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平成22年(2010)11月19日(金)と11月21日(日)の両日、大分県豊後高田市に鎮座する若宮八幡神社の秋季大祭川渡神事(かわたりしんじ)が行われた。永保4年(1084)に荒行の一つとして始められたこの裸祭りは、今年で927回目となる。 |
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この作品は平成21年(2009)の
若宮八幡裸祭'09 に続くもので、
今回で5作目となる。この祭礼の説明は、平成18年(2006)の「若宮八幡裸祭り」に詳しい。興味のある方はそちらを参照願いたい。 |
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【凡例】 ▲:上の画像の説明文 ▼:下の画像の説明文 〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示 |
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2010年川組オールキャスト / 市役所玄関 2010.11.19 16:29
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▲ 11月19日(金)は、周防灘に注ぐ桂川の東岸(右岸)に鎮座する本宮(もとみや)から西岸(左岸)の下宮(しもみや)への神輿渡御(みこしとぎょ)が行われた。地元ではお下り(くだり)と呼ぶ神事である。 |
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祭りの主役を務める川組は、赤線三本の襷を掛ける山田武司(たけし)会長(39歳)以下赤組白組に分かれた元気の良い若者たち。全員、純白の狩衣(かりぎぬ)上衣に白晒しの
腹巻・褌(若宮褌)を締め込み、市役所玄関前で記念写真を撮った。 |
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びゃっこんの てじめめでたや あきまつり |
Autumnal ritual, men of white loincloths happily clapping hands.
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石鳥居
前を通過する川組裸神輿/町内渡御 16:49 |
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赤組が先棒を担ぐ渡御神輿 |
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赤線三本の襷を掛ける山田武司・川組会長(39歳) |
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撮影:渡辺 淳 |
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▲▼ 若宮神輿の渡御は、桂川の川床(かわどこ)を渡るところがユニークで、いくつもの見せ場がある。最初は、狩衣・褌・白足袋の與丁(よちょう)たちが白布を巻いて保護した宮神輿を担ぎ、桂川東(右)岸のスロープを下って川に入るところで、純白の装束がスポットライトに浮かび上がり、神々しくも美しい姿を見せてくれる。 |
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撮影:渡辺 淳 |
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かりぎぬの びゃっこんみこし あきのかわ |
Autumn river, a
portable shrine of white fundoshi loincloths with kariginu coats.
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撮影:渡辺 淳 |
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▼ 二つ目の見所は、川中の篝火(かがりび)を目印に渡御コースを進みながら、要所で神輿を川床に置いて円陣を組み、前後の担ぎ棒に乗った與丁たちに水を浴びせるなどして神と戯れ、柏手(かしわで)で〆るところである。 |
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▲▼ 豊後高田市は周防灘(すおうなだ)に注ぐ桂川の川口近くに位置するため、潮の干満の影響を受け、干潮時は川床が露出するが、満潮時になると海水が逆流し、このあたりは満々と海水を湛える大河の様相を呈する。 |
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▲▼ 干潮時に渡御すれば楽に渡れるが、それでは無味乾燥なことから、水面が腰の位置になる潮時を待って入水する。そのため、毎年、渡御と還御の時刻が変わる。 |
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