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リュブリャナ(リュブリャーナ、リュブリアナ)はスロヴェニア共和国の首都で、11の特別市の1つ。スロベニアの中央、アルプス山脈と地中海の中間に位置し、サヴァ川へとつながるリュブリャニツァ川の河口にある。 |
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リュブリャナ城の入口 |
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リュブリャナは、ルネッサンス、バロック、アールヌーボーなどの様式の建物が調和した小さな芸術の都である。 |
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リュブリャナ城のマロニエの花 |
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撮影:南光桂子 |
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約27万人の首都は、500年にわたる神聖ローマ帝国の支配の後、オーストリア・ハンガリー帝国に組み込まれ、ハプスブルク家のもとで発展を遂げてきた。 |
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美しいリュブリャナ城 |
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撮影:松井 公代 |
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リュブリャナ城が建つ緑の丘と、その下を流れるリュブリャニツァ川が落ち着いた雰囲気を醸し出し、赤瓦の屋根が折り重なる旧市街の町並みは、中世にタイムスリップしたような錯覚を起こさせる。 |
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リュブリャナ城から見た旧市街 |
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旧市街を一望できるリュブリャナ城は1144年に建設され、支配者の変遷により領主が変わったが、1905年にリュブリャナ市に買収され以来、グラード
Grad と呼ばれて市民に親しまれている。城内の礼拝堂は結婚式場として使われ、人気がある。 |
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幸せ一杯の新婚さん |
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撮影:南光桂子 |
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新市街と旧市街を結ぶ三本橋はリュブリャニツァ川に架かる三本の橋で、観光スポットのひとつ。1930年代に建設されたが、その後歩行者用に2本の橋が追加されて、現在の姿になった。 |
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三本橋とピンクのフランシスカ教会 |
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撮影:松井 公代 |
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プレシェーレン広場は、リュブリャナ市の中心部にある広場で、そこから旧市街へと続く三本橋のたもとには19世紀の詩人フランツェ・プレシェーレンの銅像が建っている。2ユーロ硬貨の肖像にもなっているプレシェーレンが書いた「日が昇るところ、争いはこの世から消え、誰も自由な同胞となり・・・」の詩は、1991年の独立戦争後、スロベニア国歌の歌詞となった。 |
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プレシェーレン広場の三本橋 |
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プレシェーレン広場には、17世紀に創建されたピンクのフランシスカ教会があり、その先はブティックやカフェが立ち並ぶ歩行者天国のチョポヴァ通りとなっている。 |
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石畳のプレシェーレン広場 |
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民族衣装の人たち |
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ブレッドは、スロヴェニアのゴレンスカ地方に位置する街で、ドイツ王ハインリヒII世が司教・ブリクセンのアルブイン
Albuin of Brixen にこの町を授与した1004年に初めて記録に現れる。その後、1996年に地方行政区画として市になるまで、統治者が何人も変わった。 |
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ブレッド湖/スロヴェニア |
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撮影:南光桂子 |
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くんぷうや うみのきょうかい はなれじま |
Fresh breezes, A church on a solitary island in a lake. |
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ブレッド湖とブレッド城 |
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ブレッドは、スロヴェニアを代表する観光地で、氷河により生まれたブレッド湖が有名。湖畔の岩山にはブレッド城が建つ。また、ドイツのクリームケーキ
Cremeschnitte が元となったクレムナ・レジナ
kremna rezina と呼ばれるケーキでも知られる。 |
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ブレッド城と聖マルティヌス教会 |
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ブレッドは温暖な気候のため、17世紀頃からリゾート地として知られ、ヨーロッパ中の貴族が訪れた。今日では、ゴルフ、釣り、乗馬などのスポーツを楽しむレジャー・センターとなり、登山の出発地にもなっている。 |
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朝の聖マルティヌス教会 |
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撮影:南光桂子 |
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ブレッド湖には、周囲約6kmを3時間で一周できる遊歩道が整備されており、絵のように美しい景観をゆっくりと散策しながら楽しむことができる。ブレッド城の背面にはユリアン・アルプスの最高峰、標高2,864mのトリグラフ山がその偉容を誇っている。 |
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岩山に建つブレッド城 |
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ブレッド湖の中にはボートやカヌーなどの舟でしか行けないブレッド島があり、聖マリア教会(聖母被昇天教会)がある。「鳴らすと願いが叶う」という伝説の鐘があるが、鐘の紐をかなり強い力で引っ張らない鳴らせない。 |
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ブレッド島に建つ聖マリア教会 |
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撮影:松井 公代 |
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ブレッド島には先史時代の人間の痕跡が残されており、また、教会が建つ以前からスラブ人の愛と繁殖の女神であるジヴァ
Živa の聖地となっていた。 |
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孤島の教会/ブレッド湖 |
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島には教会に至る98段の階段があり、伝統的な結婚式では新郎は新婦を担いで98段を昇ることになっている。その間、新婦はずっと沈黙していなければならないという。 |
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聖マリア教会の鐘楼 |
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「七つの国境、六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字」と呼ばれた旧ユーゴスラビア。このばらばらな異民族国家を一つにまとめたのがヨシップ・ブロズ・チトー Josip Broz Tito (1892 - 1980)で、今もブレッド湖畔には彼の別荘だった建物が残っている。 |
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チトーは、第二次世界大戦からその死まで、最もユーゴスラビアに影響を与えた政治家であり、大統領として君臨したユーゴスラビア共産主義者同盟の指導者である。 |
冷戦崩壊後の1990年代には民族間の対立や紛争が激化し、一連のユーゴスラビア紛争が勃発。各共和国は独立を勝ち取るための紛争に突入し、武装組織や軍が民族防衛を掲げて戦った。2006年にはモンテネグロが独立し、ユーゴスラビア連邦は完全に瓦解した。しかし、現代においてもボスニア・ヘルツェゴビナ内戦やコソボ紛争など深刻な宗教・民族問題を抱えている。 |
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ブレッド湖畔にある元ユーゴスラビア大統領チトーの別荘だった建物 |
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撮影:松井 公代 |
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