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本日、郵便事業株式会社からWa☆Daフォトギャラリーの わっしょい!深川祭 の写真がモチーフに使われた切手が発売されたので、早速購入した。全国各地で開催されるふるさとを感じる祭や夏のイベントを題材としたふるさと切手「ふるさとの祭」シリーズは、去年から始まったもので、今回はその第2弾である。 |
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ふるさとの祭第2集「深川八幡祭」 2009.8.10 発売 / PRパンフレット
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裏 |
表 |
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左 |
右 |
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▼ 神輿と水掛け |
▼ 神輿と富岡八幡宮 |
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今年の祭シリーズには八幡宮の祭を取り上げたもので、岐阜県郡上(ぐじょう)市(郡上八幡)の郡上おどりと東京都江東区に鎮座する富岡八幡宮の深川八幡祭の切手各2枚である。このうち、深川八幡祭の切手は、左の「神輿と水掛け」が志村清貴さんが撮影したもの。右の「神輿と富岡八幡宮」が私が撮影したもの。それらをモチーフに切り絵画家の久保修さんが描いた絵が原画となっている。 |
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切手「神輿と富岡八幡宮」のモチーフに採用された写真 撮影:和田義男
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志村さんの方は、モチーフとなった写真と切り絵とが類似ししており、すぐに判別できるが、私の方は、寄せ木細工のような切り絵なので、担当者からこの写真ですといわれるまでは、どの写真がモチーフに採用されたのか分からなかった。ともあれ、2枚とも切手に採用されたことは大変嬉しい。今後も採用される可能性があると云われているので、これからも祭りの取材に精を出したい。(^^ |
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■■■ 「八朔相撲祭」速報! ■■■ |
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平成21年(2009)8月1日(土)正午から午後4時過ぎまで、東京都府中市宮町に鎮座する大國魂神社(おおくにたま・じんじゃ)(猿渡昌盛宮司)で八朔相撲祭(はっさく・すもう・まつり)が開催されたので、激写してきた。 「大國魂神社」公式サイト |
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緑陰の相撲場/大国魂神社(東京都府中市) 2009.8.1 12:05
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「相撲祭」は、大國魂神社のホームページの表現で、正式には「大國魂神社四ヶ町八朔奉納相撲」といい、今年で420回となる伝統ある祭礼である。八朔とは八月朔日(はちがつ・さくじつ)の略で、8月1日のこと。陰暦では、1日は月が朔(月齢零)の状態となるので、朔日といった。 |
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八朔は秋の季語で、この日は昔から吉日とされ、各地で祭礼が行われる。夏の忙しい畑仕事も一段落し、稲の初穂を神に供え、豊作を祈願する日として「田の実(頼み)の節句」ともいわれる。大國魂神社では、現在では8月1日に八朔相撲を開催しているが、新暦ではまだ夏である。 |
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この日は、天正18年(1590)に徳川家康が江戸城に入った日に当たり、これを記念して始まったのが五穀豊穣と天下泰平を祈るこの奉納相撲で、幕府からは水引幕が献納されたという。明治以後も京所町(きょうずちょう)・番場町(ばんばちょう)・八幡町(はちまんちょう)・府中町(ふちゅうちょう)の旧四ヶ町による伝統行事として引き継がれ、現在では、小学1年生〜6年生の6人制による4町内対抗リーグ戦を中心に、幼児・小学生・中学生・一般青年の個人戦が行われている。子供の頃、この相撲大会で活躍した郷土出身力士も祭に参加している。 |
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りょくいんの どひょうにすもう ふちゅうっこ |
Fuchu children competing sumo in the ring under the shade of trees. |
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土俵際の攻防 1/2 |
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寄り切り! |
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土俵際の攻防 2/2 |
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勇み足! |
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はっさくや よんひゃくねんの みやずもう |
First of August, amateur sumo wrestling at shrine for four hundred years. |
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八朔相撲祭のメインプログラムである6人制による小学生リーグ戦は、3勝3敗の場合は、1年生による決定戦が行われる。接戦の末、府中Aチームが栄誉ある優勝旗を手にした。第2位は八幡Aチーム、第3位は府中Bチームだった。 |
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中学生と青年一般の部は、チーム戦を組むほどの参加者が集まらないため、くじ引きによる組み合わせを行い、トーナメント形式による個人戦が行われた。 |
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土俵際の熱戦 1/2(中学生の部) |
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そのまま寄り倒し! |
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土俵際の熱戦 2/2 |
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痛い勝ち星 |
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春日山部屋所属の春日王(かすがおう)関/最高位:西前頭3枚目(2007年3月場所)が3人の幕下力士とともに土俵に上がり、子供たちに胸を貸したり、ぶつかり稽古を披露し、見物人たちの拍手喝采を浴びていた。ちびっ子たちは、本物の関取と相撲が取れるとあって大喜び。この中から未来の関取が生まれることを期待したい。 フリー百科事典「春日王」 |
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春日王は、ソウル市出身の韓国力士。当然ながらきれいな韓国語の標準語、春日山部屋で培ったきれいな日本語の標準語、通常会話に充分な英語の3ヵ国語を話すトリリンガルの相撲取りとして知られる。 |
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春日王関は、とても温和で、土俵や稽古場を離れると、気遣いが行き届き、笑顔を絶やさず人当たりがよく、来日わずか数年で流暢な日本語を話すことなどから好感を持たれ、後援会や春日山部屋周辺住民をはじめとしてファンが多い。 |
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春日野部屋の力士たちとの交歓のあと、一般青年の部に入り、くじ引きにより対戦相手を決めるトーナメント形式で、大國魂神社宮司杯、府中観光協会会長杯、むさし府中商工会議所会頭杯、東京馬主協会杯、若兎馬(わかとば)記念杯、大國魂奉賛会会長杯が争われた。子供相撲以上の立派な優勝杯が授与されるが、それに見合う参加者がいないのが残念だった。 |
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若兎馬(わかとば)記念杯は、府中出身の幕内力士・若兎馬(わかとば)関(現:尾車部屋付年寄押尾川)の業績を讃えて設けられたもの。平成15年(2003)九月場所において28年ぶりに東京都から誕生した幕内力士が若兎馬(わかとば)関だった。 |
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珍しい大技・決まり手は?/三役取組・最後の決勝戦 16:15
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若兎馬関は、416勝406敗の生涯成績を残し、平成19年(2007)九月場所を最後に引退。現在、押尾川親方として力士の指導育成に当たっている。若兎馬記念杯は、親方から直接優勝者に授与され、このあとレプリカと交換された。 |
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全ての取組が終わった後、東と西の三役力士による三役揃踏みが披露された。 |
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三役揃踏み/東 |
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三役揃踏み/西 |
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最後は、青年力士全員が土俵に上がり、輪になって水桶の力水を廻し飲みしたあと、勧進元を胴上げし、最後に記念写真を撮って閉幕。来年の元気な再会を約して解散した。 |
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和田義男講演会のために約2ヵ月のブランクがあり、久々の取材となったが、午前11時頃から午後5時頃まで、約6時間にわたって愛機オリンパスE-30により2,355枚5,889MBを激写。汗まみれになりながらペットボトル2本を空にし、昼食抜きでシャッターを切った。裸祭としては、三ヶ月ぶりの取材で、久しぶりに気合いが入った1日だった。心配された雨も降らず、江戸時代から420年もの間受け継がれてきた八朔奉納相撲のロマンと感動を十分に切り取ることができた。 |
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internetで八朔相撲を検索すると、全国各地で催行されていることがわかるが、これほど伝統と格式ある祭礼は見あたらない。いずれも小規模で、パンツの上にまわしを締めたりして変質している例が少なくない。府中は、伝統の裸褌文化を変質させることなく続けているところが素晴らしいが、一方で青年一般の参加者が少なく、盛り上がりに欠ける点は否めない。 |
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後日完成版「八朔相撲祭」をアップする予定であるが、それを見て一人でも多くの参加者が生まれることを祈念している。 |