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Wa☆Daフォトギャラリー

 感動写真集

2010年12月22日改訂

今 日

昨 日

♪La Musica Di Notte/Klapa Ragusa

入江なすコトルの町や夏山路   北舟

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Summer mountain path, Kotor town along an inlet.

2008年6月10日制作

湾奥から見たコトル湾

湾奥から見たコトル湾(モンテネグロ)

モンテネグロ

 

クロアチア

モンテネグロ国旗 クロアチア国旗

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クロアチア感動の旅

ザグレブ

コトル Kotor
 ツアー9日目は、モンテネグロの世界遺産コトルに行った。かつてのガイドブックには「コトルは大いなる秘密である・・・」と書かれていた。南ヨーロッパで最も深い入り江の奥に位置し、背後を険しい山に守られたこの街はあまり知られていないので、そう書かれたのも無理はないだろう。

コトル湾の眺望/モンテネグロ

コトル湾の眺望/モンテネグロ

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撮影:南光桂子

暗礁の上に建つ聖マリア教会

 コトル湾の暗礁の上に聖マリア教会がある。地元の漁師が暗礁で聖母マリアの絵を見つけたので、そこに教会を建てて祀ったというエピソードが残されている。漁師が隅田川で観音像を拾って祀ったという浅草寺の観音堂とよく似た話である。

コトル湾の暗礁の上に建てられた聖マリア教会

コトル湾の暗礁の上に建てられた聖マリア教会

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撮影:松井公代

 浅草寺と違うのは、ボートでしか教会に行けないことで、天候が悪いとツアーは中止されてしまう。教会は今も厳しい環境に置かれており、信仰の偉大さを肌で感じる。  

漁師が拾ったマリアの絵

漁師が拾ったマリアの絵

撮影:松井公代

 フィヨルドのコトル湾最奥部にある人口19,000人余りの港町コトルは、高度な航海技術を誇り、スラヴ諸国で最初の航海士学校が創立されるなどの歴史がある町である。  

世界遺産コトルの市街地門

世界遺産コトルの市街地門

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 防壁に囲まれた町は、海上交易の拠点として発展。大聖堂や宮殿、広場など中世の面影を残す歴史的建造物が数多く残っているが、1979年の大地震と1990年代の内戦により甚大な被害を受けた。  

カトリックの聖トリフォン大聖堂

カトリックの聖トリフォン大聖堂

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モンテネグロ Montenegro

 世界遺産コトルのあるモンテネグロは、ヨーロッパ南東部、バルカン半島に位置する国。セルビア・モンテネグロ(旧ユーゴスラビア連邦共和国)を構成する二つの共和国のうちのひとつだったが、2006年6月3日に独立を宣言した新しい国で、日本の福島県に相当する面積に60万人余りの人々が暮らしている。

聖トリフォン大聖堂の内部

聖トリフォン大聖堂の内部

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撮影:松井公代

 自国では「黒い山」を意味するツルナ・ゴーラ Crna Gora と呼ぶ。モンテネグロ Montenegro とはイタリア語ヴェネツィア方言あるいはヴェネト語による名称で、意味は同じく「黒い山」である。  

1979年の地震で現れた15世紀のフレスコ画

1979年の地震で現れた15世紀のフレスコ画

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撮影:松井公代

 コトルには9世紀から19世紀にかけて建てられた古い歴史的建造物が数多く残されているが、街自体はそんなに広くはないので、1時間余りで見て回ることができる。  

土曜日は結婚式のラッシュ!

土曜日は結婚式のラッシュ!

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聖ニコラ教会

聖ニコラ教会

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撮影:松井公代

旧市街の路地

旧市街の路地

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撮影:南光桂子

  入江なすコトルの町や夏山路  北舟 

なつのかぜ じょうへきたかき いしのまち

Summer mountain path, Kotor the town along an inlet.

湾奥から見たコトル湾

湾奥から見たコトル湾

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スヴェティ・ステファン島

 スヴェティ・ステファン島はコトルからアドリア海岸沿いを南に30kmほど下ったところにある小さな島。現在は一本の道路で結ばれている。ここはかつて近隣の人々がリタイアした後に住んでいたが、第二次世界大戦後は過疎化が進み、最後の居住者がこの地を去った後の1960年に古い建物をそのまま利用して島全体をホテルとしてオープンした。

 周囲を海に囲まれているため、常にパパラッチの目にさらされる有名人にとっては魅力的な島で、ソフィア・ローレンやシルベスタ・スタローンといった世界のセレブリティたちが休暇を過ごす場所としても知られている。かつて昭和天皇も宿泊されたことがあったという。

スヴェティ・ステファン島

スヴェティ・ステファン島

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撮影:南光桂子

クムロベツ Kumrovec
 ツアー10日目は早朝ドブロヴニク空港からクロアチアの首都ザグレブに飛び、最初にチトー元ユーゴスラビア大統領の生家のあるクムロベツを観光した。
 クムロベツは19世紀のザガリエ地方の家々が遺された民族村で、クロアチア版明治村といったところ。村の中には、故・チトー大統領の生家があり、その横には彼の銅像が建っている。家屋の2階に干してあるのは、家畜用の飼料に使われるとうもろこし。

クムロベツにある故・チトー大統領の生家

クムロベツにある故・チトー大統領の生家

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ザグレブ Zagreb

 ザグレブはクロアチアの首都で、人口97万人余りの同国最大の都市。メドヴェドニツァ山の南斜面とサヴァ川の北岸に挟まれたところにある。海面からの標高は120m。

クロアチアの首都ザグレブの旧市街

クロアチアの首都ザグレブの旧市街

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トラム Tramvaj

 路面電車のトラムは、ザグレブ市街を中心に16の路線がある。都心のイェラチッチ広場の周辺を通る路線は7系統あり、一番多い。停留所には路線番号が表示され、路線網も単純なので、旅行者でも分かりやすい。

ザグレブの都心を走るトラム

ザグレブの都心を走るトラム

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ザグレブ中央駅 Zagreb Glavni kolodvor

 国際列車は、全てザグレブ中央駅に発着する。駅からザグレブの中心であるイェラチッチ広場まで徒歩15分ほどで行けるが、駅前にはタクシー乗り場もある。

ザグレブ駅

ザグレブ駅

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国会議事堂

国会議事堂

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聖母被昇天大聖堂 katedrala Marijina Uznesenja

 13世紀から18世紀にかけて建てられたザグレブのシンボルにふさわしい大聖堂。カプトル地区に建つこのカテドラルは、高さ100mを超える尖塔がふたつあり、ランドマークとして市内のどこからでも見える。現在の外観は、1880年の大地震の後に修復されたもので、ネオゴシック様式である。

聖母被昇天大聖堂

聖母被昇天大聖堂

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撮影:松井公代

 内部には、ルネッサンス様式の祭壇やバロック様式の説教檀、16世紀にオスマン朝の軍隊がザグレブに侵攻してきたときに戦ったクロアチアの勇者の墓石などがある。  

大聖堂の内部

大聖堂の内部

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撮影:松井公代

聖マルコ教会 sv. Marka crkva

 聖マルコ教会はその美しい屋根が特徴。群青色と赤茶色のタイルを使い、大きく二つの紋章がデザインされている。向かって左はクロアチア王国・ダルマチア地方・スラヴォニア地方を現す紋章、右側はザグレブ市の紋章で、1880年に改築工事を行った際に新たに加えられたという。

タイル屋根の美しい聖マルコ教会

タイル屋根の美しい聖マルコ教会

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撮影:松井公代

クロアチア国立劇場 Krvtsko narodno kazalište

 新市街にあるチトー広場 trg maršsala Tita に面して建つ。1894年、ウィーン出身のヘルメルとフェルネルという二人の建築家によって建てられた劇場で、黄一色の外観が華やかさを醸し出している。

クロアチア国立劇場/チトー広場

クロアチア国立劇場/チトー広場

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撮影:松井公代

   ツアー11日目、ザグレブのパレス・ホテルを朝7時に出発。ザグレブ空港午前9時過ぎの便でフランクフルトに行き、1415発LH740便に乗り換え、ツアー12日目の朝8時過ぎ、無事関空に帰国した。  

 

バイア宮殿にて
撮影・原作:  アマチュア山岳写真家 南光 優 (なんこう まさる)

住居:大阪府豊中市

趣味:パソコンいじり、写真、山登り、ガーデニング

感想記

 先ず第一歩がスロヴェニアの美しいブレッド湖で始まり、続いてサッカー場がスッポリと入るというヨーロッパ最大のポストイナ鍾乳洞の巨大さに驚き、そして、クロアチアに入って、美しいプリトヴィッツェ湖群国立公園に感動。更に街でも建造物で世界遺産に指定されているものが多く、見応えがあり、カメラの被写体としても大満足の旅行となった。
 
 特にドゥブロヴニクの旧市街地は、アドリア海の真珠と云われるだけあって本当に美しい街だった。ただ、しっとりとした美しい色の瓦は昔のもの、内戦により破壊され新しく葺かれた瓦の色とは歴然とした差があり、この国の悲しみを表しているようにも思えた。
 
 我々夫婦はこの旧市街を通り抜け、観光客が殆ど行かない山手の住宅街の路地を登ることにより、城壁に囲まれた町並みを俯瞰することができ、また、道中手入れの行き届いた庭や花壇、路地裏の野草の花を堪能し、花撮影担当の家内は大忙しであった。思い出に残る南光旅行社お勧めの特選コースである。 
 

★☆★彡

 
 

感動写真集第100集/特集!旅紀行第73集  「クロアチア感動の旅」

 
 

撮影・原作:南光 優  協力:松井公代  監修 : 和田義男

 
 平成20年(2008)4月16日 作品:第14作 画像:(大88+小14) 頁数:5 ファイル数:218 ファイル容量:52.6MB
 
平成12年(2000)〜平成20年(2008) 作品数:290 頁数:1,020 ファイル数:34,987 ファイル容量:5,141MB

【編集子が選ぶ名作】

イストラ半島の陸繋島ロヴィニィ/クロアチア

イストラ半島の陸繋島ロヴィニィ/クロアチア

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感動写真集第100集!記念作品
 平成20年(2008)6月10日(火)、感動写真集の大御所・南光優さんの第18作「クロアチア感動の旅」が完成した。南光さんの作品をきっかけに平成15年(2003)3月にスタートした感動写真集がとうとう3桁に達したことは、とても感慨深い。
 奇しくもこの日は、Wa☆Daフォトギャラリーが総計700万アクセスを達成した記念日となり、また、新たに3ヵ国が増えたので、合計39ヵ国をカバーすることとなった。
 「モロッコ感動の旅」に引き続く海外旅行の大作で、素晴らしい内容に仕上がったと思う。バルカン半島の西部、アドリア海に面する旧ユーゴスラビアの国々は、近年、独立するための戦乱に明け暮れ、クロアチアといえば、悲惨な戦闘シーンの報道しか思い浮かばなかった。
 しかし、この作品のお陰で、アドリア海の豊かな恵みを受けて発展してきた歴史的文化遺産の溢れるとても美しい国であることが分かり、認識を新たにすることが出来た。
 

 

和田義男

【編集子が選ぶ名作】

クロアチア版白糸の滝!/国立公園

プリトヴィツェ湖

クロアチア版白糸の滝!

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撮影:松井公代

 平成19年(2007)6月、偶然にも南光さんに続いて松井公代さんもクロアチアを訪問され、そのときの写真をお寄せいただき、この作品のあちこちで使用させていただいた。南光さんと松井さんの名作集として完成したこの「クロアチア感動の旅」は、100集記念にふさわしく、多くの読者に感動していただけるものと確信している。松井さんには、心より御礼申し上げたい。

【編集子が選ぶ名作】

無数の滝と緑の湖水/プリトヴィツェ湖(クロアチア)

無数の滝と緑の湖水/プリトヴィツェ湖(クロアチア)

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固有名詞の表記
 今回の編集で苦労したことは、固有名詞の公定訳がないため、資料によって違っており、別の場所かと思われるほど類似性がない地名もあって、確認作業に手間取った。4日目のロヴィニィは、朝日サンツアーズではロヴィンとなっており、internetで検索しても一件もヒットせず、地球の歩き方でロヴィニィであることが分かった。
 また、表記にも揺れがあり、例えば世界遺産の「 Dubrovnik 」は、ドブロヴニク、ドゥブロヴニク、ドゥブロブニクなどがあって迷ってしまったが、地球の歩き方が採用しているドブロヴニクを使った。
 地球の歩き方は、原音に近い表記を目指し、VA を「ヴァ」に、BA を「バ」に区別して訳している。日本ではかつて両方とも「バ」と訳すことが多かったが、それを見直したようである。しかし、原音に近づけたいなら、ドブロヴニクではなくドゥブロヴニクだと思われる。
 最近良く参照するフリー百科事典 Wikipedia も見出し語によって表記の揺れがあるが、これは投稿によって成り立つ辞書の宿命だろう。団塊の世代である筆者は、「ヴァ」を多用することに抵抗があるが、時代の流れと受け止めて努力しているが、不徹底であることは否めない。(^^; しかし、必ずinternet で検索して、表記例が多数あることを確認している。〈 完 〉   2008.6.10  和田義男

【編集子が選ぶ名作】

旧市街最高地点に建つミンチェタ要塞/ドブロヴニク(クロアチア)

旧市街最高地点に建つミンチェタ要塞/ドブロヴニク(クロアチア)

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