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■■■ 「鐵砲洲寒中水浴'10」速報! ■■■ |
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冬晴れの絶好の水浴日となった平成22年(2010)1月10日(日)、東京都中央区湊1丁目に鎮座する鐵砲洲稲荷神社で、第55回寒中水浴大会が開かれ、かねてから準備していた水浴和田グループの代表として、三度目の寒中禊を行った。 |
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今回の作品は、「鐵砲洲寒中水浴'10」とし、星宏幸さん、小林豊一さん、徳光善宣さんの3人のカメラマンが激写した原画をもとに作成する予定でいるが、当日の夕刻、星宏幸さんから全ての原画を収めたDVDを頂いたので、翌日、速報版を発表することができたことを感謝したい。この速報版で撮影者の表示のない写真は、全て星宏幸さんが撮影した写真である。 |
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【凡例】 ▲:上の画像の説明文 ▼:下の画像の説明文 〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示 |
弥生会が300部用意した寒中水浴の栞(白黒両面刷6頁)/鐵砲洲稲荷神社(東京都中央区湊一丁目) 2010.1.10 |
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撮影:和田義男 |
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▲ 午前9時前に鐵砲洲稲荷神社に行くと、既に弥生会や敬神婦人会の役員たちが水浴大会の準備中だった。弥生会の青柳会長や石川幹事長、中川宮司など、お世話になる方々に挨拶した後、拝殿に行くと、一般参加者用にお送りした「寒中水浴の栞」が置かれていた(写真上)。
石川さんによると、水浴参加者だけでなく、参拝者や見学者などにも読んで頂き、寒中水浴の正しい知識を持って貰おうということで、300部印刷したという。しかし、最終的には、400名もの見学者が集まったため、途中で品切れとなってしまった。
内容は、水浴和田グループ用の 鐵砲洲寒中水浴の栞 から和田グループに関する部分を除外して6頁に纏めたもので、とても好評だったという。大変嬉しかったので、来年も更に補筆改訂して新版を提供することにしたい。 |
寒中水浴大会用の褌・鉢巻セット |
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拡大写真(1600X720)167KB |
撮影:和田義男 |
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▲ 社務所一階の受付で記帳して初穂料1000円を納めたあと、弥生会が用意した褌・鉢巻セット(1000円)を購入。和田グループは、これに衣装統一して水浴を行うことにしている。社務所二階に上がり、午前10時まで和田グループの受付を行い、申込者22人のうち19人が地元東京のほか、北海道、石川、群馬、埼玉、千葉、神奈川、愛知、京都、愛媛、福岡の各道府県から遠路はるば参加し、17人(初心者9人(台湾人1人))が集団水浴することになった。
▼ 午後10時からミーティングを行い、新尺さんによる越中褌・鉢巻の締め方の実演指導のあと、午前10時半ころには、全員が新しい白越中褌・白鉢巻を締めて裸形となった。今年は暖かく、日差しがあり、用意されたストーブには火を入れることがなかった。 |
社務所二階で褌・鉢巻を締めて水行の用意をする和田グループ 10:30
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▼ 午前10時45分から中川宮司の挨拶があり、予定通り、寒中水浴大会が始まった。全員、参拝のあと、道彦の篠・氷川神社宮司の指導により、神社一周のランニング、鳥船などの準備運動のあと、寒中水浴を行った。 |
恒例の神社一周・褌ランニング 10:59 |
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▼ 今年は過去最高の400人もの見学者やカメラマンたちが集まり、鐵砲洲稲荷の境内は、足の踏み場もないほどの盛況となった。水浴参加者も約80人を数え、こちらも新記録となった。 |
約400人の観客で一杯になった境内/鐵砲洲稲荷神社 11:07 |
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江戸囃子をバックに鳥船でウォーミングアップする裸たち
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大型氷柱4本が立つ円形水槽の周りで入念に鳥船を行う
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▼ 寒中水浴は、右側と左側の二手に分かれて交互に行った。一度が二度になり、初めて三度水浴することになった。道彦の判断一つでそうなったが、参加者の元気を見て、これはいけるということでそのような指示になったものと推測されるが、これまでにない厳しい水行となり、記念撮影や湊湯へ向かう途中に震えが来て、押さえることができなかった。少しでも体温を上げようと、自律神経による防御システムが働いたのは、ここ数十年、記憶がないので、久しぶりに緩褌の身体に渇が入った感じで、新鮮な気持ちになった。 |
寒中水浴開始 11:18 |
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としひとつ かさねてびゃっこん かんのこり |
Winter water ablution, white loincloth aging a year. |
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後から聞くと、東京都国立市から参加された最長老76歳の衷鼾カ近さんや石川県金沢市から参加された約20回の最長記録を持つ奥村次郎さん(74歳)は、2回で止められており、体調管理は自分で行うルールがしっかり守られていた。 |
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▲ 今回、女性の水浴者は7人に増え、地元・湊にお住いの柴田さん(62歳 弥生会 写真中央)が6回目の最長記録となった。水浴途中で我慢ができずに水から上がった人や気分が悪くなった人はなく、今年も例年通り、無事に寒中水浴を終えることができた。 |
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撮影:小林豊一 |
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撮影:小林豊一 |
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▲ 記念撮影のときには、震えが足に来ているのだが、どうにか顔には表れていない。このあと、銭湯に行き、湊湯の極楽を味わったことはいうまでもない。昼過ぎから社務所二階で昼食会があり、午後一時から二時半頃まで弥生会の直会に全員招待され、江戸っ子たちとの楽しい交流があり、初めての和田グループの結成は、大成功だった。 |
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大声を出して叫び、気合いを入れた鳥船行事のお陰で、私のみならず、殆どの参加者が上半身の筋肉痛を感じていると思われるが、寒垢離で筋肉痛になるのは、知らない人が聞くと奇異に感じることだろう。すべて道彦の篠・氷川神社宮司による指導のお陰であり、見事な采配に心から感謝申し上げる。
篠宮司には、来年以降も道彦を続けていただき、全国区で認知されるようになってきた鐵砲洲寒中水浴の顔となって頂きたい。今回、他に例を見ないほどの気合いの入った素晴らしい寒禊を体験することができたことは、大きな喜びであり、自信となった。来年以降も更に改善しながら集団参加を続けてゆきたい。
栄えある水浴和田グループ一期生の皆さん、寒中水浴を見事に完遂され、ご苦労様でした。神社、弥生会の皆様初め、地元氏子の方々には大変お世話になりました。お陰様で、爽やかな気持ちで新年をスタートすることができました。心より御礼申し上げます。今後ともどうか宜しくお願いします。有り難うございました。 〈 拝 〉 2010.1.11. 23:30 |
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