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はじめに |
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平成22年(2010)8月22日(日)、暦の上では既に秋に入っているが、連日厳しい猛暑が続くなか、東京都足立区(あだちく)舎人(とねり)二丁目に鎮座する舎人諏訪(とねりすわ)神社で「とねり少年相撲大会」が開かれたので、取材した。 |
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【凡例】 ▲:上の画像の説明文 ▼:下の画像の説明文 〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示 |
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Google地図 |
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▲▼ 舎人諏訪神社へは、JR山手線・日暮里(にっぽり)駅から日暮里・舎人ライナーに乗り換えると、20分ほどで終点の見沼代親水公園(みぬまだい・しんすいこうえん)駅に着くので、出入口2から点線に従って進むと5分足らずで到着する。点線の道と並行に走る見沼代親水公園の散策路を歩けば、日蔭があって幾分かは涼しい。 |
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小川の遊び場「 |
見沼代 |
親水公園 |
」 / 東京都足立区舎人 2010.8.22. 10:30 |
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拡大写真(1400X1050)311KB |
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▲▼ 親水公園の遊歩道を歩いていると、釣りを楽しんでいる親子がいたので、何が釣れるのかとお聞きすると、ザリガニと答えてくれた。流れが穏やかで水深が浅いので、幼児でも安心して水と親しむことができる。 |
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▼ 流れに沿って歩いてゆくと、六尺褌一本のはだかの子供たちが川で遊んでいる姿が目に入った。緑陰の向こうには、紅白幕が張られた土俵があり、思ったよりも早く舎人諏訪神社に着いた。 |
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▼ 神社入口の電柱と塀に、主催者の舎人町会青年部による「とねり少年相撲大会」のポスターと予定表が張られていた。神社への連絡手段がないため、 足立区観光交流協会 に電話(03-3880-5853)照会して予定を確かめたところ、「とねり少年相撲大会」は、毎年8月第4日曜日の午前11時から開かれるということだったが、右下のプログラムによると、終わるのが午後5時となっており、地元青年部の宮相撲に取り組む熱意が強く感じられた。 |
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資料:舎人町会青年部 |
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▲ 2年前までは、神社から北へ歩いて10分ほどのところにある境川部屋の力士が参加し、子供たちと交流していたが、去年はトリインフルエンザ騒ぎで来られなくなり、今年も姿が見えなかった。ポスターの力士の絵は、その名残である。 |
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▲▼ 諏訪神社の入口には、奉納相撲を示す幟が立てられ、そのすぐそばに舎人町会のテントが張られ、受付が行われていた。境内の広場には小さな鳥居があり、その奥に緑に囲まれた社殿が建っていた。 |
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▼ 西向きに建つ舎人諏訪神社の拝殿はとても小さく、その前(東)に臨時に設けた葦簀(よしず)張りの屋根の下に、紅白幕が張られた相撲場があるため、それに隠れて見えないほどである。 |
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土俵の左(南)には豆力士用のテントがあり、右(北)には主催者のテントがある。観客席は土俵の手前(東)にあり、折りたたみ椅子が置かれていた。前列中央の席が空いていたので、そこに撮影拠点を置くことができた。 |
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社殿の左(南)にある青いテントが更衣室で、ここに晒し(さらし)を持って入ると、役員が褌を締めてくれる。 |
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豆力士用のテントのそばに撒水機が置かれ、常時、水道水が噴霧されていて、暑さを和らげていた。今年から初めて設置されたそうで、子供たちを大切にする青年部の気配りが感じられた。 |
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社殿の前の特設相撲場 |
散水機 |
豆力士たちのテント |
更衣用のテント |
社殿&土俵 |
役員席 |
観客席 |
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▼ 予定通り、午前11時から奉納相撲が始まり、主催者代表や氏子総代らの挨拶が行われた。事前に土俵開きやお祓いなどの神事が行われていたらしく、神職の姿は見あたらなかった。 |
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▼ 土俵南側の日除けテントの下には、幼稚園児から小学6年生までの男児130人がゴザの上に座っていた。青年部にお聞きすると、幼稚園児が70人ほど参加しており、小学生より多いという。地元の若い家庭の相撲に取り組む熱意が強く感じられた。 |
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子供たちは、ほぼ全員、前袋式六尺褌、いわゆる水褌(すいこん)を締めている。相撲褌(まわし)ではなく、六尺褌で相撲を取るのは、京都・上賀茂神社(かみがもじんじゃ)の
重陽の烏相撲
の例があるが、極めて珍しい。 |
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▼ 挨拶の後、土俵がならされ、準備が終わると、幼稚園児たちが拝殿に整列し、拝礼のあと、取組みが始まった。 |
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▼ 午前中は、年長組・年中組・年少組の順に幼稚園児たちの取組みが行われた。豆力士たちの左腕にはマジックで長・中・小の字か書かれているので、クラス分けが直ぐに分かる。 |
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すもうとる しろふんどしの とねりのこ |
The ritual sumo match, children of Toneri wearing white loincloth. |
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▲ 筆者が陣取る観客席は土俵の東にあるため、立ち会いは東方力士の尻が見え、西方力士の顔が見えない。西方力士は神様に尻を向けて仕切っている。社殿が土俵の西側にあるが、相撲は東西に分かれて取るため、このような変則的なことになっている。 |
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▲ 普段相撲を取ったことがない幼稚園児なので、相手のまわしを取ることを知らず、どうしてもレスリングスタイルになってしまう。そのため、技をかけることもなく、押し合うだけの相撲となる。 |
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▼ 勝った子も負けた子も沢山の賞品がもらえるので、園児たちは、勝敗よりも参加することを楽しみにしているようである。 |
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