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2010年10月22日(金)〜31日(日)の間、家内と共に阪急交通社が主催する「クロアチア・スロベニア・モンテネグロ・ボスニアヘルツェコビナ4カ国周遊10日間」のツアーに参加した。以下、ハイライトを中心に、この旅の醍醐味を紹介したい。 |
■ 旅の概要 |
1日目 2010年10月22日(金) 関西国際空港→フランクフルト→グラーツ〜ブレッド(泊)
2日目 2010年10月23日(土) ブレッド〜ブレッド湖〜ポストイナ鍾乳洞〜オパティア(泊)
3日目 2010年10月24日(日) オパティア〜クルカ国立公園〜シベニク〜トロギール(泊)
4日目 2010年10月25日(月) トロギール〜スプリット〜ドブロヴニク(泊)
5日目 2010年10月26日(火) ドブロヴニク〜コトル〜ドブロヴニク(泊)
6日目 2010年10月27日(水) ドブロヴニク〜モスタル〜プリトヴッツェ(泊)
7日目 2010年10月28日(木) プリトヴッツェ〜プリトヴィッツェ湖群国立公園〜プリトヴッツェ(泊)
8日目 2010年10月29日(金) プリトヴッツェ〜ザグレブ 観光〜ザグレブ(泊)
9日目 2010年10月30日(土) ザグレブ〜グラーツ→フランクフルト→(機中泊)
10日目 2010年10月31日(日) →関西国際空港 |
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【凡例】 ▲:上の画像の説明文 ▼:下の画像の説明文 〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示 |
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訪問した4ヵ国の衛星画像 |
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画像:Google Earth |
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▼ 今回、クロアチアを中心に歴訪した都市は、下図の通り。グラーツまでは空路で往復し、以後は専用のツアーバスで移動した。 |
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【国の色分け】 ■ オーストリア ■ スロベニア ■クロアチア ■ モンテネグロ ■ ボスニア・ヘルツェゴビナ |
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訪問地 |
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画像:Google Earth |
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■ 一日目/10月22日(金):関西国際空港→フランクフルト→グラーツ〜ブレッド(泊) |
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▼ ツアー初日は、午前10時頃、ルフトハンザドイツ航空741便で関西国際空港を出発し、ドイツのフランクフルト国際空港を経由してオーストリアのグラーツ空港に到着。ツアーバスにてスロベニアのブレッドに入り、一泊した。 |
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フランクフルト空港でグラーツ行きルフトハンザ3634便に乗換え |
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人口約200万を擁するスロベニア共和国、通称スロベニアは、中欧の共和制国家で、1991年6月、ユーゴスラビアからに独立した。首都はリュブリャナ。西にイタリア、南にクロアチア、東にハンガリー、北にオーストリアと接する。南西でアドリア海に面している。 |
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アルプス山脈東部の雪山を見ながらグラーツ空港(オーストリア)へ |
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■ 二日目/10月23日(土):ブレッド〜ブレッド湖〜ポストイナ鍾乳洞〜オパティア(泊) |
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★☆★彡 |
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▼ ツアー二日目は、スロベニアのブレッド湖と
ポストイナ鍾乳洞を観光後、クロアチアのオパティアで一泊。 |
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秋のブレッド湖 / スロベニア 2010.10.23 |
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▲▼ スロベニアのゴレンスカ地方に位置するブレッドは、5,500人が暮らす小さな町で、スロベニアを代表する風光明媚な観光地である。氷河により大地が削り取られて生まれたブレッド湖 Blejsko Jezero のそばの岩山には、赤いとんがり帽子の望楼を持つブレッド城が築かれており、昔のままの佇まいを見せてくれる。 |
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聖マルティヌス教会 |
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こうはいの やまのはしろき あきのうみ |
The
autumn lake, white are the mountain ridges
of hinterland. |
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ブレッド湖の後背に迫るユリアン・アルプス |
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▲▼ ブレッドの北方にはカラヴァンケ Karavanke と呼ばれるオーストリアとの国境を形成する山脈がある。北西方には、ユリアン・アルプスがその偉容を誇り、ブレッド城の後背を護っている。この時期、既に冠雪が見られる。 |
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ブレッド湖の手漕ぎ観光ボート |
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▲▼
ブレッド湖に浮かぶブレッド島と呼ばれる孤島には、聖マリア教会が建ち、地域の人々の厚い信仰を集めている。この教会へのアクセスは、名物の手漕ぎ観光ボートであり、我々もこれを利用して島に渡った。 |
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聖マリア教会に向かう
観光ボート |
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▲
日本であれば救命胴衣の着用が義務付けられるところだが、法による観光客の保護はなされていないようで、小さな舟の冒険旅行である。 |
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小島の石垣の小さな聖マリア教会 |
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聖マリア教会(聖母被昇天教会)は8、9世紀ごろに建てられたものといわれているが、現在のバロック様式の教会はかなり新しいもので、鐘楼は1534年に築かれたものという。 |
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聖マリア教会の内部 |
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▲ ブレッド島の聖マリア教会は、結婚式の挙式場として人気を博しており、現在1年待ちだというから凄い。日本からはるばるやってきてここで挙式するカップルもいるという。 |
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船着場に着くと、新郎は新婦を「お姫様だっこ」して98段の石段を登って聖マリア教会へ行くのが決まりで、その間、新婦は声を出してはいけないという。この石段は、見かけ以上にハードなので要注意。 |
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17世紀に建てられたというマグダラのマリア像 |
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▲
福音書によると、マグダラのマリア*は、悪霊に憑かれた病をイエスによって癒され、磔にされたイエスを遠くから見守り、その埋葬を見届けたという。そして、復活したイエスに最初に立ち会った一人とされている。 |
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長らく、マリアは謎の人物とされていたが、近年、マリアは実在し、トルコのエフェソスで晩年を送ったことが判明し、ローマ法王がその居所を訪問している。 参照:トルコ感動の旅・中/マリア |
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*マグダラのマリア:新約聖書中福音書に登場するイエスに従った女性。 |
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大統領?のような船頭さん |
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▼ ブレッド湖自体は小さく、東西の長さは約2,100m、南北は1,400m弱しかない。水深は最深部でも30mほどで、あまり深くない。周辺にある摂氏23度の鉱泉水が湖に流れ込んでいるため、湖水の温度は春から秋にかけて泳げるほど高く、アルプス地方ではかなり珍しい湖である。温泉に加え、北方の山脈が北からの寒風を遮っているため冬の寒さはあまり厳しくないという。 |
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聖マリア教会を後に・・・ |
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断崖の上に聳えるブレッド城 |
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▲▼ ブレッド湖の畔に聳えるブレッド城は、町の西方にあり、高さ100mほどの岩石の上に立っている。長い間、ブリクセン司教の居所として使われており、代々の司教は、800年もの間、ブレッドに大きな影響を与えてきた。城内には、歴史博物館と古くて綺麗な礼拝堂のほか、レストランがある。 |
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蔦紅葉が見事なブレッド城 |
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あかやねの じょうさいいまに つたもみじ |
Red leaves of ivy, the fort of red roof
still being. |
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とんがり帽子の望楼 |
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城砦から眺めるブレッド島 |
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ブレッドの聖マルティヌス教会と美しい街並み |
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▼ ユリアン・アルプスの中央に聳える山が標高2,864mのトリグラフ山 Triglav で、スロベニアの最高峰である。 |
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ブレッド湖の北西方向にあるユリアン・アルプスの最高峰・トリグラフ山(標高 2,864m)望遠 |
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▼ ヨーロッパ最大の大きさを誇るポストイナ鍾乳洞は、中世から付近の住民には知られていたが、1818年に初めて調査隊が入り、その全容が明らかにされると、スロベニア有数の観光地となり、現在では、毎年80万人の観光客で賑わっている。 |
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トロッコで入るポストイナ鍾乳洞/スロベニア |
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▲▼ 長さ約27kmの洞窟は、10万年ほど前からピヴカ川の水流により石灰岩が削られてできたもの。洞内には奇岩の鍾乳石が多数みられるが、1mm成長するのに10〜30年かかって形成された自然の芸術品である。 |
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大規模な針の天井 |
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▲▼ 黄色いトロッコに乗って2kmほど進み、下車後、1.7kmのハイライト部分をガイドに解説してもらいながら探検する。所要時間は、90分ほど。日本にも鍾乳洞はあちこちにあるが、ここは規模が大きく、保存状態が良いのが特筆される。 |
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保存状態が完璧で見事な石筍 |
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