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 旅紀行日本の祭り

2012年12月24日改訂

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メドレー お江戸日本橋

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江戸っ子の佃囃子や獅子頭  北舟

2012年12月24日制作

Tsukuda festival music
of traditional Tokyoites, for the lion masks.

獅子頭宮出【拾参】 〜佃囃子と獅子頭〜 10:43

獅子頭宮出【拾参】〜佃囃子と獅子頭〜/住吉神社(東京都中央区)

神紋:丸に鷺(拡大画像30KB)

神紋:丸に三つ星   住吉神社   神紋:左三つ巴

江戸の粋!佃祭

獅子頭

六基三対の大幟がはためく大祭初日の朝の佃島 2012.08.04 09:33

六基三対の大幟がはためく大祭初日の朝の佃島 2012.08.04 09:33

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獅子頭の

宮出みやだし

 
大祭初日の8月4日(土)は午前10時から宮元(佃一丁目)による「獅子頭の宮出」(中央区無形民族文化財)が行われた。宮元は、一部(上町)、二部(下町)、三部(東町)の三区に分かれており、それぞれが獅子頭を持っている。
住吉神社境内に集まった宮元・住吉講の氏子たち 10:01

住吉神社境内に集まった宮元・住吉講の氏子たち 10:01

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▲▼ 獅子頭の宮出は部ごとに行われるので、計3回(子供のも併せると4回)の宮出が見られる。今年は、三部一部、二部、子供の順に実施された。
獅子頭宮出【壱】 〜境内に走り込む氏子たち〜 10:02

獅子頭宮出【壱】 〜境内に走り込む氏子たち〜 10:02

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▲▼ 住吉神社の拝殿で平岡宮司の御祓いを受けた獅子頭は世話人により担ぎ出されると赤旗の合図と共に神社正面の大鳥居の外で待機していた鉢巻・揃衣(そろい)・白足袋の若衆が真っ先に獅子頭に取り付くべく、鉢巻に差していたお捻り(おひねり)を獅子頭めがけて投げつけながら勢いよく走り込んで来た。
獅子頭宮出【弐】 10:22

獅子頭宮出【弐】 10:22

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佃では、獅子頭の鼻面(はなづら)に一番に触ると縁起が良いとされる。真っ先に到着したこの男性は、天祐を得て、今年良いことがあるに違いない。

獅子頭宮出【参】 〜お賽銭の入ったおひねりを投げる氏子たち〜

獅子頭宮出【参】 〜お賽銭の入ったおひねりを投げる氏子たち〜

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江戸の祭礼では、賽銭の入ったお捻りを神輿に投げつける風習があり幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師・落合芳幾(おちあい・よしいく)が活写した「當世四天王」にもその模様が描かれている神社では賽銭箱に賽銭を投げ入れるのがあたりまえなのではしたない行為ではない。神輿によっては賽銭が屋根から落ちないような工夫がなされており、獅子頭に投げつけるのもその風習によるものである。

お捻りが神輿に投げつけられている浮世絵「当世四天王」  芳幾画

お捻りが神輿に投げつけられている浮世絵「当世四天王」  芳幾画

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獅子頭宮出【四】 〜獅子頭に群がる〜

獅子頭宮出【四】 〜獅子頭に群がる〜

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読者お気付きのように、獅子頭の耳は動かせるようになっており、獅子小屋で展示されているときは耳が垂れているが、担がれて練り歩くときには、耳が立てられている。これで表情が激変するから驚きである。
獅子頭宮出【五】 〜雌雄の獅子〜 10:17

獅子頭宮出【五】 〜雌雄の獅子〜 10:17

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獅子頭宮出【六】 〜神集殿に上る〜 10:25

獅子頭宮出【六】 〜神集殿に上る〜 10:25

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獅子頭宮出【六】 〜獅子頭の鼻綱取り〜 10:26

獅子頭宮出【六】 〜獅子頭の鼻綱取り〜 10:26

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住吉講の

揃衣そろい

 
▲▼ 講員が羽織っている着物は、浴衣(ゆかた)とは呼ばず、揃衣(そろい)と呼ぶ。世話人(せわにん)、大若衆(おおわかいし)、若衆(わかいし)、という階級によって色やデザインが異なる。薄い浅葱色(あさぎいろ)が世話人水色が大若衆で若衆はいつも白地と決まっている粋な着流しが神輿祭の衣装というのは珍しい。法被と違って活動的でないので獅子頭や神輿を担ぐときは、尻端折り(しりっぱしょり)する。
獅子頭宮出【七】 〜獅子頭の昇殿〜 10:27

獅子頭宮出【七】 〜獅子頭の昇殿〜 10:27

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▲▼ 揃衣は本祭のたびにデザインを変えて新調されその年の揃衣を着ていなければ住吉講で宮神輿を担ぐことはできない。今年は住吉神社の御神紋である鷺(さぎ)をあしらったデザインが採用されたが、前回、平成20年(2008)のデザインは牡丹(ぼたん)だった。
 ちなみに、この作品は、今年撮影した写真が大半であるが、前回の良く撮れている写真も挿入している。揃衣が牡丹であれば前回の写真だと分かるので、デザインを気にしながら鑑賞していただきたい。
獅子頭宮出【八】 〜鼻綱をさわろうとする氏子たち〜

獅子頭宮出【八】 〜鼻綱をさわろうとする氏子たち〜

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獅子頭宮出【九】 〜再び走り込み〜 10:39

獅子頭宮出【九】 〜再び走り込み〜 10:39

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▲▼ そもそも獅子は、宮神輿の巡幸路を清め祓うためのもの。明日5日(日)に行われる宮神輿巡幸では、宮神輿の船渡御のあと、露払い役として、宮神輿が通る同じ順路をお旅所まで渡御する。
獅子頭宮出【拾】 〜獅子の接吻?〜 10:43

獅子頭宮出【拾】 〜獅子の接吻?〜 10:43

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獅子頭宮出【拾壱】 〜遺影を翳す〜

獅子頭宮出【拾壱】 〜遺影を翳す〜

▲▼ 獅子頭を担ぐ掛け声は、神輿同様に「おりゃ おりゃ!」といい、お隣の鐵砲洲大祭のように「わっしょい わっしょい!」とは云わない。隅田川を隔てただけの同じ江戸下町なのに、こうも祭文化が違うのかと驚くが、氏子たちにとってみれば、独自色を出して自己主張したいというこだわりもあるのだろう。
獅子頭宮出【拾二】

獅子頭宮出【拾二】

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佃囃子つくだばやし

▼ 佃祭に欠かせない佃囃子は、葛西囃子と神田囃子と共に江戸三大囃子に数えられ、昔から江戸っ子に親しまれてきた。佃囃子の特徴は、演目「屋台」と「鎌倉」の中に大太鼓で波音を打ち込み、千鳥笛をあしらっている点で、これは歌舞伎の下座音楽(げざおんがく)から取り入れられたものといわれている。

  江戸っ子の佃囃子や獅子頭  北舟 

えどっこの つくだばやしや ししがしら

Tsukuda festival music of traditional Tokyoites, for the lion masks.

獅子頭宮出【拾参】 〜佃囃子と獅子頭〜 10:43

獅子頭宮出【拾参】 〜佃囃子と獅子頭〜 10:43

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▲▼ 昭和に入ってからは金子幸之助若山清鷹實井美水によって継承され現在では、国指定重要無形民俗文化財の江戸里神楽若山流四世家元・若山胤雄(わかやま・たねお)が保存に尽力している。
獅子頭宮出【拾四】 〜神集殿の佃囃子〜 2008.8.2 10:17

獅子頭宮出【拾四】 〜神集殿の佃囃子〜 2008.8.2 10:17

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獅子頭宮出【拾五】 〜子供たちの走り込み〜 10:57

獅子頭宮出【拾五】 〜子供たちの走り込み〜 10:57

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▼ 境内でたっぷりと練り上げられた獅子頭は、宮出され、町神輿連合渡御の露払い役として、家々の無病息災と繁栄を願いながら「おりゃ おりゃ」の掛け声と共に御旅所まで獅子舞の如く練り歩いた。
町内に繰り出した獅子頭【壱】 2008.8.2 14:00

町内に繰り出した獅子頭【壱】 2008.8.2 14:00

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町内に繰り出した獅子頭【弐】 2008.8.2

町内に繰り出した獅子頭【弐】 2008.8.2

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町内に繰り出した獅子頭【参】 2008.8.2 15:38

町内に繰り出した獅子頭【参】 2008.8.2 15:38

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町内に繰り出した獅子頭【四】 2008.8.2

町内に繰り出した獅子頭【四】 2008.8.2

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