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平成19年(2007)9月16日(日)、長野県諏訪市に鎮座する諏訪大社(すわたいしゃ)上社(かみしゃ)本宮(ほんみや)で十五夜相撲が開かれたので取材し、速報版を発表していたが、昨日、フルバージョンが完成し、6頁105枚の大作となった。
日本の裸祭り/ 第38集(実質第64集)「諏訪大社十五夜相撲」 撮影・原作・監修: 和田義男
http://wadaphoto.jp/maturi/jugoya1.htm |
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平成19年(2007)9月24日 作品:第32作 画像:(大73+小32) 頁数:6 ファイル数:195 ファイル容量:46MB
平成12年(2000)〜平成19年(2007) 作品数:323 頁数:1,147 ファイル数:30,188 ファイル容量:4,224MB |
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★☆★彡 |
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この祭りはinternetで知ったものだが、これほど伝統に即した格式ある神事相撲とは予想していなかったので、とても感動した。大相撲と同じ本物の衣装や小道具を使った奉納相撲は初めてである。船橋大神宮ですら行司は学生相撲大会で見られる蝶ネクタイを付けた審判がつとめている。日本相撲協会との交流があるからこそできることであろう。かつて、諏訪には熱心な学校長がおられ、そのときは参加者も多く、盛大だったそうだが、亡くなられると、後継者がいなくて、火が消えたようになったという。 |
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伝統を存続させることの難しさを感じる。一旦伝統が崩れ、パンツの上にまわしを締めて相撲をとることが許されるようになると、それが不自然で恥ずかしい姿だとは誰も思わなくなり、肌に直接まわしを締める正規の作法を恥ずかしいと思うようになる。この逆転した価値観を元に戻すことがどれほど難しいかは、多くの人が知っている。 |
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東京都足立区の「とねり少年角力大会」の例のように、幼児の頃からふんどし一丁で相撲を取る裸文化は、日本が世界に誇る伝統文化のひとつであり、そのためには子供たちがごく自然にそれを受け入れることができる環境を構築することが必要である。 |
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国政レベルでは、学校教育の場でも相撲や柔剣道を武道として必修科目にしようという検討が始まっている。今秋には十五夜相撲が長野県の無形民俗文化財に指定されるという朗報もある。これらを機に、相撲道が単なるゲームではなく、本来の姿に軌道修正されることを祈念したい。私の作品がその一助になれば、幸いである。 |
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役相撲最後の大関決戦! |
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E-510の筆卸し |
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2007年6月下旬にオリンパスからボディ内手ぶれ補正・小型最軽量・フルタイムライブビュー搭載1000万画素デジタル一眼レフカメラ E-510(いー・ごひゃく・じゅう)が発売されたが、この取材で4ギガのコンパクト・フラッシュと共に主力機として使用し、サブのE-410とあわせて2600枚5.5ギガを撮影した。枚数が多いのは、連写モードを多用したためで、フィナーレの大関対決や弓取式の画像がその成果である。 |
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結果はご覧のとおりで、十五夜相撲の素晴らしさを美しいビビッド・カラーで再現することができた。いつもの手持ち・フルオート撮影の和田流で通したが、レスポンスも素晴らしく、暗くても高感度撮影によりフラッシュ無しで美しい画像を切り取ることができた。いつ見ても1000万画素の迫力は素晴らしく、期待通りの性能を確認することができたので、これからも主力機として愛用してゆきたい。10月中旬にはニュージーランドに旅立つことにしているので、E-510で南半球の早春をタップリと切り取ってきたいと考えている。乞うご期待! |
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前年の大関による弓取り |
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一眼デジカメ秋の陣 |
先日、昼休みにJR新宿駅西口のビックカメラに行ったところ、オリンパスE-510はbQの売れ行きだった。名機・E-510の素晴らしさが徐々に浸透してきた結果で、更に健闘が期待される。bPは同じ価格帯のニコンD80だった。 |
ちなみに、ニコンD80は、巨額の広告費をつぎ込んだキムタクの宣伝効果が大きく、イメージが勝っているように思われる。D80にはオリンパスでは常識のダストリダクションやライブビューがない。レンズキットを買っただけでは手ぶれ防止も利用できず、別途その機構を内蔵したレンズを購入しなければならない。 |
その欠点を埋めるべく、ダストリダクションやライブビューを搭載したD300が11月に発売される。価格が倍になるので、上級者用である。初心者にこそ必要な手ぶれ防止やダストリダクションを搭載した入門機は当分発売されない。読者は、機能をよく吟味し、イメージによる選択ではなく、機能重視で機種選びをしないと後悔先に立たずという結果になりかねない。〈 完 〉
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平成19年(2007)9月16日(日)、長野県諏訪市に鎮座する諏訪大社(すわたいしゃ)上社(かみしゃ)本宮(ほんみや)で十五夜相撲が開かれたので、取材した。
日本の裸祭り/ 第37集(実質第63集)「諏訪大社十五夜相撲」速報! 撮影・原作・監修: 和田義男
http://wadaphoto.jp/maturi/jyugoya0.htm
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平成19年(2007)9月17日 作品:第31作 画像:(大20+小0) 頁数:1 ファイル数:46 ファイル容量:14MB
平成12年(2000)〜平成19年(2007) 作品数:322 頁数:1,139 ファイル数:29,955 ファイル容量:4,180MB |
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諏訪大社 |
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NHKの大河ドラマ「風林火山」の舞台となっている信州の諏訪地方に鎮座する諏訪大社は、信濃国一之宮と呼ばれ、諏訪市の上社本宮と茅野市の上社前宮、下諏訪町の下社秋宮と下社春宮の二社四宮からなる巨大な神社で、氏子は諏訪地方の6市町村にわたっている。 |
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全国唯一の胸を叩く「相撲踊り」 |
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十五夜相撲 |
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十五夜相撲は、正確には「諏訪大社上社十五夜祭奉納相撲」という。前日の15日(土)午前10時から上社拝殿前斎庭で相撲踊りを奉納する神事がある。奉納相撲は、16日(日)午前9時30分から午後3時まで上社境内で執り行われる。 |
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青年相撲の開始 |
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延文元年(1356)の「諏訪大明神画詞」には、上社の神事には古くから相撲がつきものであったと記されており、現在諏訪大社で行われている十五夜相撲は、190年ほど前には行われていた記録が残っており、江戸時代に上社の辻で若者たちが行っていたものが起源とされている。地元の神宮寺区には保存会が結成され、区民全体が一体となって歴史的文化の保存に取り組んでいる。 |
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梵天を担いで土俵入りする役付少年 |
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相撲踊り |
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諏訪市の無形民俗文化財に指定されている「諏訪大社上社十五夜祭奉納相撲」の最大の目玉は、地元氏子の力士たちが化粧まわしを着けて踊る相撲踊りで、「奥甚句」「相撲甚句」「胸たたき」の三つで構成されるが、相撲の攻めと守りを表す「胸たたき」は全国で現存する相撲踊りの中で唯一上社のものだけが伝承しているという。 |
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大関の弓取り |
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このあと、じっくりと時間をかけ、7年毎に行われる勇壮な御柱祭(おんばしらまつり)で知られる諏訪っ子たちが躍動する「諏訪大社十五夜相撲」のロマンと感動を満載した名作に仕上げたい。乞うご期待! |
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強い台風9号は、2007年9月6日夜、首都圏を風速25m/s以上の暴風に巻きこみながら北上したが、丁度青梅市上空を通過したような進路であった。首都圏が台風の直撃を受けたのは、2005年8月の台風11号以来二年ぶりのことである。強風が7日朝の通勤・通学時間帯まで続き、ダイヤが大幅に乱れた。 |
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多摩川の濁水に覆われた青梅市市民球技場 2007.9.7 0658 |
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朝、7時前、多摩川を見ると、濁流がテニスコート付近から護岸を超えて侵入し、球技場全体が水に浸かっていた。青梅に住むようになって17年になるが、球技場が川に浸かったのは初めてのことである。 |
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テニスコート付近から多摩川の濁流が流入中!/青梅市市民球技場 2007.9.7 0717 |
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昨夜は、小河内ダム付近に大量の降雨があってダムが満杯となったらしく、サイレンが聞こえたので、ダムの放水が行われたものと思われる。その影響で川の水位が上がり、濁流が中洲を初め河岸の低いところから周辺部にあふれ出る結果となったようだ。ここから更に下流の多摩川流域では、避難した地域があり、また、中洲に建てた小屋に住むホームレスの人たちが逃げ遅れ、ヘリコプターでつり上げ救助される様子がテレビで放映された。 |
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迷い込んだ魚をタモですくう人 2007.9.7 0726 |
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見たところ、水面は護岸を僅かに超えた程度で、流入速度や流入量は大したことはなかった。このあと、徐々に水位が下がり、洪水は間もなく引いたが、侵入した泥がテニスコートや野球場を覆っているので、復旧するまでにはかなりの時間がかかることだろう。いつも散歩に来ている市民が長靴で歩いていたが、急に水かさが増す恐れもあり、浸水時の立入は危険な行為である。 |
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水が引いた球技場 2007.9.7 0908 |
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早朝、「とねり少年角力大会」をアップした。この作品は、K. T. さんが8月26日(日)東京都足立区舎人諏訪神社で境川部屋の力士たちの協力を得て開催された少年相撲大会の模様を撮影したもので、2頁、22枚の短編である。
感動写真集/ 第83集「とねり少年角力大会」 撮影・原作: K. T. 監修: 和田義男
http://wadaphoto.jp/maturi/tonerisumo.htm
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平成19年(2007)9月2日 作品:第28作 画像:(大13+小9) 頁数:2 ファイル数:40 ファイル容量:6MB
平成12年(2000)〜平成19年(2007) 作品数:319 頁数:1,117 ファイル数:29,218 ファイル容量:4,083MB |
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相撲大会のお知らせ |
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境内の入口に角力大会のお知らせが貼られており、低学年でも読めるように、やさしい字で「参加するおともだちは、ふんどしをもって あさ10時に諏訪神社にあつまってください」と書かれており、相撲まわしを伝統の呼称である「ふんどし」と呼び、「相撲」と書かずに「角力」と表現している。相撲大会を主催する舎人町会青年部のこまやかな愛情と、伝統へのこだわりが感じられる。 |
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力士の模範試合 |
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子供たちの熱戦! |
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岩木山関と幼稚園児の取組み |
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あとがき |
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東京の住宅地でありながら、田舎の村祭りのように、町会や住民の方々に支援されたあたたかいお祭りでした。境川親方をはじめ、境川部屋の力士衆が住民の皆さんや子供たちと本当に親しげで、地域に愛されている相撲部屋なんだなと感じました。 |
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撮影については、毎度のことながら、撮影位置や光の具合には悩まされます。同じ祭りに何度も通わないとわからないことは多いですよね。今回最大の失敗は、途中でカメラのバッテリーが切れ、後半の勝ち抜き戦が撮影できなかったことです。来年もう一度チャレンジできれば、もっとよい作品を撮影したいと思います。〈 完 〉 K. T. |
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