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住吉神社の拝殿で平岡宮司の御祓いを受けた獅子頭は、世話人により担ぎ出されると、赤旗の合図と共に神社正面の大鳥居の外で待機していた鉢巻・揃衣(そろい)・白足袋の若衆が真っ先に獅子頭に取り付くべく、鉢巻に差していたお捻り(おひねり)を獅子頭めがけて投げつけながら勢いよく走り込んで来た。 |
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佃では、獅子頭の鼻面(はなづら)に一番に触ると縁起が良いとされる。真っ先に到着したこの男性は、天祐を得て、今年良いことがあるに違いない。 |
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獅子頭宮出【参】 〜お賽銭の入ったおひねりを投げる氏子たち〜
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江戸の祭礼では、賽銭の入ったお捻りを神輿に投げつける風習があり、幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師・落合芳幾(おちあい・よしいく)が活写した「當世四天王」にもその模様が描かれている。神社では、賽銭箱に賽銭を投げ入れるのがあたりまえなので、はしたない行為ではない。神輿によっては賽銭が屋根から落ちないような工夫がなされており、獅子頭に投げつけるのもその風習によるものである。 |
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お捻りが神輿に投げつけられている浮世絵「当世四天王」 芳幾画
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読者お気付きのように、獅子頭の耳は動かせるようになっており、獅子小屋で展示されているときは耳が垂れているが、担がれて練り歩くときには、耳が立てられている。これで表情が激変するから驚きである。 |
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獅子頭宮出【六】 〜獅子頭の鼻綱取り〜 10:26
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▲▼ 講員が羽織っている着物は、浴衣(ゆかた)とは呼ばず、揃衣(そろい)と呼ぶ。世話人(せわにん)、大若衆(おおわかいし)、若衆(わかいし)、という階級によって色やデザインが異なる。薄い浅葱色(あさぎいろ)が世話人、水色が大若衆で、若衆はいつも白地と決まっている。粋な着流しが神輿祭の衣装というのは珍しい。法被と違って活動的でないので、獅子頭や神輿を担ぐときは、尻端折り(しりっぱしょり)する。 |
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▲▼ 揃衣は、本祭のたびにデザインを変えて新調され、その年の揃衣を着ていなければ、住吉講で宮神輿を担ぐことはできない。今年は住吉神社の御神紋である鷺(さぎ)をあしらったデザインが採用されたが、前回、平成20年(2008)のデザインは牡丹(ぼたん)だった。 |
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ちなみに、この作品は、今年撮影した写真が大半であるが、前回の良く撮れている写真も挿入している。揃衣が牡丹であれば前回の写真だと分かるので、デザインを気にしながら鑑賞していただきたい。 |
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獅子頭宮出【八】 〜鼻綱をさわろうとする氏子たち〜
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▲▼ そもそも獅子は、宮神輿の巡幸路を清め祓うためのもの。明日5日(日)に行われる宮神輿巡幸では、宮神輿の船渡御のあと、露払い役として、宮神輿が通る同じ順路をお旅所まで渡御する。 |
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▲▼ 獅子頭を担ぐ掛け声は、神輿同様に「おりゃ おりゃ!」といい、お隣の鐵砲洲大祭のように「わっしょい わっしょい!」とは云わない。隅田川を隔てただけの同じ江戸下町なのに、こうも祭文化が違うのかと驚くが、氏子たちにとってみれば、独自色を出して自己主張したいというこだわりもあるのだろう。 |
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▼ 佃祭に欠かせない佃囃子は、葛西囃子と神田囃子と共に江戸三大囃子に数えられ、昔から江戸っ子に親しまれてきた。佃囃子の特徴は、演目「屋台」と「鎌倉」の中に大太鼓で波音を打ち込み、千鳥笛をあしらっている点で、これは歌舞伎の下座音楽(げざおんがく)から取り入れられたものといわれている。 |
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えどっこの つくだばやしや ししがしら |
Tsukuda festival music
of traditional Tokyoites, for the lion masks. |
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獅子頭宮出【拾参】 〜佃囃子と獅子頭〜 10:43
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▲▼ 昭和に入ってからは、金子幸之助、若山清鷹、實井美水によって継承され、現在では、国指定重要無形民俗文化財の江戸里神楽若山流四世家元・若山胤雄(わかやま・たねお)が保存に尽力している。 |
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獅子頭宮出【拾四】 〜神集殿の佃囃子〜 2008.8.2 10:17
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獅子頭宮出【拾五】 〜子供たちの走り込み〜 10:57
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▼ 境内でたっぷりと練り上げられた獅子頭は、宮出され、町神輿連合渡御の露払い役として、家々の無病息災と繁栄を願いながら「おりゃ おりゃ」の掛け声と共に御旅所まで獅子舞の如く練り歩いた。 |
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町内に繰り出した獅子頭【壱】 2008.8.2 14:00
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町内に繰り出した獅子頭【参】 2008.8.2 15:38
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