サスカチュワン・クロッシング　Saskatchenwan Crossing

　ツアー四日目は絶好の行楽日和となり、朝早く、サスカチュワン・クロッシングのホテル周辺を散歩した。素晴らしいロッキー山脈のモルゲンロート^*を目の当たりにし、早起きは三文の得を実感した。

　この日は、サスカチュワン・クロッシングからの日帰りツアーを楽しんだ。専用車でロッキーのゴールデンルートと呼ばれるアイスフィールド・パークウェイを北上すること１時間、ジャスパー国立公園南部の雄大なコロンビア大氷原や名峰マウント・アサバスカの雄大な景色が楽しめる標高2400mの高地にあるウィルコックス・メドウを歩いた。

　ジャスパー国立公園に位置するコロンビア大氷原は、総面積300km²を超える氷原で氷河期のなごりである。北極圏を除けば地球最大規模の大氷原だという。中央にアサバスカ氷河が見え、その奥に大氷原が広がる。

　標高3491mの名峰マウント・アサバスカ。その頂上からは、コロンビア大氷原のほとんどを見渡すことができ、1898年にノーマンウーリーの登頂によりコロンビア大氷原が発見された。

　長さ5.5km、幅1kmのアサバスカ氷河は谷間流出型の氷河で、コロンビア大氷原から流れ出る６つの氷河のうちの一つ。雪上車観光やウォーキングツアーが行われる。この氷河が溶けて流れ出る水は、アサバスカ川からマッケンジー川を経て北極海にそそぐ。アサバスカは先住民の言葉で「葦の生える場所」の意。

　カナディアン・ロッキー第二の都市ジャスパーが誇るジャスパー国立公園は、1907年にカナダで７番目の国立公園に指定され、カナディアン・ロッキーにある4つの国立公園では最大の公園となった。ジャスパーは、1995年、北海道の富良野市と友好市民宣言をしている。

勿忘草わすれなぐさ