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▼ 山笠(やま)には、踊山笠(おどりやま)と幟山笠(のぼりやま)の二種類があるが、かつては前者が多かったものの、現在、川渡(かわわたり)に参加している山笠はすべて幟山笠となっている。これは踊山笠では「がぶり」ができないため、ただ曳くだけになって見栄えがしないのと、踊りが出来る子供たちが少なくなったためだという。 |
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前後に揺らす「がぶり」を始めた |
十一番山笠 |
「 |
上伊田東 |
」 / 御旅所 2008.5.18 14:07 |
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▲▼ 山笠の屋根に立てられた約20本の幟(のぼり)には、赤幟に混じって白幟があり、「風治八幡宮」「天下泰平」と墨書されている。 |
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▲▼
須佐之男尊が宿る山笠の正面には、一対の国旗が飾られているが、神が宿る神輿や山車、屋台、山笠などのいわゆる可搬社(かはんやしろ portable shrine
)に国旗を翻(ひるがえ)すのは初めて見る光景で、地元氏子たちの心意気が感じられる。 |
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▲▼
風治八幡宮の山笠の特徴は、何といっても屋根の上に立てられた10mもある真棒(しんぼう)で、下から「篭(かご)」「馬簾(ばれん)」「箱」「三つ輪」「御幣(ごへい)」が取り付けられている。 |
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上伊田東に続く |
十番山笠 |
「 |
栄町 |
」 / 御旅所 |
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▲
長さが約5.5mで、五穀豊穣を表す5色(赤・白・黄・緑・紫)の馬簾(バレン)は、130〜200本もあり、赤幟とともに山笠の華やかさを演出している。馬簾は御利益(ごりやく)があるといわれており、祭の終了後は、地区内の各戸へ配布され、屋根の上や家の玄関などに飾られるという。 |
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BGMに流れる山笠の囃子は、太鼓1と鉦(かね)2〜3で演奏され、地区毎に古くから伝承されてきた独自の調子を持つ。5人前後の囃子方が山笠の中で演奏しているので、外からは見ることが出来ない。 |
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囃子は、鉦の内側を叩く内鉦(うちがね)と、外側を叩く外鉦(そとがね)の2種類がある。内鉦は、「チキチン・チキチン・チキチン・コンコン」という調子の良い囃子で、かつて踊山笠が採用していた。栄町(さかえまち)、橘(たちばな)、番田(ばんだ)がこの方式で、その他の地区は全て外鉦である。 |
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栄町に続く |
九番山笠 |
「 |
三井伊田 |
」 / 御旅所 14:10 |
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外鉦の山笠の中で、笛も併せて演奏する下伊田(しもいた)と鉄砲町(てっぽうまち)の囃子は、特に歴史が古い。どの山笠でも、演奏の始めと終わり、「がぶり」を行うとき、神輿や他の山笠とすれ違うときには、場を盛り上げるためにダブりと呼ぶ連打が行われる。 |
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上伊田東 |
と |
三井伊田 |
のがぶり 14:13 |
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Google Earth |
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▲▼
一足先に彦山川の川渡会場(かわわた
りかいじょう)に行った。水は、東から西に流れており、新橋の堰(せき)と番田橋上流の小さな堰(せき)の間で、丁度良い水深になるように調整されていた。大雨になると、水かさが増し、水流も強くなって渡河(とか)できなくなることがあるという。この日は、晴天に恵まれ、コンディションは最高だった。 |
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彦山川 |
に入水するための北岸(御旅所側)斜路 |
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←御旅所 |
豊洲製氷冷蔵工場 |
観覧席 |
新橋 |
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▲▼ 昔は神輿も山笠も担いで渡河したと思われるが、現在の河床(かわどこ)は、四輪車の山笠を担がなくとも移動できるようにコンクリートで舗装されており、江戸時代の文化がかなり変質していることが伺われる。 |
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還御の入水地点は、番田橋の東にある小さな堰のすぐそばの北岸で、道路から水面までの斜路がある。 |
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彦山川 |
の斜路に入る |
白鳥神輿 |
14:19 |
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▲▼
最初に姿を現したのは、白鳥(しらとり)神社の神輿(白鳥神輿)だった。烏帽子(えぼし)・白丁(はくちょう)姿の担ぎ手は、綱引き大会で見た「みこしをかつぐ会チーム」と同じ装束だが、三角の肩当(かたあて)は白色のものを使っている。行灯袴(あんどんばかま)の下は、神社の伝統装束である褌(ふんどし)ではなく、大正時代に発明された半ダコ(短パン)だった。 |
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彦山川 |
の河川敷に下りた |
白鳥神輿 |
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彦山川 |
の斜路を下る |
風治神輿 |
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▲▼
午後2時半ころ、真っ先に風治八幡宮の神輿(風治神輿)が彦山川に入水した。担ぎ手は行灯袴の股立(ももだち)を取っており、白鳥神輿同様、下半身は半ダコ(短パン)だった。2トンもある大型神輿を60人ほどで担ぐのは容易ではないので、河床で休憩するための馬(うま)が用意されているのが見える。 |
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真っ先に |
彦山川 |
に入水した |
風治神輿 |
/ 川渡神事 14:30 |
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はくちょうの ふうじみこしや かわにいる |
Fuji portable shrine
by the carriers dressed in white, entered in the river. |
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彦山川 |
を渡り南岸(本宮側)に向かう |
風治神輿 |
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彦山川 |
に入水した |
白鳥神輿 |
14:34 |
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彦山川 |
を渡る |
白鳥神輿 |
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