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三重塔と桜
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三重塔 高さ約30mの三重の塔は、江戸初期の風を伝え、初層には大日如来像が安置されている。1987年(昭和62年)に解体修理され、朱塗りの極彩色に復元された。 |
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清水寺
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清水寺(きよみずでら)は、798年(延暦17年)、平安初頭の武将・坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が延鎮を開山(かいさん 仏寺を創建した僧)として建立。805年(延暦24年)、桓武天皇(かんむてんのう)の御願寺(ごがんじ 皇室の私寺)となってから維新まで、朝廷や幕府の厚い保護が続いた。
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清水寺の桜
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本尊は十一面観音像。観音の慈悲は広大無辺であり、あらゆる人間の苦悩を救う。この現世利益の観音信仰が平安中期から高まると、清水寺は学問や修行の寺としてよりは、信仰で栄える寺となり、日本無双の観音霊場と謳われるようになった。
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清水の舞台
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満開の桜を眼下に京都市内を遠望できる国宝・本堂は、清水(きよみず)の舞台で知られる。
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奥の院の桜
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奥の院 江戸時代初期の重要文化財。本堂と同期の1633年(寛永10年)に再建され、本堂同様に舞台造りになり、「奥の千手(せんじゅ)堂」ともいい、千手観音三尊と二十八部衆、風神・雷神を祀る。五間四方、寄棟造り、桧皮葺き(ひわだぶき)屋根は美しい反曲線を描く。 |
音羽の滝の真上に建ち、元祖・行叡居士と開山・延鎮上人練行の旧草庵跡と伝えられる。昔の真言宗の流れを受け、弘法大師像も奉祀している。奥の院から本堂舞台がよく見える。 |
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※ 清水寺については、2001年10月27日の写真を元に作成した「旅紀行ジャパン 第5集
京都東山散策2/3
」により詳しい解説があります。 |
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音羽の滝
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奥の院崖下の音羽(おとわ)の滝は、音羽の山中より湧出する清泉で、金色水とも延命水とも呼ばれ、清水という地名の起りとなった。天下五名水の一つで諸病に効くといわれ、長蛇の列がつくられる。
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昔はこの滝に願を掛ける習わしがあり、滝詣と呼んでいた。滝に打たれてから80段の石段を登って本堂と奥の院へ詣り、また降りて滝に打たれる。これを一日33回繰り返したという。
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現在、3本の水にはそれぞれ健康長寿、学業成就、縁結びの効用があるが、欲張って3本とも飲むと、御利益は帳消しになってしまうとか。
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穏やかな春晴れのなか、素晴らしい花見ツアーとなった。西行の「願はくば花のもとにて春死なん...」の心情をほんの少し理解できたような気がした。(完)
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