるばかりである。おそらく0℃だろう。岸辺には残雪があるのだから。また、顔に水をかけ、ハンカチを水に濡らし、畳んで首に巻いておくと、ハンカチは温まらず冷えたままで不思議である。大気が乾燥しているので蒸発の気化熱でハンカチがいつまでも冷えたままとなっているのだそうである。皆さんの嬌声でクマさんは大喜び、皆さんも痛かったけど大喜び。 |
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高さ1000mの一枚岩エル・カピタン El Capitan |
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写真:フリー百科事典 Wikipedia |
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左の大きな高さ1,000mの一枚岩は、標高2307mのエル・カピタン、ロッククライミングの名所でベテランが1週間かけて登攀するのだそうだ。ここの岩は全部花崗岩。中央の山がパックリ半分に割れ残っているのがハーフドーム、North Face というブランドもののシンボルになっているところ。私のリュックもノース・フェイスだ。ヨセミテ滝は3段になっていて、高さは739m。 |
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高さ739mのヨセミテ滝 |
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ヨセミテ滝が一番よく見えるところのベンチに掛けて、ノンビリと、滝と人間を観察した。次々と人々がやってきては立ち止まり、滝を眺めて記念撮影しては滝壺を目指して歩いて行く。昨日は滝にもっと近いところで撮影したが、ここのアングルが最高ということがわかった。昨日はここで油絵を描いていた中年の女性がいた。1時間余りアタマと体を休めた。地上では風がないが、千メートルも高いところではどうなんだろうか。中空から流れ落ちる水は一様ではなく、さまざまな形に変わって落ちてくる。その模様は岩肌に影となってゆらいでいた。 |
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ヨセミテの滝を眺めて日向ぼこ
Looking at the Yosemite falls, basking in the sun. |
断崖の影を揺らせる春の滝
The shadow of a cliff is swaying on the spring falls. |
ナイアガラとは違い、この滝は華厳の滝と同じような雰囲気で親しみを感じる。もう一度、川に行き、ハーフドームとマーセド川の穏やかな様子を目に焼き付けた。 |
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滝壺に虹のかかるマーセッド川 |
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ジャイアント・セコイヤ クマさんの説明。『ジャイアント・セコイヤの幼木が1本だけ、ここに生えています。幼木といっても200年はたっています。一日に1,000リットルの水を吸います。大木は2,000年、年輪の成長は1年に1ミリ、枯れても200年は腐りません。ジャイアント・セコイヤはここの裏に群生地があります。皮を触ってください。とても柔らかいですね。これがこの木の特徴です。』全員が触感を確かめた。ふわふわしている。指を突っ込むことができる。夏季でないと巨大なセコイヤ(レッド・ウッド)にお目にかかれないので、残念。冬季は樹林への道がクローズされているのである。クマさんから、ヨセミテ国立公園の規則について詳しい説明があった。枯れた木の枝ひとつ持ち出さないほうがいいらしい。歩道では人より馬が優先というのも面白い。動物に食べ物を与えたら罰金だ。 |
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夏期しか行けないジャイアント・セコイヤの森林 |
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写真:フリー百科事典 Wikipedia |
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エジュケーション・タイム! 09:30ヨセミテ・ロッジのレストランで朝食、25ドル56セント。オートミル、フレンチトースト、コーヒー。快晴で一点の雲もない。シャトルバスでビレッジを一巡し、ビジター・センターの展示を見学、もう一度、シャトルバスに乗っていると、運転手が「エジュケーション・タイム!」と言い下車してしまった。場所はどこかわからない。われわれの他の10人は、ご一行さまで、リーダーかガイドかわからないが、その人が先頭に立ち、案内していた。 |
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エル・カピタンの断崖にクライマーが二人登攀しているとリーダーの人が言うが、どうしても発見できない。背中のリュックから双眼鏡を出して、くまなく観察するが、それらしき影はあるものの、どうしても確認できなかった。この一行に私たちはずうずうしくついていった。エル・カピタンの麓を川沿いに下っていったが、皆さんは留まって動かなくなったのでバイバイして、さらに下っていった。ところが寂しいところに入り込んで、だんだん不安になってきた。車も人気もない。バスから降りたところまで引き返したが、車の一台も通らないのである。この道路は工事中であった。しばらく上流方向へ歩いていくと、工事車両を使って作業している人たちがいたので、道を尋ねるともっと上流へいきなさいと教えてくれた。かなり下流まで下がっていたのである。シャトルバスでビジター・センターへ。昼食、6ドル50セント。ザ・アワニーに行き、写真撮影、そこでオバちゃんから、センチネル橋からのハーフドーム撮影が一番いいと聞いた。しかし、そこがわからない。シャトルバスを乗り継ぎカーリ・ビレッジへ。ここはヤーツ・バスの始発停留所である。Curry Village は2度予約して2度キャンセルしたロッジである。バス付きの部屋がなく共同なので、カミさんが拒否権を発動した。カリー・ビレッジでは通じない。カーリで通じる。(念のため発音記号をしらべたら、カーリだった。怪しいのは私だった。)ウオーターもダメ、ワラで通じる。英語とはアクセントで理解するもののようだ。日本の英語はそこらを授業しないといけない。 |
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トゥオルミ・メドウズ(草地) Tuolumne Meadows を貫流するトゥオルミ川 |
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写真:フリー百科事典 Wikipedia |
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