ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク
 

Wa☆Daフォトギャラリー

 感動写真集

2009年4月4日改訂

今 日

昨 日

♪秩父屋台囃子 大太鼓〜玉入れ〜大太鼓

笠鉾や秩父男児が夏祭   北舟

 

Kasahoko wagon, the summer festival of Chichibu boys.

2008年12月31日制作

気合いの入る囃子手/花小まわり

拡大写真(1800x1350)401KB

気合いの入る囃子手/花小まわり(埼玉県秩父市)

秩父川瀬祭

囃子手

夜のカメラマン

 
はじめに
   「秩父川瀬祭」は、毎年7月19-20日に催行される秩父神社の夏季例祭で、地元の人々には「お川瀬」「お祇園」などと愛称され、子供や若者が中心となる祭りとして親しまれている。
 平成20年(2008)の今年、私の倅が囃子手(はやして)として上町笠鉾(かみまち・かさほこ)に乗せて頂いたので、一生の記念にと二日間写真を撮った。私も平成19年度秩父神社例大祭の上町囃子手に選ばれたので、親子連続で囃子手をつとめることができ、とても光栄に思っている。
上町笠鉾の花造り/青年部 2008.7.3

上町笠鉾の花造り/青年部

拡大写真(1600x1067)354KB

 

秩父川瀬祭ちちぶかわせまつり

   秩父神社例大祭の秩父夜祭が大人の祭りに対し、川瀬祭は子供の祭りとも呼ばれる。本町(もとまち)・東町(ひがしまち)・番場町(ばんばまち)・宮側町(みやかわちょう/みやのかわ)の屋台が4基、上町(かみまち)・中町(なかまち)・熊木町(くまぎまち)・道生町(どうじょうまち)の笠鉾が4基、合計8町8基が奉曳(ほうえい)される。
上町職人による心棒造り 7.8

上町職人による心棒造り

 
祭りの準備
 
   上町笠鉾を飾る造り花は、毎年上町青年部が作成し、部屋の長押(なげし)に架けて保管する。笠鉾の車軸部分となる心棒も毎年若手の上町職人が造り替える。心棒には未乾燥の欅(けやき)が使われている。7月13日には、青年部が主体となり、上町職人たちにより笠鉾が組み立てらた。
上町笠鉾の組み立て/屋台収蔵庫前 7.13

上町笠鉾の組み立て/屋台収蔵庫前

拡大写真(1800x1200)354KB

 

組立てが進む上町笠鉾。花を付けて笠が広がり、勾欄(こうらん)が輝く。現笠鉾は昭和58年(1982)に新調された。

豪華な上町の笠鉾

豪華な上町の笠鉾

拡大写真(1800x1200)500KB

 
太鼓ならし
 
   祭り当日までの1週間ほど、各町会で太鼓ならし(太鼓の練習会)が行われる。この上町太鼓連に属する子供たちは、当日笠鉾に乗り、秩父太鼓を演奏する。

祭り前夜・子供たちの太鼓ならし 7.18

子供たちの秩父太鼓の練習

拡大写真(1600x1067)190KB

   私の所属する上町(かみまち)では、毎年小学6年の男子生徒が囃子手として笠鉾に乗る。他の町会では女子児童が乗っているところもある。7月19日の朝、襦袢着と浴衣を着飾り、上町囃子手の長い一日が始まる。秩父の夏は思った以上に気温が上昇するので、苛酷なロードとなる。
囃子手の朝 7.19

囃子手の朝

   誰に似たのか6年生の倅・貫治は、自作の屋台や笠鉾を造る始末で、立派なお祭り馬鹿に育っている。今はゲームなど楽しいことが他にもたくさんあるので、お祭りにあまり興味を示さない子供たちが多いなか、これからの祭りを支える子供たちが出てくることは非常に楽しみでもある。
川瀬祭の晴れ姿

川瀬祭の晴れ姿

拡大写真(1800x1350)401KB

 

 7月19日の朝屋台収蔵庫前で上町笠鉾の「出発式」が行われた。青年部長が上町笠鉾責任者を務め、通常、鐘振りが次年度の青年部長となる。

上町笠鉾の出発式

上町笠鉾の出発式

拡大写真(1600x1067)329KB

上町会所へ向かう笠鉾

上町会所へ向かう笠鉾

拡大写真(1600x1067)390KB

 

 7月19日、収蔵庫から上町会所へ向う上町笠鉾。この時だけは小さな子供達も笠鉾の上に乗れる唯一の機会である。当日は天気にも恵まれ、子供達の表情はとても晴れやかだった。

上町笠鉾に乗った児童たち

上町笠鉾に乗った児童たち

拡大写真(1600x1067)406KB

 

 7月19日、上町会所でのお仮屋祭典を待つ子供たちと青年部員。そばで上町笠鉾が出発に控えている。

会所の笠鉾とお仮屋

会所の笠鉾とお仮屋

拡大写真(1800x1200)399KB

 

 上町会所でのお仮屋祭典「玉串奉納」。事前に練習した成果で、大人顔負けの出来栄えだった。

玉串奉納

玉串奉納

花小はなしょう

まわり
 花の木小学校の周りを曳航する通称「花小まわり」に出発した上町笠鉾。花の木小学校の周りは、その昔、財力のあった旦那衆が住んでおり、笠鉾を自分たちの家の近くを通らせたそうで、今も小学校の道沿いを曳くのはその名残だという。旧地番は「秩父市花の木」だったため、古くは「花の木回り」と呼ばれていた。
ギって進行する上町笠鉾/花小まわり

ギって進行する上町笠鉾/花小まわり

拡大写真(1800x12000)374KB

 タチアオイと上町職人。基本的に笠鉾や屋台の屋根に乗るのは地元の大工職の方々である。

上町笠鉾の職人たち

上町笠鉾の職人たち

拡大写真(1800x1200)239KB

 花小回りから会所へ向かう上町笠鉾。上町青年部の若衆が屋台運行を行っている。若衆の背中に「一の美」と書いているように読めるが、「可美」と書かれたもので、上町(かみまち)の上(かみ)を現している。
曳き手と囃子手

曳き手と囃子手

拡大写真(1600x1067)330KB

 花の木小学校の周りを曳行する「花小まわり」の上町笠鉾。角(かど)をギッて(方向転換して)行くと、道路上に車輪の白い轍(わだち)がしばらく残っている。
向きを左に変える

向きを左に変える

拡大写真(1800x1200)381KB

気合いを入れて「ホーリャイ、ホーリャイ」と大声で鼓舞する上町囃子手たち。一世一代の大きな晴れ舞台である。

  笠鉾や秩父男児が夏祭  北舟 

かさほこや ちちぶおのこが なつまつり

Kasahoko wagon, the summer festival of Chichibu boys.

気合いの入る囃子手

気合いの入る囃子手

拡大写真(1800x1350)401KB

夜のカメラマンさんのこと
 感動写真集34人目の同志となられた「夜のカメラマン」さんは、地元の秩父市にお住いのお祭りファンで気ままなギャラリー「SCENE・風景」を主催されておられる。2005年に「秩父夜祭」を発表してからお便りを頂くようになり、毎年、美しい秩父夜祭のカレンダーを送って頂いている。
 「秩父夜祭」の作品の最後に書いた「団子坂のフィナーレを見ていては終電に間に合わない」との記事を読まれて宿を探して頂いたことがある。結局、見つけることができず、未だにフィナーレを激写出来ずにいるが、このほど、カレンダーなどと共に川瀬祭の写真をお送りいただき、拝見させて頂いたところ、とても良く撮れていたので、今年最後の作品にさせて頂いた。
 デジカメを初めてまだ3年しか経っていないということだったが、アングルといい、撮影テクニックといい、センスの良さがにじみ出ている。特に、夜のシーンはフラッシュを使わず、自然の雰囲気を出すよう工夫されている。
 スロー・シャッターのために動く人はぼけているが、それが祭りの躍動感を醸し出している。夜祭りにはフラッシュを焚く私のやり方とは異なるが、一つの行き方だと思い、好感が持てる。
和田義男
これからも素晴らしい秩父の祭りを激写頂きたい。

平成20年(2008)12月31日   監修 和田義男

Wa☆Daフォトギャラリー

今 日

 和田フォトギャラリー

昨 日

 Copyright (C) 2000-2009Yoshio Wada. All Rights Reserved. 

ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク