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「北欧の旅」も佳境を迎え、週末の編集が快調に進み、先ほど本年第21作(通算312作)目の作品をアップした。
特集!旅紀行第25集(実質第60集) 「夏のフィヨルド探訪」 http://wadaphoto.jp/kikou/hokuo12.htm 撮影・原作・監修:和田義男
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平成19年(2007)7月22日 作品:第21作 画像:(大88+小10) 頁数:7 ファイル数:236 ファイル容量:113MB
平成12年(2000)〜平成19年(2007) 作品数:312 頁数:1,093 ファイル数:28,250 ファイル容量:3,965MB |
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北欧ツアー3日目も晴天に恵まれ、ノルウェーの素晴らしい大自然をたっぷりと切り取ることができた。この日、バス・電車・船・バスを乗り継ぎ、ノルウェーの山地を横断する強行軍だったが、編集を終えた今、改めてフィヨルド探訪の旅の素晴らしさを噛みしめている。一日のうちに夏〜冬〜夏と、これほどめまぐるしく季節が移り変わる旅は初めてだったが、冬の厳しさを垣間見ると、彼らが何故あれほど日光浴に執着するかが理解できた。 |
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このあと「北欧の旅」は、ノルウェー第二の都市・ベルゲンに行き、その後空路を乗り継いでスウェーデンのストックホルムとフィンランドのヘルシンキを訪れる。旅程はやっと半分に達しただけである。残念ながら来週一週間は帰宅できず、編集作業ができないので、小休止とさせていただき、再来週から、編集作業を再開したい。まだまだ魅力たっぷりのスポットが出番を待っているので、乞うご期待! |
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2007年7月16日(月)晴 海の日 国土交通デー |
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■■■ 和田フォト満7歳の誕生日! ■■■
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今日、7月16日(月)は、3連休最後の「海の日」。台風4号が日本列島を縦断し、各地に被害を与えたが、久しぶりに陽差しが戻ってきた。海の日だが台風の余波で波は荒く、海水浴は出来ないだろう。昨日は江ノ島天王祭の日だったが、台風来襲で中止となり、取材には行かなかった。 |
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丁度7年前の今日、Wa☆Daフォトギャラリーが誕生した。「巻頭言」を読み返してみたが、締めくくりに次の記述があった。 |
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「・・・最初は、昨年秋、家内と共に2週間の旅行をしたフランス編で、12枚の写真をアップしてスタートした。2日間で160件のアクセスがあり、予想外の反響に少々驚いている。さすがにinternetだと感心した。これから先、何があり、何が起こるか分からないが、パソコン歴15年のキャリアを生かし、余暇を最大限に生かして、自分で納得できるサイトを構築していきたいと思う。」 |
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巻頭言を書いて7年が経過して何が起こったかといえば、一日1万件を超えるアクセスを頂くようになり、7年間の総アクセス数は
3,749,367-2,763=3,746,604件を記録し、規模と内容において日本一のフォトギャラリーになった。発足当初、1万アクセスを頂くのに11ヵ月を要したことを考えると、夢のようである。 |
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満7歳の誕生日を迎えたトップページ |
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アマチュア山岳写真家・南光優さんとの出会いにより、感動写真集が生まれ、旅と写真が大好きな同志 25人の作品が80集を数え、まだ、発表待ちの方がおられる。これらの作品をあわせて、これまでに311作・1,086頁を発表してきたが、莫大なボリュームである。「継続は力なり」を信じて、コツコツと積み上げて来た結果である。 |
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2日前の7月14日はフランスの革命記念日だったが、在日フランス大使館のホームページに私の写真が掲載されたという知らせが届いた。GoogleやYahoo!といった検索エンジンが勝手に無料で宣伝してくれる。最近は画像検索技術も進歩した。人気サイトは上位に表示される仕組みになっているため、アクセスが増えるにつれて上位のページに紹介されると、更にアクセスの機会が増えるので、それが更に検索上位に上がるという好循環を繰り返して、和田フォトはGoogleやYahoo!のトップに表示され、世界中から注目されるようになった。今日あるのは、BGMをバックに高精細画と簡明直截な解説による世界の旅が楽しめるという他に例のないコンテンツに加えて、internetの検索システムのお陰であり、誠に有り難いことである。 |
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「フォトギャラリー」で検索すると4,530,000件中1位 |
何故か「Wa☆Daフォトギャラリー」が
Google Yahoo! とも「WaDaフォトギャラリー」となっている。 |
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「海外写真集」で検索すると3,300,000件中1位 |
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「旅の写真館」で検索すると1,860,000件中1位(Googleも同じ) |
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今日は、単なる通過日に過ぎない。満7歳の誕生日を迎えた今日、傲ることなく初心に返り、筆者の気力・体力の続く限り、ロマンと感動を求めて世界の旅を続け、一人歩きしているWa☆Daフォトギャラリーの舞台の中で、ロマンと感動の世界を構築して行きたい。読者諸氏のご支援を賜れば幸甚である。乞うご期待!
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■■■ 在日フランス大使館のホームページに写真が掲載! ■■■
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6月28日(木)、在日フランス大使館から次のようなメールが届いた。 |
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写真使用許可のお願い はじめまして、フランス大使館広報部の K. と申します。現在、当大使館のホームページをリニューアル
中です。新しいHPでは、トップページ上に日本やフランスの風景がランダムに出てくるようになります。そのための画像を探してい
るところです。フランス人担当者が和田様の写真を大変気に入り、何点か使用させていただけないかと申しております。ただし、画
像が横長の帯状になるので、こちらでトリミングしなければなりません。クレジットも画像内には表記できませんので、HP内のどこ
か別の場所になります。
作品の一部を切り取ることになりますので、大変失礼なことだとは思いますが、こうした条件での作品の使用が可能かどうかを、ま
ずはお聞かせいただければ幸いです。よろしくお願い致します。 |
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フランス大使館のホームページに採用された「黄昏の彦根城」 |
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私は、大変光栄に思い、直ちに快諾するとともに、この件をホームページで紹介させていただきたい旨お願いしていたところ、7月13日(金)、フランス大使館から私の写真2点がホームページに掲載されたとの連絡を受けた。 |
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フランス大使館HPリニューアルのお知らせ 7月14日の革命記念日を控えて、フランス大使館ホームページも慌しくリニューア
ルしました。 http://www.ambafrance-jp.org
トップページから中のページに進みますと、和田様の作品2点(姫路城の桜、黄昏の彦根城)がページトップに出てまいります。大幅
なトリミングを余儀なくされ、作品の品位を損ねない程度に収まったかどうかは判断しかねますが、反対に、品位のない作品ではこ
のようなトリミングに耐えないのは確かです。
重ね重ねご協力ありがとうございました。写真提供の件をご自身のサイトにお書きになるとのこと、広報部長のジャン=マチュー・ボ
ネルも喜んで了承しております。これからも素晴らしい、品位の高い作品で、多くのネット利用者の目を楽しませてくださるよう、ま
すますのご活躍をお祈りしております。 |
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フランス大使館のホームページに採用された「姫路城の桜」 |
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早速、フランス大使館のホームページにアクセスし、トップページから次々にタイトルボタンをクリックすると、ページ最上部の在日フランス大使館のバナーの背景がアトランダムに変化することがわかり、その2ヵ所に国宝の「黄昏の彦根城」と国宝で世界遺産の「姫路城の桜」の写真がトリミングされて使われていることを確認し、次のメールを出して、謝意をお伝えした。 |
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今晩は。お便り有り難うございました。革命記念日、おめでとうございます。
私の写真をフランス大使館のホームページに採用していただき、大変光栄です。「姫路城の桜」と「黄昏の彦根城」が横長にトリミングされてページの上部のタイトルの背景に採用されていることを確認しました。また、本件を記事にすることを快くご了承いただき、有り難うございました。フランス大使館と貴ホームページの今後ますますのご発展を心より祈念しています。有り難うございました。 |
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Wa☆Daフォトギャラリーは、最近、一日1万件を超えるアクセスがあるが、思わぬところで思わぬ人たちに見ていただいているの
が嬉しく、ささやかな国際貢献に一役買えたことを嬉しく思う。今晩は祝杯をあげて、フランスの革命記念日をお祝いしたい。 |
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台風の影響で大雨が降るなか、「北欧の旅」の編集が快調に進み、先ほど本年第20作(通算311作)目の作品をアップした。
特集!旅紀行第24集(実質第59集) 「港町オスロの夏」 http://wadaphoto.jp/kikou/hokuo07.htm 撮影・原作・監修:和田義男
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平成19年(2007)7月14日 作品:第20作 画像:(大60+小6) 頁数:5 ファイル数:160 ファイル容量:32MB
平成12年(2000)〜平成19年(2007) 作品数:311 頁数:1,086 ファイル数:28,014 ファイル容量:3,852MB |
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北欧ツアー2日目も晴天に恵まれ、港町・オスロの魅力を激写することができた。オスロ市民たちは、太陽を全身に浴びて日光浴を楽しんでいた。余ほど太陽の恵みが有り難いのだろう。青梅の我が家では、冬でもカラリと晴れた陽差しを受け、日中、部屋は暖かくて暖房が要らない。一年中太陽を私(わたくし)できる有り難い気候を当たり前に思っていたが、その恵みがいかに大きなものであるかを知り、感謝の気持ちを忘れてはならないと思った。 |
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ナインティーン・オー・ファイブ(1905) |
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「港町オスロの夏」が完成したのは今日7月14日で、フランスの革命記念日である。フランス革命は1789年7月14日から1794年7月27日までフランス市民が蜂起した革命で、ルイ王朝が倒れ、近代市民社会形成の先駆けとなった。革命記念日はパリ市民が当時火薬庫だったバスティーユの監獄を襲撃した日である。 |
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オスロ市庁舎の見学をしたとき、英語でガイドしてくれた若い女性職員が市庁舎の大壁画の前で、「ノルウェーはフランス革命から始まる」と云い、ノルウェーの歴史絵巻である大壁画の最初に描かれているフランス革命の絵を指さした。 |
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ヴァイキングは8世紀から300年以上にわたって西ヨーロッパ沿海部を侵略したスカンジナビアの武装船団(海賊)を指す言葉であったが、後の研究で「その時代にスカンジナビア半島に住んでいた人々全体」を指す言葉に変わった。ノルウェーは、このヴァイキングの時代が最も光り輝いていたのだが、その後、長い間デンマークの支配下に置かれ、辛酸を舐めた。 |
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1803年に始まったナポレオン戦争で、デンマークはナポレオンと戦って破れたため、ナポレオン側に付いていたスウェーデンがデンマークからノルウェーの割譲を受けた。ガイドの彼女は、これを二人の王様がいた時代と表現した。スウェーデン王のカール・ヨハンが建てた宮殿はこの時代のものである。 |
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そして、1905年、ノルウェーは遂に独立を勝ち取ったのだが、彼女はその年を「ナインティーン・オー・ファイブ」と云った。ノルウェーの人々は、長い屈辱の時代から晴れて独立国になったノルウェーの誕生をそのような言い方で覚えるよう、教わったのだろう。 |
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アメリカの独立記念日は、「ジュライ・フォース」、つまり1776年の「7月4日」で、アメリカ独立宣言が公布された日である。アメリカ人も国の誕生日「インディペンデンス・デイ」を「ジュライ・フォース」と暗記しているのである。ノルウェーは僅か100年余、アメリカは僅か200年余の若い国である。 |
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日本には独立記念日がない。先の敗戦で一時GHQ(連合国軍最高司令官総本部)の施政下に置かれたことはあったが、数千年の歴史を通じて、異民族に占領され、支配されたことは一度もない。鎌倉時代に蒙古襲来の危機があったが、神風(台風)に救われ、周りを海で囲まれた島国であったことが幸いした。 |
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ガイドの彼女が「ナインティーン・オー・ファイブ」と何度も云い、国王が一人になった喜びを強調していたが、長い間屈辱を味わったあと、国際社会における独立国としての地位を勝ち取った喜びと、強い愛国心を持っていることに深い感銘を覚えた。 |
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今朝、本年第19作(通算310作)目の作品をアップした。
旅紀行日本の花第18集(実質第29集) 「箱根の紫陽花」 http://wadaphoto.jp/sakura/hakoaji1.htm 撮影・原作・監修:和田義男
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平成19年(2007)7月8日 作品:第19作 画像:(大22+小4) 頁数:2 ファイル数:61 ファイル容量:15MB
平成12年(2000)〜平成19年(2007) 作品数:310 頁数:1,081 ファイル数:27,846 ファイル容量:3,810MB |
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今年は空梅雨で水不足が心配されているという報道のあと、一転長雨となり、西日本では集中豪雨による被害が発生している。異常気象の影響とあれば心配である。集中豪雨は困るが、梅雨は恵みの雨であり、「水と安全はタダで当然」という日本文化が育まれてきたともいえる。 |
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梅雨といえば紫陽花。日本原産のこの花は何処にでも咲いていて、子供の頃から親しんできた。水のように有り難みが薄れているが、この時期、一幅の絵として、梅雨空の下で清楚な姿を見せてくれるのが嬉しい。 |
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2007年7月3日(火)曇 |
■■■ 遂に出た! 手ぶれ補正・小型軽量・ライブビュー搭載の E-510 ■■■
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I GO TO THE WORLD WITH OLYMPUS E-510. |
完成度No.1のデジタル一眼レフカメラ 2007年6月29日(金)オリンパスからボディ内手ぶれ補正・小最軽量・フルタイム・ラ
イブビュー搭載1000万画素デジタル一眼レフカメラ E-510(いー・ごひゃく・じゅう)が発売され、筆者の手元に届いた。E-500の後
継機のようなネーミングであるが、その関連性は少なく、新しい機種と考えた方が良い。主な特徴は次の4点である。 |
1 最大4段分の手ぶれ補正効果を実現するボディ内手ぶれ補正機構 E-510は、小型軽量なカメラボディーに手ぶれ補正機
構を搭載。カメラの振動や揺れを正確に検知して独自開発の超音波モーターが受光機構全体を動かし、シャッタースピードで
最大4段分の補正効果を実現する。ボディ内手ぶれ補正なので、全てのフォーサーズ対応レンズで補正が可能。三脚が必要
な暗いシーンや望遠撮影、マクロ撮影でも手ぶれを抑えた手持ち撮影が可能となった。 |
なお、E-510は、電源を切ると、どんなレンズを装着していても、レンズが振動してカカカカッと音が出るようになったが、これ
は手ぶれ補正機構を初期化する動作なので、故障ではない。 |
ちなみにニコンはレンズ内補正機構を採用しているため、補正機構を内蔵していないレンズは手ぶれ補正ができない。しか
し、レンズ内補正は、補正された効果をファインダーで確認することができるという優位点がある。ボディ内手ぶれ補正は、フ
ァインダーには補正されていない(手ぶれの影響を受けたままの)画像が表示されるので、撮影結果を確かめないとその効果
を知ることができないが、その点はレンズ内補正でも同じである。どちらを取るかは、メーカーの戦略であるが、オリンパスの
路線は、全てのレンズの手ぶれ補正が出来る点で、優っていると思う。レンズ毎に手ぶれ補正機構が必要なシステムは、コス
トがかかり、撮影資材の重量化にもつながる。筆者の経験では、手ぶれ補正済みの画像を見てその御利益を実感できるケー
スは、超望遠撮影のときだけで、標準ズーム程度の倍率ではその差は分からないので、さほどの不便はないと思われる。 |
なお、E-510は、ライブビュー中にISボタンを押している間は手ぶれ補正の効果を液晶モニターで確認することができ、その
ままシャッターボタンを全押しすれば、撮影することができる。しかし、ファインダーから手ぶれ防止の効果を確認できないの
は他のメーカーと同じである。 |
なぜそうなるかというと、E-510は手ぶれ補正をオンにしていても、シャッターを切ったときしかその機能が働かない。そこで、
ISボタンを押して作動させ、ライブビューに反映させているのである。手ぶれ補正が働いていると電池が消耗されるので、余り
長い間作動させないようにしたい。ちなみに、ニコンのレンズ内補正機構の場合、手ぶれ補正をオンにすると、作動しっぱなし
となり、電池を消耗するので、こまめなオンオフを心がけないと、電池寿命が短くなってしまうので要注意である。 |
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完成度No.1の一眼レフ・デジタル・カメラ OLYMPUS E-510 |
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2 進化した新ライブビュー機能 背面液晶モニターを見ながらフレーミングできる“ライブビュー機能”により、一眼レフ・デジカ
メでは不可能だった液晶モニターを見ながらの撮影が可能となった。E-330、E-410に続いての搭載だが、小型軽量化にこだ
わったためか、液晶モニターはE-410同様背面に固定されており、E-330を使い慣れてきた筆者にとっては、液晶モニターが
前に倒れないので若干見難くなったが、液晶モニターの視野角が広いため、これまでどおりハイアングルやローアングルの撮
影が可能なので、他社にない大きな魅力である。特に祭りでは、脚立が無くても人垣の後ろから万歳スタイルで頭越しに撮影
できるので、私の大きな戦力となっている。 |
3 新開発1000万画素LiveMOSセンサー・画像処理エンジンTruePicIII搭載 E-410に搭載されたものと全く同様の低ノイズ・省
電力の1000万画素LiveMOSセンサーと新画像処理エンジンTruePicIIIによって、プロユースにも耐えうる最高画質による写真
表現が可能となっている。特に、ISO800や1600といった高感度撮影でもほとんどノイズが乗らないので、手ぶれ補正機構と併
用すれば、暗い被写体でも自然光のみの自然な味わいをフラッシュで壊すことなく撮影することができるようになった。 |
4 オリンパス独自の高性能ダストリダクション デジタル一眼レフのゴミ問題は、撮像センサーに付いたゴミが写真に写りこん
でしまうことで、他社のカメラの弱点とされてきたものであるが、オリンパスのダストリダクションシステムは、スーパーソニック
ウェーブフィルターを超音波で振動させる技術で、付着したゴミを強力にはじき飛ばすので、E-1以来、ゴミ問題は一度も発生
したことがない。最近、他社のカメラにこれに追従する動きが見られるが、手ぶれ防止機構を利用して、撮像センサーを高速
に振動させてゴミを落とすようにしただけのものは、完全にゴミを落としきれないので、表示に惑わされないようにしたい。 |
★☆★彡 |
十字ボタンの改良 E-330やE-500は背面の十字ボタンを二度押しすることで測光・ホワイトバランス・AF方式・ISOの設定を簡
単に変更することが出来た。しかし、ときたま誤ってバックルなどで十字ボタンが押されることがあり、続けてボタンが押される
と、知らないうちに設定値が変わってしまうというトラブルがあった。E-410は、十字ボタンから設定変更ができないようにしてこ
の問題を回避したが、E-510は、十字ボタンによる設定変更という便利な機能を継続させているものの、設定をロックする機
能を追加してこの問題を解決した。そのため、知らないうちに設定が変わっていたという事故が起きる恐れはなくなり、安心し
て使えるようになった。また、ロックしていてもOKボタンを押すことで設定変更画面があらわれ、十字ボタンかOKボタンを押す
ことで設定変更モードに入り、3度目にいずれかのボタンを押して初めて設定変更が行われるので、便利さと事故防止を両立
させている。 |
ちなみに、十字ボタンから直接設定変更ができる機種は、他にキャノンの一眼デジカメ(キスデジ)があるが、最新機種を含
めて十字ボタンを2回押すだけで簡単に設定が変わってしまい、ロック機構が備わっていないので、いつの間にか設定が変わ
っているという事故が発生する恐れがあるので、注意する必要がある。 |
E-510は十字ボタンの改良だけでなく、随所に細かなチューンナップが施され、これまでの懸案が全て解決されている。 |
★☆★彡 |
オリンパスのグレード戦略 オリンパスが発売しているフォーサーズ規格の純正レンズ「ズイコーデジタル」は、STANDARD シ
リーズ、HIGH GRADE シリーズ、SUPER HIGH GRADE シリーズの三つのグレードに分けて販売されている。先日、ビックカメ
ラ新宿西口店に行って店員にE-510のレンズキットに付いている「レンズの性能はどうですか」と尋ねたところ、「ズイコーレン
ズはどれも良いレンズです」と答えた。しかし、グレード的にはSTANDARD シリーズのレンズが付いている。 |
当然、ランクアップするにつれて性能が高くなり、その分値段が跳ね上がる。HIGH GRADE シリーズから上は、軽量性を犠
牲にして、高性能・堅牢性を追求したプロ仕様になっており、接合部にはパッキンが施されて耐水・防塵性能が格段に高くなっ
ている。ブルーのリングが付いているレンズは、E-410やE-510用に開発された小型・軽量を重視したSTANDARD
レンズで、
レンズキットに付いてくる。小型軽量を重視する女性やビギナーなら十分といえる性能だが、私のように画質を重視するので
あれば、HIGH GRADE 以上のレンズをお勧めする。 |
ちなみに、私は次々と新機種を乗り継いでいるが、全てボディのみを入手し、主力レンズは、HIGH GRADE の11-22mmか
14-54mmを使用している。プラチナラインが入っている最高級のSUPER HIGH GRADE シリーズは、プロ用に明るさを求めた
大口径レンズであるが、E-510が発売されて手ぶれ補正や高感度撮影が可能となった現状では、明るいレンズは全く不要で
あり、また、とても高価で重いので、よほどの芸術写真や精密写真を撮るのでなければ必要性は感じられない。 |
ボディも種類が増えてきたので、そろそろグレード化が打ち出されると予想されるが、今のところ明確なものはない。オリン
パスの説明では、E-410は入門機、E-510は中級機だとしている。今も販売されているEシリーズ初代のE-1は、フラッグシッ
プ・モデルのプロ仕様機であり、今年中に発売される後継機は最高グレードのプロ仕様機となることは間違いなく、とても楽し
みである。 |
★☆★彡 |
総 括 グリップも元通りとなって片手で保持することが可能となり、手ぶれ防止機構を付加しても僅か100gの重量増となった
だけで、E-510はE-410に次ぐ世界第2位の小型軽量を誇る一眼デジである。これだけ完成度の高いデジカメが発売されたの
は初めてのことである。ボディのみが11万円+10%ポイント還元、標準ズーム付きのレンズキットが1万円増しの12万円+10%
ポイント還元(ビックカメラ、ヨドバシなどの量販店)という予想外に安い価格設定は魅力的で、E-410が発売と同時に飛ぶよう
に売れ、キャノンと1〜2位を争ってきた現状に鑑みると、売り上げNo.1のベストセラー機になることは間違いないだろう。 |
オリンパスのE-510は、完成度とコストパフォーマンスがとても高く、ビギナーからハイエンド・ユーザーに至るまで幅広いデジ
カメ愛好者に筆者が自信を持ってお勧めできる逸品である。 |
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4ギガの高速コンパクトフラッシュ(CF) E-510の発売にあわせ、高速CF SanDisk SDCFX3-4096-903 (4GB) をアマゾンに出店しているアメリカのエレクトロニクス社から13,300円(税・送料込)で購入した。1年半前に同製品の2ギガ版を25,567円(税・送料込)で購入したことを考えると、単純計算しても1/4の値段である。 |
この永久補償のCFは、プロの写真家による厳しい環境下での撮影に要求されるスピード、パフォーマンス、信頼性を備える究極のメモリーカードで、革新的なEPS ( Enhanced Super-Parallel Processing ) 技術を搭載し、読み書き速度:20MB/sec以上を達成しているという。 |
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オリンパスのE-510のカタログには、EXtreme III 2ギガ版が掲載され、このメディアを使うと、HQモード(1/4〜1/12のJPEG
圧縮)では「カード容量一杯まで」(正確には「電池が切れるか、カード容量が一杯になるまで」)連写ができると記載されてい
る。E-510だと4ギガで1600枚余り撮影出来るので、連写モードを頻繁に使っても容量不足は起こさないだろう。和田流は、ま
たひとつ戦力がアップした。 |
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■■■ 旅と感性 ■■■
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本日、俳句「海の風景」第13集を作成し、北欧の旅シリーズの第一弾「夏のコペンハーゲン」の8句を追加した。既に600句を超え、数は順調に増えているが、レベルが上がったかどうかについては、写真技術ほどの上達はないというのが実感である。芥川龍之介は生涯約600の俳句を残しているという。質的には雲泥の差があるとしても、少なくとも量的には彼を上回ったことになり、とても愉快である。 |
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2001年7月16日制作 |
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新緑のウンドレダール村 /ソグネフィヨルド(ノルウェー) |
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いつの頃からか和田フォトの作品には自作の俳句を必ず載せることをルールとしてきた。半ば義務として、疲れた身体に鞭打って、通勤電車の中で、使い慣れた角川の季寄せとメモ帳を広げ、思索にふける。朝のまだ寝ぼけた部分がのこる頭でも、ロマンと感動をタップリと受けた旅の写真から実景が鮮明な記憶となって蘇り、楽しい創作タイムが始まる。 |
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氷河が削ったスタルハイム渓谷の朝 / ノルウェー 2007.6.12
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Photo by my wife |
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旅は、感性を刺激する。世界の情景の前に、次々と発句が生まれる。湯水のようにとは行かないが、それでもどんどんできる。その中から良さそうな句を選び、推敲する。これが苦しいが、良い文句が絞り出せたときのうれしさは格別である。旅をしなければ、頭に浮かぶ情景は貧しく、生まれる詩句もまた貧しいだろう。そう思うと、「旅に出ることで感性に磨きがかかる」ということに気がついた。私のような才能に乏しい凡才でも、旅を続けることで、沢山シャッターボタンを押して、まぐれの名作を切り取ることができ、また、俳諧の世界でもまぐれに良句が生まれることがある。「旅は感性を育てる」からだろう。けだし名言だと自画自賛!(^^; |
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ともあれ、「継続は力なり」を信じて、これからも駄作を大量に詠んで行こう。そのうち何かがあることを信じて・・・。 |
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2007年6月29(金)〜30日(土)JR東海道線、小田急ロマンスカー、そして箱根登山電車に乗り、見頃を迎えている箱根の紫陽花(アジサイ)を切り取ってきた。特に箱根登山鉄道では、沿線に約1万株の紫陽花を植え付けており、麓から順に見頃を迎えるので、6月中旬から7月下旬にかけて、紫陽花を楽しむ行楽客で賑わう。 |
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箱根登山鉄道では、新型車両をあじさい電車と名付けて走らせているが、昼間はそうでない電車と特段の違いは無く、どの電車からも沿線の紫陽花を楽しむことが出来る。箱根湯本駅から強羅行きの登山電車に乗ると、出発すると間もなく右手に見頃を迎えた紫陽花が見えてくる。(写真下) |
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夜間は紫陽花がライトアップされ、全車指定席のあじさい電車が運行される。途中で止まってくれるので、下車して撮影できるというが、既に予約で満席状態だった。夜走る一般電車でも鑑賞できるが、特別なサービスはない。 |
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塔ノ沢駅から山道を歩いて20〜30分で、あじさい寺として知られる浄土宗の箱根・阿弥陀寺に着く。車道が狭く、タクシーに頼むと断られるので、歩くしかないが、案内標識が不十分で、とても苦労した。予想外に険しい参道を汗だくで上ると、箱根でもこんな秘境があるのかと思うほど山奥の草深い場所にぽつんと建つ本堂に辿り着いた。境内では白や青の清楚な紫陽花が見頃を迎えていた。 |
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再び箱根登山鉄道に乗り、先頭車両から進行方向を撮影した。仁ノ平踏切でカメラを構えて待ちかまえている人が二人いた。この辺は線路の両脇に紫陽花が咲いており、見頃を迎えた赤白青の紫陽花がとても綺麗だった。 |
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宮ノ下駅には紫陽花が沢山咲いており、駅のホームから電車と紫陽花を同時に撮影することが出来るスポットである。 |
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電車が通り過ぎる毎に、ホームに植えられた紫陽花が電車の窓に映り、まさにこれぞ紫陽花電車という風情であった。 |
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この時期、強羅公園(ごうらこうえん)で「あじさい展」が開催されており、珍しいあじさいの花が名札とともに展示されていたので、どういう名の紫陽花かよく分かった。写真下は、葉っぱが柏(かしわ)の葉に似ている珍しい紫陽花である。 |
柏葉あじさい(ハーモニー)/あじさい展(強羅公園)
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質素で素朴な紫陽花は日本固有の花で、万葉集にも名が見えるほど古くから知られる。日本人の感性によく似合う花なので、鎌倉時代以降は園芸品種としても栽培されたが、余りにもありふれた花であるために、紫陽花の名所が生まれたのは戦後になってからだという。箱根は現代の紫陽花の名所として、これからも多くの人々の目を楽しませてくれることだろう。 |
後日、「箱根の紫陽花」として、小作品をアップする予定であり、ご期待いただきたい。 |
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