|
2007年6月8日(金)から15日(金)まで、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの北欧4ヵ国の旅に出かけていたが、昨日無事成田に帰国した。今回はクラブツーリズム主催の「美しき北欧4カ国スペシャル8日間」の旅で33人が参加し、実質5泊6日の観光だった。最終日のヘルシンキで曇り後雨の天候だったが、それまでの5日間は晴天が続き、昨年のスイスの旅に続いて自称「晴れ男」の幸運が続いた。(^^ |
美しいニューハウン / コペンハーゲン(デンマーク) 2007.6.9 by E-410
|
|
パノラマ写真(2320x900)404KB |
|
デンマークは1日、ノルウェーは3日、スウェーデンとフィンランドは半日の観光だったが、天候が崩れたフィンランド以外は連日30度近い晴天下の猛暑で、汗だくの旅行だった。特にベルゲンは北緯60度を超える高緯度にあり、年間300日以上が雨で寒いという寒冷多雨地域だったが、珍しく晴天で暑く、こんなベルゲンは初めてとTD(添乗員)の大川美紀さんもビックリの様子だった。 |
ヴァイキング船博物館 / オスロ(ノルウェー) 2007.6.10 by E-410
|
|
拡大写真(1700x1200)272KB |
|
観光の目玉は、ノルウェーのフィヨルドとバイキングの文化である。バイキングは、フィヨルド周辺の地で暮らしていた半農半漁の人々が夢を追って西洋に進出し、ときには略奪を繰り返す海賊として恐れられ、やがてフランスのノルマンディ地方やイギリスの一部を占領し、王位についた歴史がある。西洋では凶暴な人種として描かれているが、地元では国の礎を築いた英雄であり、美化されて語り継がれているのは、何処の国でも同じである。 |
駅から見るヒョース(ショース)滝 / フロム山岳鉄道(ノルウェー) 2007.6.11 by E-410
|
|
パノラマ写真(2000x900)506KB |
|
インド・ヨーロッパ語族に属するデンマーク、ノルウェー、スウェーデンの三国はゲルマン人を先祖とするノルマン人で、それぞれの国を形成し、それぞれの文化を持つ国々であるが、我々から見るとその差はほとんど分からない。いずれも背が高く、ハンサムで金髪・碧眼という共通の特徴を持つ。そのためか、男性の小便器がやたらに高く、日本人男性が用を足すのにつま先立たなければならない人もいて、若干の劣等感を持つ。子供用が無いので、小学生は女性同様に大便器を使用しているのだろう。 |
世界最長最深のソグネフィヨルド(ノルウェー) 2007.6.11 by E-410
|
|
拡大写真(1230x1600)219KB |
|
その点、フィンランド人は、元はウラル語族のフィン人で人種が異なり、東洋系の血が混じっているので、胴長短足のダークアイという風貌なので、その差がよく分かる。混血により金髪碧眼の人もいるが、雰囲気が異なる。 |
新緑のウンドレダール村 /ソグネフィヨルド(ノルウェー) 2007.6.11 by E-330
|
|
拡大写真(2000x1500)513KB |
|
北欧といっても、ノルウェーが最も孤立しており、EC(欧州共同体)にも加盟していない。他の三国はECに加盟しているが通貨がユーロなのはフィンランドだけで、あとは全て自国でしか通用しないクローネである。そのため、成田で4種類の通貨を購入して出掛けるという煩雑さだった。スウェーデンの夕食で、同席の男性がグラスワインを注文し、勘定を払う段になって予想外に高い請求が来て、用意していたデンマーク・クローネが僅かに足りず、余裕のあった私が残りを払うというハプニングがあった。大変感謝されたが、お礼を言われるほどの額では無いので、恐縮した。 |
真夏のフィヨルドを行く /ソグネフィヨルド(ノルウェー) 2007.6.11 by E-330
|
|
パノラマ写真(2000x900)373KB |
|
今年は6月22日が夏至で白夜に近い状況なので、時差-7時間のデンマーク・ノルウェー・スウェーデンは午後10時〜11時まで明るく、時差-6時間のフィンランドは午前零時になっても暗くならなかった。お陰で、夕食後も観光が出来てしまうので、疲れが溜まり、これほど体力を消耗した旅は初めてだった。明るくてもベッドに横たわれば直ぐに爆睡してしまい、疲れるとどういう状況になるのかがよく分かった。(^^; |
ベルゲンの美しい町並み(ノルウェー) 2007.6.12 by E-330
|
|
パノラマ写真(2300x900)463KB |
|
今朝も起きたのは午前10時過ぎで、よほど疲れが溜まっていたらしく、12時間ほど熟睡していた。こんなに長く眠れたのはここ数十年はなかったので、逆に考えれば、爆睡するほど体力が消耗する激務をしていなかったということにもなる。(^^;
ともあれ、地球の裏側にある西洋やアフリカ諸国、アメリカ大陸などへは、体力のある内に行かないと、年を取ってからでは難しくなることを実感した。 |
ストックホルム市庁舎の黄金の間(スウェーデン) 2007.6.13 by E-410
|
|
拡大写真(1800x1330)392KB |
|
フリーのインターネット・コーナーがあるホテルでは、Wa☆Daフォトギャラリーが正常に稼働しているかをチェックすることができた。もし異常があってもどうすることもできないが、海外で自分のサイトを見ることができるのは、当たり前とはいえ、とても気分が良いものである。スウェーデンのストックホルムのホテルでは、夕食後、同じグループの仲間にWa☆Daフォトギャラリーの「スイス夏の旅」を披露したが、大変好評だった。 |
ホテルでWa☆Daフォトギャラリーの作動状況を確認する筆者 / ストックホルム(スウェーデン) 2007.6.13
|
|
|
昨日の朝10時過ぎに成田に到着。10時50分の立川行きのリムジンバスに乗り、リクライニング・シートを最大に倒してあっという間に熟睡。気が付くと2時間が経過して立川駅そばのグランドホテル前に着いていた。午後2時だったので、近くの回転寿司の店に入り、にぎり寿司を食べたが、とても新鮮で美味かった! 海外から帰ってきて毎回思うことは、日本ほど食べ物が豊富で美味しい国はなく、日本人に生まれて良かったということにつきる。 |
特異なデザインのテンペリアウキオ教会 / ヘルシンキ(フィンランド) 2007.6.14 by E-410/ISO800
|
|
パノラマ写真(2000x800)391KB |
|
6日間の旅で、5000枚、9ギガを撮影。うち1000万画素のE-410で2200枚4.4ギガを撮影した。E-330と比べて飛行機の窓からでもピントが合い、素早くシャッターが切れる。また、フラッシュ禁止の博物館ではISO800〜1600で撮影したが、高感度撮影でもノイズがほとんどない美しい画像にビックリ! オリンパスもこゝまで来たかと思うと共に、7月に発売予定の手ぶれ防止機能が付いたE-510を入手すれば、ほぼ完璧の環境となるのが嬉しい。(^^ |
この速報版を脱稿後、「北欧の旅デンマーク」から始め、ノルウェー、スウェーデン・フィンランドの順にアップして行きたい。少なくとも3つの作品に分割して順次発表したいと考えているので、ご期待頂きたい。 |