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Wa☆Daフォトギャラリー

 感動写真集

2009年4月4日改訂

今 日

昨 日

♪秩父屋台囃子 大太鼓〜玉入れ〜大太鼓

雪洞の揺るる笠鉾夏の夕   北舟

 

Summer evening,
the paper-covered lanterns trembling on the Kasahoko wagons.

2008年12月31日制作

兄弟引別式

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兄弟引別式(埼玉県秩父市)

秩父川瀬祭

引別式
   7月20日の朝。祭りに参加する曳き手の子供たちは麦わら帽子の花笠を被る。笠鉾に乗るのが襦袢・浴衣に扇を持つ囃子手。将来の祭りを支える大事な子供たちである。

二日目の朝

二日目の朝

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 紅白幕の前で撮った「上町囃子手」6年生と「曳き手」の小学4生。曳き手は小学3〜6年生が参加する。曳き手の子供たちは、着物には似合わない運動靴を履いている。夏の日差しで熱く焼けたアスファルト道路を終日歩く厳しい環境でのやむを得ない選択であろう。最近は白装束の四国遍路でも足を痛めないよう運動靴姿が目につく。衣装の変質は寂しい限りだが、それなりの理由がある。

上町囃子手・曳き手の子供たち 7.18

上町囃子手・曳き手の子供たち

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 小学6年生の上町囃子手の記念撮影。平成20年度は9名の男子児童が交代で務めた。秩父夜祭同様に、艶やかな衣装が雅(みやび)で美しい。

上町男児囃子手

上町男児囃子手

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「ホーリャイ、ホーリャイ」の掛声と共に気合の入る5名の上町囃子手は、花の木小学校6年の男子生徒たち。

気合いの祭囃子

気合いの祭囃子

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 上町青年部OBのジャンプ・パフォーマンス。この後両脇の綱を持って揉むが、終始和やかな雰囲気だった。

ジャンピングおじさん

ジャンピングおじさん

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本町神輿

本町神輿

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 秩父市内を揉んで歩く勇壮な本町神輿。褌姿が粋に絵になっている。大正時代に発明されたハンダコ(半股引)に変質してしまった神輿の担ぎ手だが、伝統衣装の褌を締めると気合いが入り、見る方も頼もしく思える。

本町の褌神輿

本町の褌神輿

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秩父神社境内の上町神輿。中学生などの若年層で構成され、勢いを感じる夏祭りの見せ場でもある。

秩父神社境内の子供神輿

秩父神社境内の子供神輿

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熊木(くまぎ)笠鉾の紅色の花越しに見る上町囃子手。上町・中町・熊木・道生各町ごとに花の色が微妙に異なる。

紅花の囃子手

紅花の囃子手

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 兄弟曳別式(ひきわかれしき)に向う上町笠鉾。夕暮れが近づき、囃子手の気持ちもどんどん昂(たか)ぶり、20日のクライマックスに向かう。
薄暮の巡行

薄暮の巡行

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兄弟曳別式きょうだいひきわかれしき

 元々笠鉾・屋台を保有しなかった道生町(どうじょうまち)へ旧上町笠鉾が譲られ、平成9年(1997)に道生笠鉾が誕生した。それから兄弟笠鉾として、20日の夜、収蔵庫に帰るとき、 親睦を兼ねた曳き別れを行うようになった。道生の飾り金具は「道」の字だが、一部に上町笠鉾町の名残の「上」の字の飾り金具が残されている。
兄弟引(曳)別式

兄弟引(曳)別式

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 上町笠鉾と道生笠鉾による「兄弟曳分式」の「花交換」。お互いの笠鉾の花を交換する儀式で、親睦を兼ねた川瀬祭の名場面である。

  雪洞の揺るる笠鉾夏の夕  北舟 

ぼんぼりの ゆるるかさほこ なつのゆう

Summer evening, the paper-covered lanterns trembling on the Kasahoko wagons.

兄弟曳分式の花交換

兄弟曳分式の花交換

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 笠鉾の運行を指揮する鐘振りの背中。笛が出発の合図。鐘が振られると笠鉾が止まる合図。上町笠鉾の頼もしい司令塔である。
鐘振りの背中

鐘振りの背中

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三町曳別式さんちょう ひきわかれしき

 以前から商業などの栄えた上町・中町・本町は、秩父市の中心部に隣接し、三町とも「花の木小学校」の学区内にある。上町笠鉾・中町笠鉾・本町屋台が中町地内に集結すると、秩父神社宮司の観覧のなか、各町会の屋台運行責任者が祝いの挨拶や締めの挨拶を行い、太鼓が打ち鳴らされると、笠鉾が出発する。
 3基の屋台・笠鉾が曳き合わせられ、曳き別れて行く儀式は勇壮で、上町・中町・本町の子供たちにとって、祭りのクライマックでもある。
三町引別式

三町引別式

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夜のカメラマン  よるの かめらまん

男性 O型 てんびん座

【趣味・嗜好】 写真 美術鑑賞 彫刻鑑賞 絵画 小旅行 社寺巡り 夜景散策 工場風景
建築物散策 祭 山車 冷酒 カワサキのバイク 空手道 温故知新 読書 本の収集 CD・レコード収集 映画鑑賞 資格取得 腕時計 刺子 印伝 和柄小物 印籠 ペット

秩父の祭り・秩父の四季等を是非ご覧下さい。 気ままなギャラリー「SCENE・風景」

あとがき

 今回、夏の「秩父川瀬祭」が冬の「秩父夜祭」の知名度に比べ、意外と知られていないので投稿させていただきました。秩父夜祭が「大人の祭り」に対し、川瀬祭は「子供の祭り」といわれるように、子供達や青年達が主役となり執り行われています。子供達の健康や厄除けを願った夏の秩父神社例大祭であります。4基の屋台と4基の笠鉾が奉曳されますが、冬の秩父神社例大祭(秩父夜祭)に比べると、小振りではありますが、バランスもよく美しい容姿です。
 
 「秩父川瀬祭」は様々な方に知って頂きたい、素晴らしい祭りだと信じております。今回は私の居住する「上町笠鉾」をメインに撮りましたが、将来の祭りを支える子供達の晴れ姿、若者の活躍を見ると頼もしく思えました。特に屋台に乗る「囃子手」は小学生のうちに、一生に一度しか飾ることの出来ない晴れ舞台なので、気持ちの入る子供達を見て頂ければ幸いです。私の拙い写真で、少しでも臨場感がお伝え出来ればと思って居ります。
 
 結びに、今回ご尽力頂いた和田義男様に深く感謝申し上げます。大変ありがとうございました。 2008.12.31 

★☆★彡

感動写真集第108集/日本の祭り第111集  「秩父川瀬祭」

撮影・原作:夜のカメラマン  監修 : 和田義男

 平成20年(2008)12月31日 作品:第38作 画像:(大41+小3) 頁数:3 ファイル数:102 ファイル容量:26.3MB
 平成12年(2000)〜平成20年(2008) 作品数:309 頁数:1,131 ファイル数:38,086 ファイル容量:6,067MB

  笠鉾や秩父男児が夏祭  北舟 

かさほこや ちちぶおのこが なつまつり

Kasahoko wagon, the summer festival of Chichibu boys.

【編集子が選ぶ名作】

気合いの入る囃子手

気合いの入る囃子手

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編集後記

 「川瀬祭」は、秩父の夏祭りであり子供祭りである。秩父夜祭と同じように、衣装が雅(みやび)で美しい。昼の巡行はとても暑く、子供たちには苛酷な試練であるが、夜は涼しくなり、見物客もゆっくりと楽しむことができる。
 子供たちが主役になる祭りが秩父にあるとは、何と幸せなことだろう。川瀬祭は子供たちの成長に役立つ絶好の課外授業であり、社会勉強となっている。
 色々と失敗や経験を積み重ねながら社会の仕組みや人間関係、そして礼儀など、学校で体験出来ないことを学んで大きくなり、やがて青年部に入って国の重要文化財の「秩父夜祭」を背負って立つようになるのだろう。誠に羨ましい環境にある。
和田義男
 冬祭りの「秩父夜祭」は圧巻だが、見物人は寒さに晒されるので、覚悟が必要である。知名度が低い「秩父川瀬祭」だが、是非一度足を運ばれるようお勧めしたい。 〈 完 〉 2008年12月31日 和田義男
  夏の宵鉾と屋台の囃子合ひ  北舟 

なつのよい ほことやたいの はやしあい

Summer evening, Competition of festival music between Hoko and Yatai wagons.

【編集子が選ぶ名作】

笠鉾と屋台の囃子合い

笠鉾と屋台の囃子合い

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