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撮 影
2014年8月27・30・31日
OLYMPUS E-5
12-60mm
1230万画素 6,700枚 10.6GB
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編集後記
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● 磐田市への旅は、平成21年(2009)以来、今年で6度目となり、初秋の恒例行事となった。毎年確実に詳しくなり、感動も大きい。 |
見付天神裸祭保存会には、初めて取材したときから和田グループの参加を認めていただき、今年は新人3人を含む総勢8人が裸祭の醍醐味を体感させて頂いた。 |
見付天神裸祭は、国の重要無形民俗文化財に指定された数少ない裸祭であるばかりでなく、神事と祭事、静と動とが見事に調和した美しくて勇壮な祭礼であり、今年も終生心に残る素晴らしい体験をさせて頂いた。 |
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昨年に引き続き、今年も取材途中で褌一丁になり、浜垢離に参加した。これまで見るだけの立場だったが、大海原に身を投じ、寄せ来る波を頭から被る浜垢離は、日本の裸褌文化の極みである。上の写真は、昨年、終始アテンド頂いた福代陽一さんに撮影してもらったもので、貴重な記念写真である。 |
★☆★彡 |
● 今回も親子三代の写真や子供連の記念写真を多数撮影させて頂いたが、親から子へ、子から孫へと確実に伝統の裸褌文化が継承されていることは、誠に喜ばしい。しかし、28の祭組の中には、スプロール化による人口減により参加が難しくなってきているところもある。今回、和田グループと保存会との直会の席に問題を抱える警固長が出席し、彼が率いる祭組に応援参加してもらえないかとの打診があった。
保存会幹部とも協議のうえ、その町会が応援の受入を正式決定すれば、和田グループのうち二番觸参加者が全員加勢することになった。「むしろ鶏口となるも牛後となるなかれ」の諺どおり、二番觸の後をついてまわるより、小世帯ながらも実質的な役割を果たせる祭組に属した方が活躍の場が多く、裸祭に参加する意義も高まるので大変有り難い話しだと思う。来年どのような経験ができるか、今から楽しみである。
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● 一時期、褌の代わりにパンツを認めたことから、伝統の裸褌文化に乱れが生じていたが、保存会の懸命の指導啓蒙により、毎年、装束違反者が減少し ていることは誠に喜ばしい。 しかし、祭組によっては、浜垢離・御大祭ともにルールを知りつつもあえてパンツやハンダコ姿で堂々と参加していることも事実であり、天気予報の西高東低のように東に行くほどその傾向がある。その行動は私には理解しがたく、指導者のなお一層のモラル(士気)の向上を望みたい。
私の作品の中では、全員褌が守られているように見えるが、パンツ姿が一人でも入っていればボツにしているためで、実際は装束違反が散見される。毎年、警鐘を鳴らしてもルール違反を根絶できないのは、見付では他の祭組に干渉しないという文化が根強く残っているためと推測される。
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謝 辞 |
このたびは、見付天神裸祭の取材にあたり、全国連和田グループ第六期8名を快く受け入れて頂き、随所で歓待を受けたばかりでなく、祭のロマンと感動を皆様方と共有する喜びを分け与えて頂きました。鈴木亮司会長はじめ見付天神裸祭保存会の皆様、そして地元でお世話になった多くの方々に心から御礼申し上げますと共に、これからも、保存会特別取材班として、皆様の晴れ姿を激写して記録保存し、世界に発信することで、ご厚誼に報いたいと思っております。
既に来年の参加に向け、大孫への宿泊を申し込んでおります。来年は輿番が東中区・地脇なので、連泊して還御を含めて取材する予定にしております。気力体力の続く限り、毎年、全国から参加者を募集し、全国連和田グループを編成して見付天神裸祭に参加させて頂き、正規の祭装束を身につけた模範集団として行動して行きたく思っておりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうかよろしくお願い申し上げます。皆様方の今後益々のご発展ご健勝を祈念しております。有り難うございました。 2014.10.22 和田義男 〈 拝 〉
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日本の裸祭り第182集(98種)「見付天神裸祭'14」 |
撮影・制作 : 和田義男 |
平成26年(2014)8月23日 作品:第15作 画像:253(大234+小19) 頁数:9 ファイル数:513 ファイル容量:205MB
平成12年(2000)〜平成26年(2014) 作品数:478 頁数:1,945 ファイル数:88,561 ファイル容量:18,155MB |
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