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海中禊/三日目 2010.1.15
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▼ 午前11時50分ころ、白褌(びゃっこん)に白頭巾を被り吐錠(とじょう)の白布をくわえた行修者たちは、向かって左から「別当」「稲荷」「山の神」「弁財天」の順に御神体を抱いて「みそぎ浜」に整列した。別当は、主祭神である玉依姫命のひときわ大きな木像を抱えている。大勢の見物客が見守る中で、いよいよ祭のクライマックスである「海中みそぎ」が始まった。 |
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海中みそぎ 【1】 〜浜辺に整列した行修者たち 1/2〜 2014.1.15 11:47
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▼
三度目の取材にして初めて晴天の海中禊となったこの日の外気温は−7℃、海水温度は7℃だったで、海の中が断然暖かい。 |
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海中みそぎ 【2】 〜浜辺に整列した行修者たち 2/2〜
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別当 |
稲荷 |
山の神 |
弁財天 |
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海中みそぎ 【3】 〜津軽海峡・木古内湾に飛び込む〜
11:48
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▲▼ 四人の行修者たちは、掛け声と共に勢いよく海に飛び込み、横一線に整列した後、それぞれのご神体を抱えて沖に向かって泳ぎ始めた。 |
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弁財天 |
山の神 |
稲荷 |
別当 |
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弁財天 |
山の神 |
稲荷 |
別当 |
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海中みそぎ 【6】 〜沖合から引き返す〜
11:50
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しごしんの うみのみそぎや かんのなか |
Midwinter season, the ablutions of four guardian deities at sea. |
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▲▼ 行修者たちは、波打際から約10mの沖合までご神体を抱いて泳いで行き、一端引き返したあと、再度、沖へ行ってまた引き返し、足のつくところまで戻ってきた。 |
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▲▼
津軽海峡西部は、対馬暖流が流れ込んでいるため冬でも比較的暖かく、流氷が押し寄せるオホーツク海のように凍結することはない。氷点下の外気温に比べれば、海中にいた方が楽であることは確かで、彼らの余裕の表情がそれを証明している。しかし、寒いことには変わりが無く、長丁場になればなるほど寒さで体温が低下し、やがては低体温症の危険ゾーンに近づく。 |
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▲▼ 行修者たちは、腰下くらいの深さのところで円陣を組み、その中央に御神体を浮かべると、一斉に勢いよく海水をかけて、御神体のみそぎを行った。 |
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海中みそぎ 【11】
〜御神体を清める/アニメーション〜 11:51
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1/4 |
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▲▼ 別当は御神体のみそぎが終わると、注連縄を受け取り、一人で沖へ泳いで行き、「これで今年のみそぎ祭を無事に納めさせていただきます。」と述べた後、沖に向かって注連縄を放ち、柏手(かしわで)を打った。 |
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海中みそぎ 【14】
〜注連縄を投げる別当/アニメーション〜 11:52
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▼ 別当が浜に戻ってきたところで、沖に向かって横一列に並び、御神体を前にして、全員そろって祈りを捧げた。 |
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海中みそぎ 【15】
〜豊漁・豊作を祈願〜 11:53
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かんごりや よにんぎょうじゃの こんのしろ |
Winter water ablutions, white of the loincloths of four ascetics. |
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海中みそぎ 【16】
〜ご神体の清めを終えて引き返す行修者たち〜
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▼ お清めが終わったあと、4人の行修者たちは、砂浜に上がり、それぞれのご神体を真新しい晒布に包み直し、みそぎ浜での神事を終えた。 |
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海中みそぎ 【17】
〜みそぎ浜に帰還〜 11:54
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▼ 海中みそぎが終わった後、行修者たちはみそぎ浜の近くに設けられたみそぎ斎場にあがり、観衆の面前で、ご神体と共に真水で身体を清める水垢離を披露した。最初に、写真下のように別当以外の3名が肩を組み水を被ったあと、一人ずつ
冷水をかぶり、最後は、別当自らが何杯も冷水を浴びて水垢離を締めくくった。 |
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みそぎ浜 【1】
〜観衆の面前で水垢離〜 11:56
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みそぎ浜 【2】 〜ご神体と共に水をかぶる〜 11:58
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▼ みそぎ浜での水ごりの最後に、ご利益があるようにと、周囲の観客に冷水をかける。かけられる側は冷たくても縁起が良いということで喜んでいる。 |
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みそぎ浜 【3】 〜観客に冷水をかける〜 12:00
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寒中みそぎフェスティバル
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▼ みそぎ公園では、寒中みそぎフェスティバルが開催されており、木古内町特産「はこだて和牛」魅了フェアーを始め、餅つき、餅まきなどのイベントが行われ、町内外からの来場者で賑わっていた。 |
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みそぎ浜 【4】 〜寒中みそぎフェスティバル
会場〜
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▼ 特設ステージ中央の着ぐるみは、はこだて和牛をモチーフにした木古内町のゆるキャラ「キーコ」で、フェスティバルを大いに盛り上げていた。「キーコ」は、2015年度開業の北海道新幹線のPRのため、JR北海道から「木古内駅新幹線観光駅長」に任命されている。 |
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みそぎ浜 【4】 〜
はこだて和牛がモチーフの木古内町ゆるキャラ「キーコ」〜
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