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公民館を出発する子供たち |
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子供たちの世話をするのは桃色鉢巻に厄除褌を締めた氏子たち。子供の集団を取り囲み、事故のないように気を配っている姿が印象的だった。 |
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神社に向かってスクラム行進する子供グループ |
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白鉢巻をしている子供たちの集団の中に赤鉢巻をしている少年が見える。彼が子供禰宜で神男(しんおとこ)を務める。葛懸神社の定義によると、神男は「裸群の中心」だという。まさに芯男(しんおとこ)であり、祭りの主役である。 |
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元気に神社になだれ込む子供たち |
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元気な裸の子供たち |
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本殿の前で、神男の胴上げが始まった。こゝでの胴上は、上げたり下げたりせず、みんなで差し上げたままの状態で練り歩くのが作法。慣れていないせいか、なかなか上手く決まらなかった。 |
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神男少年の胴上げ |
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神男(しんおとこ)だけは、赤の鉢巻に赤の水褌(すいこん)(前袋式六尺褌)姿である。途中で裸衆による胴上げがあるので、激しい運動に備えて衣装の乱れの少ない水褌姿になったものと思われる。 |
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赤の水褌を締めた子供グループの神男 |
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子供たちの胴上げが終わり、境内の隅に退避すると、堰を切ったように大人グループたちが勢いよく本殿前の広場に雪崩れ込んできた。 |
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神社になだれ込んできた裸男たち |
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神前で正禰宜を務める奥村悟さん(39歳)が裸たちに胴上げされた。身体を一直線にして握りこぶしの両腕と両足をシッカリと伸ばすことによって、綺麗な胴上げの形が生まれる。計算された美しさである。 |
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正禰宜・神男の胴上げ |
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裸の集団は、神男の胴上げが終わると、神男を中心に渦を形成し、歓声を上げながらスクラム行進に移った。 |
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神男を中心にしてみそぎ場に向かう裸の渦
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裸の集団は、石鳥居を出ると、露店が両脇に建ち並んで狭くなった参道を左折して、長良川に向かった。 |
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裸衆のスクラム行進
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長良川を目指す裸男たち |
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参道が長良川に突き当たると、通行規制された片側一車線の車道に出る。この T 字交差点で、再び神男の胴上げが行われた。 |
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再び神男の胴上げ
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神男の胴上げが終わると、裸の一行は T 字交差点を左に進み、長良川の土手を上がる坂道を目指した。 |
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長良川沿いの道路を進む裸の集団
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