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昨日、本年第14集、2000年7月以来通算第462集となる作品をアップした。
「見付天神裸祭'13」
撮影・制作:
和田義男 |
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この作品は、平成25年(2013)9月11日(水)・14日(土)・15日(日)に静岡県磐田市で行われた見付天神裸祭(国指定重要無形民俗文化財)に全国連和田グループ第5期8名が参加し、その全容を取材したもので、今年で五作目となった。6頁220枚の感動大作で
ある。どうかお時間のあるときに、ごゆるりとご覧いただきたい。 |
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拡大写真(2400X1800)715KB |
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撮 影
2013年9月11・14・15日
OLYMPUS E-5
12-60mm
1230万画素 4,700枚 12GB
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編集後記 |
磐田市見付への旅は、平成21年(2009)以来、今年で5度目となり、初秋の恒例行事となった。毎年確実に詳しくなり、感動も大きい。 |
見付天神裸祭保存会には、当初から和田グループの参加を認めていただき、今年は新人がいなかったものの8人が裸祭の醍醐味を体感させて頂いた。 |
見付の裸祭は、国の重要無形民俗文化財に指定された数少ない裸祭であるばかりでなく、神事と祭事、静と動とが見事に調和した、美しく勇壮な祭礼であり、私はすっかり魅了されてしまった。 |
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今年は、東中区御瀧車に加わり、取材途中で褌一丁になり、初めて浜垢離に参加した。これまで見るだけの立場だったが、大海原に身を投じ、寄せ来る波を被りながら海水で垢離を取る感動は、終生忘れ得ない体験となった。上の写真は、終始アテンド頂いた福代陽一さんに撮影して頂いたもので、思い出に残る記念写真となった。 |
★☆★彡 |
今回も親子三代の写真や子供連の記念写真を多数撮影させて頂いたが、親から子へ、子から孫へと確実に伝統の裸褌文化が継承されており、少子高齢化が危惧される日本にありながら、見付天神の氏子たちは見事に問題を克服しており、未来の展望は極めて明るい。 |
一時期、褌の代わりにパンツを認めたことから、伝統の裸褌文化に乱れが生じていたが、保存会の懸命の指導啓蒙により、毎年、装束違反者が減少し、今年はガイドブックからパンツ姿が消え去った記念の年となった。福岡の博多祇園山笠や岡山の西大寺会陽のような褌着用という衣装統一を徹底した美しい裸祭に近づいていることは間違いない。
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特に今年は、浜垢離で西区の裸っぽたちが隊列を組んで浜から松原に引き揚げる光景を目にしたが、全員褌を徹底しており、とても嬉しく思った。しかし、祭組によっては、浜垢離・御大祭ともにルールを知りつつもあえてパンツやハンダコ姿で悪びれもなく参加していることも事実であり、その行動は私には理解しがたく、指導者のなお一層のモラル(士気)の向上を望みたい。 |
謝 辞 |
このたびは、見付天神裸祭の取材にあたり、全国連和田グループ五期8名を快く受け入れていただき、裸祭のロマンと感動を皆様方と共有する喜びを分け与えて頂きました。鈴木亮司会長はじめ見付天神裸祭保存会の皆様、そして地元でお世話になった多くの方々に心から御礼申し上げますと共に、これからも、保存会特別取材班として、皆様の晴れ姿を激写して記録保存し、世界に発信することで、ご厚誼に報いたいと思っております。 |
既に来年の参加に向け、大孫への宿泊を申し込んでおります。気力体力の続く限り、毎年、全国から参加者を募集し、全国連和田グループを編成して見付天神裸祭に参加させていただき、伝統の祭装束を身につけた模範集団となるべく行動して行きたく思っておりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうかよろしくお願い申し上げます。皆様方の今後益々のご発展ご健勝を祈念しております。有り難うございました。
2013.11.11 和田義男 〈 拝 〉 |
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日本の裸祭り第172集(97種)「見付天神裸祭'13」 |
撮影・制作 : 和田義男 |
平成25年(2013)11月11日
作品:第14作 画像:(大195+小25)
頁数:6 ファイル数:428
ファイル容量:184MB
●平成12年(2000)〜平成25年(2013) 作品数:462 頁数:1,881 ファイル数:85,493 ファイル容量:16,946MB |
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拡大写真
「西中区二番觸の浜垢離」(2600X1950)871KB |
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見付天神裸祭の取材5年目の節目を迎えた私は、記念に浜垢離に参加することにした。使用する六尺褌は、今年、
猪鼻の甘酒こぼし'13
の取材で頂いた新品で、前袋式に締めるのに私の体型にぴったりの長さだった。 |
早朝からの取材のため、現地で更衣する時間がないので、新幹線で移動中、電車が浜松駅に到着する30分ほど前にトイレの中で褌を締めた。(笑) 取材基地の福代邸では、褌の上にTシャツと海パンを着用し、御瀧車の鉢巻をリュックに詰めて出発。浜辺の取材途中で、Tシャツと海パンを脱ぎ、鉢巻をして裸っぽに変身したあと、カメラとリュックを福代さんに預け、御瀧車に加わった。福代さんには私の浜垢離の様子を激写してもらった。
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御瀧車のあと、西中区の浜垢離にも加わったところ、二番觸・松本直希警固長が特別に憧れの赤いリボンのついた觸鈴を持たせてくれたので、波を被りながら打ち鳴らした。あとで写真を見ると、後ろから私の身体を保持してくれている人がいたことも分かり、本当に感動した。浜垢離は神事禊なので、觸鈴は他の祭組はさわれないことを後から知って、二番觸の暖かい御厚誼に胸が熱くなった。 |
私が人前に褌姿を晒すのは、正月第二日曜日に開催される東京都中央区・鐵砲洲稲荷神社の越中褌着用による寒中水浴大会とこの浜垢離だけである。浜垢離は男らしくて格好良く気合いの入る六尺褌が最適だ。前袋式にきっちり締めれば、激しい運動にも乱れることはない。 |
前袋式六尺褌は、江戸時代に武士の編み出した古式泳法の正装であった。旧海軍も水泳はこのスタイルで実施しており、水褌(すいこん)と呼ぶ。溺れたときでも褌をつかめば直ぐに助け出せるので、海水パンツよりも優れた水着である。非常時に褌を解いて長く垂らせばサメよけにもなる。 |
これからも気力体力の続く限り、日本男児のアイデンティティを感じる水褌をキリリと締めて浜垢離を実践したい。 |
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ふれすずや ふんどししゅうの あきのこり |
Heralding bells, the autumnal purification by the people of
fundoshi loincloth. |
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西中区 |
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の |
浜垢離 |
〜觸鈴を持つ筆者〜 (アニメーション) 2013.9.11 |
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撮影:福代陽一 |
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▼ 浜垢離では、松原に戻って半纏を着る前に、福代さんに私の褌姿を撮影してもらった。この日ばかりは、大勢の裸っぽの中の一人なので、誰憚ることなく撮影出来る。揺れる新幹線のトイレの中で締めた割には、終日、褌の緩みや乱れがなかったのが自慢。(笑) |
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当年66歳だが、こゝ一年ほど毎夕続けてきた多摩川健康ウォーク5km1時間のあと、入浴前に我が家のヘルスメーターで測定した体重は65kg、BMI24、体年齢
58歳。まだまだ若いもんには負けられない。〈 完 〉 2013.11.11 和田義男 |
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和田義男(66歳)の裸っぽ 2013.9.11 |
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撮影:福代陽一 |
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