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ヨーロッパ最大の大きさを誇るポストイナ鍾乳洞は、中世から付近の住民には知られていたが、1818年に初めて調査隊が入り、その全容が明らかにされると、スロヴェニア有数の観光地となり、現在では、毎年80万人の観光客で賑わっている。 |
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ポストイナ洞窟/スロベニア |
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長さ約27kmの洞窟は、10万年ほど前から少しずつピヴカ川の水流により石灰岩が削られてできたもの。洞内には奇岩の鍾乳石が多数みられるが、1mm成長するのに10〜30年かかって形成された自然の芸術品である。 |
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トロッコ電車で洞内へ |
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撮影:松井公代
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黄色いトロッコに乗って2kmほど進み、下車後、1.7kmのハイライト部分をガイドに解説してもらいながら探検する。所要時間約90分。 |
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巨大な鍾乳洞 |
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見事な石筍 |
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なつきざす しょうにゅうどうの はりせんぼん |
Early summer, Thousands of needles in a limestone cave. |
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針のような鍾乳石 |
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滝スダレ |
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ツアー後半の「コンサートホール」手前では、その肌色から「類人魚」とも呼ばれるホライモリ(英語:Olm)を見物することができる。ホライモリは、両生綱ホライモリ科に分類される有尾類。本種のみでホライモリ属を形成する。有名な洞穴生物であるという。 |
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盲目の両生類ホライモリ |
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撮影:南光桂子 |
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ホライモリは、暗闇の世界に適応して目はすっかり退化し、エラ呼吸と肺呼吸を使い分け、1年近く何も食べなくても生きていけるという脅威の生き物である。 |
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手足のあるウナギ? |
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写真:フリー百科事典 Wikipedia |
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全長は約30cm。前肢・後肢の趾(し)(あし)は各2本、洞窟に棲むため色が白く目が皮膚で覆われ、未発達である。皮膚の色は光のある場所では徐々に茶や黒に変化して行き、闇に戻すとまた白に戻る。寿命が長く、80-100年ともいわれるが、良く分かっていないという。 |
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人なつっこい子供たち |
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撮影:松井公代
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ツアー三日目の午後、バスでクロアチアに入り、イストラ半島の陸と島が繋がった陸繋島(りくけいとう)のロヴィニィに入り、宿泊。翌4日目、ロヴィニィを見て回った。ここは古くはルビニウムと呼ばれた歴史ある町で、ベネチア共和国時代の16世紀から急激に発展した。 |
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イストラ半島の陸繋島ロヴィニィ/クロアチア |
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なつぞらや ひかりやさしき あどりあかい |
Summer sky, gentle sunlight on the Adriatic Sea. |
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丘の上に建つ聖エウフェミヤ教会 |
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ロヴィニィの町は、岬の部分に造られ、かつては城壁を巡らせて要塞化されていた。旧市街は丘の上にあり、頂上には聖エウフェミヤ教会が建っている。 |
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ロヴィニィの考える人 |
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約450万人が住むクロアチア共和国、通称クロアチアは、東ヨーロッパ、バルカン半島に位置する共和制国家。西にスロヴェニア、北にハンガリー、東にボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビアと国境を接している。南はアドリア海に面し、飛び地のドブロヴニクでは東にモンテネグロと接している。首都はザグレブ。1991年、それまで連邦を構成していた旧ユーゴスラビアから独立した。 |
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石畳の坂道/ロヴィニィ旧市街 |
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撮影:南光桂子 |
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正式名称はクロアチア語で Republika Hrvatska 通称 Hrvatska (フルヴァツカ)。英語表記は Republic of Croatia (リパブリック・オブ・クロウエイシァ)。通称 Croatia(クロウエイシァ)。 |
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日本語の表記は、クロアチア共和国。通称、クロアチア。ネクタイはもともとクロアチア人の風習であったことから、クロアチアに由来する名称でネクタイを指す言語もある(フランス語:cravate やスペイン語:corbata など)。 |
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アドリア海のヨットレース |
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続いて、イストラ半島の西岸に位置するポレチュ(ポレチェ)に行った。古代ローマ時代からイストラ半島の政治的中心地として栄えてきたこの港町は、ビザンティン帝国、ヴェネチア共和国、オーストリア・ハンガリー帝国と、様々な国の支配を受けてきた。 |
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ポレチュの町並み |
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撮影:南光桂子 |
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