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■ 八日目/10月29日(金):プリトヴッツェ〜ザグレブ
観光〜ザグレブ(泊) |
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▼ 実質最終日のツアー八日目は、クロアチアの首都ザグレブに行き、2時間ほど観光した後、ザグレブに一泊。 |
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ザグレブのシンボル聖母被昇天大聖堂 2010.10.29 |
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人口約440万を擁するクロアチアは、1992年にスロベニアに次いでユーゴスラビアから独立を果たした新しい共和国である。ザグレブは、クロアチアの首都で、人口120万の同国最大の都市である。メドヴェドニツァ山の南斜面とサヴァ川の北岸に挟まれた標高120mほどのところにある。小高い丘があり、緑に囲まれた美しい街並みには、ゴシック様式やバロック様式の重厚な建物が多い。 |
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ファサードのキリスト像 |
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▲▼ 聖母被昇天大聖堂は、13世紀から18世紀にかけて建てられたザグレブのシンボルにふさわしい大聖堂である。カプトル地区に建つこのカテドラルは、高さ100mを超える尖塔がふたつあり、ランドマークとして市内のどこからでも見ることができる。現在の外観は、1880年の大地震の後に修復されたもので、ネオゴシック様式である。 |
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▼ 内部には、ルネッサンス様式の祭壇やバロック様式の説教檀、16世紀にオスマン朝の軍隊がザグレブに侵攻してきたときに戦ったクロアチアの勇者の墓石などがある。 |
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キリストを抱いたマリアの黄金像 |
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▼ 褌 loincloth のキリスト像が安置されているコーナーの壁に、スラブ圏の異教徒たちに正教を布教する目的で作ったグラゴル文字が残されていた。グラゴル文字は、スラヴ圏の最古の文字として知られ、スラブ圏で広く用いられているキリル文字は、グラゴル文字を改良して作られたものである。グラゴル文字は、クロアチアでは近代まで使われていたという。 |
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褌 loincloth のキリスト像 |
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しゅうきすむ こしょくのせきとう どっしりと |
The clear sky of autumn, the stone tower of antique look standing massively. |
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大聖堂脇に残る15世紀当時の塔 |
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▼ ザグレブ中央駅の正面玄関前にトミスラフ広場があり、その中央には、10世紀前半にクロアチア王国を建国した初代国王トミスラフ(トミスラヴ)の騎馬像があり、建国の英雄として崇められている。 |
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ザグレブ中央駅前に建つトミスラフ王の騎馬像 |
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▼ 聖マルコ教会はその美しい屋根が特徴。群青色と赤茶色のタイルを使い、大きく二つの紋章がデザインされている。向かって左はクロアチア王国・ダルマチア地方・スラヴォニア地方を表す紋章、右側はザグレブ市の紋章で1880年に改築工事を行った際に新たに加えられたという。 |
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ゴシック様式のユニークな聖マルコ教会 |
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▼ サンタ・カタリーナ教会は、17世紀に建てられたバロック様式の教会である。戦火をかいくぐり、保存状態がとても良く、往時の面影を今に伝える教会として知られる。 |
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サンタ・カタリーナ教会 |
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▼ ザグレブの街角で、撮影準備中らしい喪服のモデルを見つけ、我々がお願いするとポーズをとってくれた。 |
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ポーズをとってくれた喪服の美女スター |
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聖マリア教会と聖母被昇天大聖堂/展望台 |
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仲の良い二人/展望台 |
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▼ 聖ゲオルギーの騎馬像。ドラゴンを退治して王妃を救ったという言い伝えがあるという。この写真に惹かれるのは、背景の黄葉と赤い蔦紅葉(つたもみじ)が美しいからで、秋の深まりを感じさせてくれる。 |
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聖ゲオルギーの騎馬像 |
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▼ ザグレブには、中世に造られたという石の門がある。当初は木造だったが、18世紀に石で固められ、現在の姿になったという。門の内部には、聖母マリアの肖像が納められた礼拝堂があり、蝋燭や花を手向けて祈る姿が絶えない。 |
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石の門 |
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■ 九日目/10月30日(土):ザグレブ〜グラーツ→フランクフルト→(機中泊) |
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■ 十日目/10月31日(日):→関西国際空港 |
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▼ ツアー九日目は、早朝、ザグレブからオーストリアのグラーツに行き、空路、ルフトハンザドイツ航空にてフランクフルトで乗り継ぎ帰国の途へ。十日目朝8時過ぎ関西国際空港に無事帰国し、解散。 |
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アルプスの山々/グラーツ空港→フランクフルト国際空港 |
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住居:兵庫県明石市 |
昭和11年(1936)生まれ |
趣味:音楽鑑賞 旅行 ウォーキングなどの運動 |
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感動写真集第148集/特集!旅紀行第101集
「
クロアチア秋の旅」 |
平成22年(2010)12月22日 作品:第38作 画像:(大91+小4) 頁数:5 ファイル数:218 ファイル容量:89.0MB
平成12年(2000)〜平成21年(2009) 作品数:386 頁数:1,491 ファイル数:61,568 ファイル容量:9,258MB |
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旧ユーゴースラヴィアの国々を旅して
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クロアチアなどは和田フォト・ギャラリーにある南光さんの「クロアチア感動の旅」を見たりして一度是非行ってみたいと思っていた国々でした。これらの国の東側にあるブルガリアなどには昨年6月に出かけており、言葉がよく似ております。
例えば、「おはよう」は、ブルガリアでは「ドブロ ウートロ」ですが、クロアチアやスロヴェニアでは「ドブロ ユートロ」です。水はいずれの国でも「ヴォダ」で、他の言葉も似ていました。同じ南スラヴ人の系統だからでしょうか? ルーマニアは、ローマ人の流れをくんでいるためか、言葉は全然違いました。
今回の旅は天候的にはあまり恵まれず、観光初日の10月23日のブレッド湖などと最終日の29日のザグレブは晴れで、28日のプリトヴィッツエはまあまあ、他の4日は雨や強風の日が続きました。特にドブロブニクとモンテネグロのコトルを観光した26日は大荒れで、コトル観光後のドブロクニクのホテルへの帰途、町の道路は川のように水が流れ、バスが走ると船の航走波みたいに波ができ、マンホールからは水が吹き上げておりました。その翌日の27日も雨と風で、ボスニア・ヘルツェゴヴィナのモスタル観光後は自動車道路が強風で閉鎖となり、一般道の利用となりました。
しかし、天気の神様は我々の行動にご配慮を示され、我々がバスを降りて観光を始めるとそれまで降っていた雨を止めてくれ、それが奇跡的に続きました。スプリットやドブロクニク、コトルの石畳が雨後のため光っており、クルカ国立公園の渓流は増水しておりました。写真で判るでしょうか?
私が長年記録しているメモ帳を見ると、24日のオパティアの朝は曇りですが、午前8時17分の出発後すぐに雨になり、8時40分大雨、9時過ぎにあがり、9時50分にはまた大雨、11時20分には雨があがっております。その間、気温は自動車道路の表示看板を見ると最初の17.2℃から18.0℃、19.0℃と急激に上がり、私の推測では、前線が通過しております。 このような旅でしたが、旧ユーゴースラヴィアでの紛争の痕跡、残骸で紛争の大きさを再確認し、弾痕で最近の武器の発射量の凄さを感じました。
しかし、それはそれで今回もこれまでと同様に十分旅を楽しみました。このような記録を残すこと事態が私の旅への喜びでもあります。今回も和田さんにいろいろとお世話になります。今回の旅先は日本人が多数訪れる国ですので、ぜひ皆さんの参考になればと思っております。 小池淳二
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こうはいの やまのはしろき あきのうみ |
The
autumn lake, white are the mountain ridges
of hinterland. |
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【編集子が選ぶ名作】 |
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今日12月22日は、冬至の日。24人目の感動写真集同人の小池淳二さんの第7作「クロアチア秋の旅」が完成した。クロアチアは、既に南光優さんの「クロアチア感動の旅」があるが、小池さんは、この作品をご覧になって、クロアチアに旅立たれたようである。 |
南光さんの作品は、若葉萌え出る春のクロアチアだったが、今回の作品は、秋のクロアチアである。春秋それぞれに味わい深いものがあり、印象が異なるが、満足度が高い旅であることは間違いない。最近、クロアチアを訪れる日本人客が増えているのもうなずける。 |
今回、前作で紹介されているものは省略させて頂いたので、二作あわせて観賞して頂きたい。ただ、同じ被写体でもよりよく撮れているものや、雰囲気が違うものは掲載させて頂いた。 |
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小池さんのお陰で、今回、新しくボスニア・ヘルツェコビナが入り、Wa☆Daフォトギャラリーの歴訪国は、48ヵ国となった。来年は50ヵ国の大台に乗るように頑張りたい。 |
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あきのなみ どどんとよする まちのかべ |
The
wall of the town, the autumn waves charging
violently. |
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【編集子が選ぶ名作】 |
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ユーゴスラビアから独立した国々には、無数の弾痕が刻まれた壁など、今も戦争の生々しい傷跡が残されている。特に、ボスニア・ヘルツェコビナは、国内が3つの構成体に分離され、ばらばらの統治が続いており、安定化への道のりは険しい。 |
そうした厳しい現実の中で、たくましく今を生きている人々たちを活写された小池さんの作品に感銘を受ける読者が多々おられることと思う。そして、不況だといわれながらも平和と繁栄を謳歌している日本の現状に安堵するのは、私だけではないだろう。 |
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今年もあと9日となった。「光陰矢の如し」というが、本当に1年はあっという間に過ぎてしまう。このまま元気で新年を迎えるべく、年末は自重し、英気を養いたいと思う。来年も乞うご期待!
〈 完 〉 2010.12.22 和田義男 |
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もくどうを めぐるこすいや あきのけい |
The
autumn scenery, strolling the water land
along the wooden deck. |
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【編集子が選ぶ名作】 |
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