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 旅紀行日本の裸祭り

2010年2月5日改訂

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♪越天楽 

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寒垢離や御手洗池の行褌  北舟

2007年2月13日制作

祝詞を唱えながらの水垢離

祝詞を唱えながらの水垢離(鹿島神宮大寒禊/茨城県鹿嶋市)

鹿島神宮神紋

鹿島神宮大寒禊

 

大寒禊

 
 

 行者たちは伝統の鳥船(とりふね)でたっぷりと準備運動をしたあと、二手に分かれて入水(にゅうすい)を開始した。入水するときは、石段の上で軍隊の挙手の敬礼のような雄詰(おころび)の動作をしてから入る。

二手に分かれて入水

二手に分かれて入水

パノラマ写真(1600x970)313KB

 

 御手洗池(みたらしいけ)の奥は、黄色いゼッケンをつけた報道陣の専用取材席だが、今、私が立っている場所がベスト・ポジション。席取りのアマチュア・カメラマンの後ろで、脚立の上から液晶モニターを見ながら万歳スタイルで撮影。オリンパスE-330のなせる技で、前に誰もいないように見えるのが自慢。

全員入水完了

全員入水完了

   全員、入水した後、道彦の合図で一斉に胸まで浸かった。その潔(いさぎよ)さに観客からどよめきが上がった。

胸まで浸かる

胸まで浸かる

   行者たちは、鉢巻に挟んでいた神拝詞(しんぱいし)を取り出し、両手で押し頂きながら祝詞(のりと)を唱え始めた。

神拝詞しんぱいし

を取り出す

神拝詞を取り出す

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   御手洗池の石鳥居の奥には注連縄(しめなわ)が張られた祭壇が設けられ、紅白の鏡餅などが供えられている。

祝詞のりと

を唱える

祝詞を唱える

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   禊の時間はきっちり15分。神拝詞(しんぱいし)を持つ手が震えている人が何人かいたが、それほど寒い顔をしていない。それもそのはず、御手洗池は水温15℃の地下水が湧出しているので、夏涼しく冬温かい池なのである。

一心不乱!

一心不乱!

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   見ている観客が寒い思いをしているなかで、15分が経過。先ほどと逆順で出水(しゅっすい)がはじまった。最初に入った人は最後に出るので、水に滞在している時間が長くなるが、それほど厳しい状態ではなく、むしろ上がってからが寒いという。

15分の禊を終えて出水

15分の禊を終えて出水

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  寒垢離や御手洗池の行褌   北舟 

かんごりや みたらしいけの ぎょうふどし

   水浴を終えた行者たちは、再び入念な鳥船を行った。身体は濡れたままなので、水分が蒸発するときに気化熱が奪われるために外の方が寒い。幸い今年は降雪もなく、無風なので震えが来るほどの寒さではなかった。

濡れたままの鳥船

濡れたままの鳥船

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   気合いが入った鳥船を終えると、一行は祭神に向かって二礼二拍手一礼で拝礼し、手締めを行ったあと、最後に万歳三唱で大寒禊を終えた。

二礼二拍手一礼の拝礼

二礼二拍手一礼の拝礼

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   終了は午前10時50分。去年の参加者は110名だったが、今年は125人と増加、最高齢者は78歳の男性だった。
万歳三唱の

しめ

万歳三唱の〆

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