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 旅紀行日本の裸祭り

2011年11月22日改訂

今 日

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♪翁千歳三番叟

 

相撲取る白ふんどしの舎人の子  北舟

 

拡大写真(1600X1200)467KB

The ritual sumo match,
children of Toneri wearing white loincloth.

2010年9月15日制作

真剣な取組み
 

真剣な取組み/舎人諏訪神社(東京都足立区舎人)

舎人諏訪神社
 

とねり少年相撲大会

親水公園

 

はじめに

 
 平成22年(2010)8月22日(日)、暦の上では既に秋に入っているが連日厳しい猛暑が続くなか東京都足立区(あだちく)舎人(とねり)二丁目に鎮座する舎人諏訪(とねりすわ)神社で「とねり少年相撲大会」が開かれたので取材した。  

 

【凡例】  ▲:上の画像の説明文  ▼:下の画像の説明文  〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示

舎人とねり

諏訪神社すわじんじゃ

へのアクセス

舎人諏訪神社へのアクセス

Google地図
▲▼ 舎人諏訪神社へは、JR山手線・日暮里(にっぽり)駅から日暮里・舎人ライナーに乗り換えると、20分ほどで終点の見沼代親水公園(みぬまだい・しんすいこうえん)駅に着くので、出入口2から点線に従って進むと5分足らずで到着する。点線の道と並行に走る見沼代親水公園の散策路を歩けば、日蔭があって幾分かは涼しい。  
小川の遊び場「 見沼代みぬまだい

親水公園しんすいこうえん

」 / 東京都足立区舎人 2010.8.22. 10:30

小川の遊び場「見沼代親水公園」 / 東京都足立区舎人 2010.8.22. 10:30

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▲▼ 親水公園の遊歩道を歩いていると、釣りを楽しんでいる親子がいたので、何が釣れるのかとお聞きすると、ザリガニと答えてくれた。流れが穏やかで水深が浅いので、幼児でも安心して水と親しむことができる。  
ザリガニ釣りの親子

ザリガニ釣りの親子

流れに沿って歩いてゆくと六尺褌一本のはだかの子供たちが川で遊んでいる姿が目に入った。緑陰の向こうには、紅白幕が張られた土俵があり、思ったよりも早く舎人諏訪神社に着いた。  
舎人諏訪神社に到着

舎人諏訪神社に到着

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神社入口の電柱と塀に主催者の舎人町会青年部による「とねり少年相撲大会」のポスターと予定表が張られていた。神社への連絡手段がないため、 足立区観光交流協会 に電話(03-3880-5853)照会して予定を確かめたところ、「とねり少年相撲大会」は、毎年8月第4日曜日の午前11時から開かれるということだったが、右下のプログラムによると、終わるのが午後5時となっており、地元青年部の宮相撲に取り組む熱意が強く感じられた。  
とねり少年相撲大会の案内
とねり少年相撲大会の案内 1/2 とねり少年角力大会の案内 2/2
 

資料:舎人町会青年部

▲ 2年前までは神社から北へ歩いて10分ほどのところにある境川部屋の力士が参加し子供たちと交流していたが去年はトリインフルエンザ騒ぎで来られなくなり、今年も姿が見えなかった。ポスターの力士の絵は、その名残である。  
舎人諏訪神社の入口 10:35

舎人諏訪神社の入口 10:35

拡大写真(1800X1500)400KB

▲▼ 諏訪神社の入口には奉納相撲を示す幟が立てられ、そのすぐそばに舎人町会のテントが張られ、受付が行われていた。境内の広場には小さな鳥居があり、その奥に緑に囲まれた社殿が建っていた。  
諏訪神社の鳥居と受付のテント

諏訪神社の鳥居と受付のテント

パノラマ写真(2000X1000)366KB

  ▼ 西向きに建つ舎人諏訪神社の拝殿はとても小さくその前(東)に臨時に設けた葦簀(よしず)張りの屋根の下に紅白幕が張られた相撲場があるため、それに隠れて見えないほどである。  
   土俵の左(南)には豆力士用のテントがあり、右(北)には主催者のテントがある。観客席は土俵の手前(東)にあり、折りたたみ椅子が置かれていた。前列中央の席が空いていたので、そこに撮影拠点を置くことができた。  
   社殿の左(南)にある青いテントが更衣室で、ここに晒し(さらし)を持って入ると、役員が褌を締めてくれる。  
   豆力士用のテントのそばに撒水機が置かれ、常時、水道水が噴霧されていて、暑さを和らげていた。今年から初めて設置されたそうで、子供たちを大切にする青年部の気配りが感じられた。  

社殿の前の特設相撲場

散水機 豆力士たちのテント 更衣用のテント 社殿&土俵 役員席 観客席  

社殿の前の特設相撲場

パノラマ写真(2000X1000)528KB

▼ 予定通り、午前11時から奉納相撲が始まり、主催者代表や氏子総代らの挨拶が行われた。事前に土俵開きやお祓いなどの神事が行われていたらしく、神職の姿は見あたらなかった。  
主催者の挨拶 11:02

主催者の挨拶 11:02

拡大写真(1600X1150)366KB

▼ 土俵南側の日除けテントの下には、幼稚園児から小学6年生までの男児130人がゴザの上に座っていた。青年部にお聞きすると、幼稚園児が70人ほど参加しており、小学生より多いという。地元の若い家庭の相撲に取り組む熱意が強く感じられた。  
   子供たちは、ほぼ全員、前袋式六尺褌、いわゆる水褌(すいこん)を締めている。相撲褌(まわし)ではなく、六尺褌で相撲を取るのは、京都・上賀茂神社(かみがもじんじゃ) 重陽の烏相撲 の例があるが、極めて珍しい。  
土俵下の豆力士たち

土俵下の豆力士たち

拡大写真(1800X1250)452KB

挨拶の後土俵がならされ準備が終わると幼稚園児たちが拝殿に整列し、拝礼のあと、取組みが始まった。  
屋根を 葦簀よしず 張りにした土俵

屋根を葦簀張りにした土俵

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幼稚園児年長組の取組み

幼稚園児年長組の取組み

拡大写真(2000X1500)629KB

  午前中は、年長組・年中組・年少組の順に幼稚園児たちの取組みが行われた。豆力士たちの左腕にはマジックで長・中・小の字か書かれているので、クラス分けが直ぐに分かる。  
真剣な取組み

真剣な取組み

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  相撲取る白ふんどしの舎人の子  北舟 

すもうとる しろふんどしの とねりのこ

The ritual sumo match, children of Toneri wearing white loincloth.

見合って見合って!

見合って見合って!

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筆者が陣取る観客席は土俵の東にあるため立ち会いは東方力士の尻が見え、西方力士の顔が見えない。西方力士は神様に尻を向けて仕切っている。社殿が土俵の西側にあるが、相撲は東西に分かれて取るため、このような変則的なことになっている。  
レスリングスタイルの相撲

レスリングスタイルの相撲

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普段相撲を取ったことがない幼稚園児なので相手のまわしを取ることを知らずどうしてもレスリングスタイルになってしまう。そのため、技をかけることもなく、押し合うだけの相撲となる。  
  ▼ 勝った子も負けた子も沢山の賞品がもらえるので園児たちは、勝敗よりも参加することを楽しみにしているようである。  
勝者も敗者も沢山の賞品がもらえる

勝者も敗者も沢山の賞品がもらえる

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