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ザゼンソウはサトイモ科の多年草。仏像の光背に似た形の花弁の重なりが僧侶が座禅を組む姿に見えることが名前の由来とされる。また、花を達磨大師の座禅する姿に見立てて、ダルマソウ(達磨草)とも呼ぶ。 |
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コバイケイソウはユリ科シュロソウ属の多年生の植物。中部地方以北、北海道に分布し、山地から亜高山の草地や湿地のような、比較的湿気の多いところに生える。 名前の由来は、花が梅に似ており、葉が尢魔ノ似ているため。 |
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高さは1mほどになり、6月から8月に穂の先に白い花をつける。花茎の先端部は両性花で、横に伸びる花が雄花。群生することが多く、初夏の山を代表する花の一つ。 光沢があり、硬く葉脈がはっきりとした長楕円形の葉が互生する。有毒で、全草にプロトベラトリン等のアルカロイド系の毒成分を持つ。誤食すると嘔吐や痙攣を起こす。 |
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ヒメシャクナゲは、ツツジ科ヒメシャクナゲ属の常緑低木で、学名を Andromeda polifolia (アンドロメダ・ポリフォリア)という。Andromeda(アンドロメダ)は、 ギリシャ神話に出てくるエチオピアの王女の名で、国を救うために怪獣に人身御供(ひとみごくう)となったが、ペルセウスに助けられ、その妻となった。星座にその名が残る。 |
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▼ チングルマは、バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木の高山植物。北海道〜中部地方以北に分布する。高山の雪渓周辺の草地や砂礫地に生える。高さは10cm程度。枝は地面を這い、群落を作る。葉は羽状複葉。花期は6〜8月。花茎の先に3cmほどの白い花を1つ咲かせる。花弁は5枚で、多数の黄色い雌しべと雄しべがある。 |
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開花後、花柱は伸びて放射状に広がる。和名のチングルマは、この実の形が子供の風車(かざぐるま)に見えたことから稚児車(ちごくるま)から転じてつけられたという。 |
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▼ 日本の固有種で、トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草。本州の中部地方以北に分布し、花期は、6〜7月。高さは40-50pになり、葉は狭長楕円形で互生し、茎の先の葉は丸く、数枚が輪生する。 |
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▼ ヒオウギアヤメは、アヤメ科アヤメ属に分類される多年草。北海道〜本州の中部以北に分布し、深山の湿原などに自生する。高さは70cmほどになる。本州では高山の湿地に自生し、花期は6月〜8月。葉はアヤメよりやや幅広い。 |
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和名は、葉の出方が檜扇(ヒオウギ)(ヒノキの薄板を重ねた扇で、古くに宮中などで用いたもの)に似ることに由来する。文仁親王妃紀子(ふみひとしんのうひ・きこ)様のお印でもある。 |
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牛首までの往復4.4kmを散策したあと、山ノ鼻で自由時間となり、体力を残す者が尾瀬研究見本園を一周した。 |
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尾瀬研究見本園(山ノ鼻植物研究見本園)は、至仏山の山裾、猫又川の南に広がる湿原に、尾瀬に咲く湿原植物を移植して作られたもので、全長約2kmの木道が張り巡らされたハイキングコースがある。 ゆっくり歩いても1時間あれば周遊できる。 |
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燧ヶ岳 |
(2,356m)と |
水芭蕉 |
11:55 |
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▼ ヤマオダマキは、キンポウゲ科 オダマキ属の多年草で、山地の草原や林縁に生える。 高さ30-100cmで、直径3-3.5cmの花をつける。花期は6〜8月。和名は、花の形が苧環(おだまき)という紡いだ麻糸を丸く巻く道具に似ていることから付けられた。 |
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水芭蕉 |
の群生/ |
尾瀬研究見本園 |
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▲▼ 尾瀬研究見本園に入ってみると、こちらは温度が低いのか、水芭蕉の最盛期で、広範囲に群生が見られ、感動した。わざわざ牛首まで往復しなくても、直ぐ近くで見事な水芭蕉の群生が見られたので、体力が無く、見本園の散策をパスした人たちには気の毒な結果となった。 |
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しつげんの おくのはてまで みずばしょう |
Skunk cabbages, spreading to the end of inner part of the moor. |
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▼ 我々第3班のネイチャー・ガイドは写真下のストックを持って説明する中島さん。ガイディング・レシーバーが無いので、後ろの方にいては説明が聞こえないのが難点だったが、一列縦隊の隊列を保持しながらゆっくりと歩き、要所で詳しい説明と写真タイムがあった。 |
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▼ リュウキンカは、キンポウゲ科の多年草。日本、朝鮮半島、中国、シベリアなど北半球全域に自生し、水辺や湿地などで春に黄色い花を咲かせる。茎が立つことから「立金花」と呼称されるようになった。花言葉は「必ず来る幸福」。学名の Caltha はラテン語で「強い匂いのある黄色い花」という意味。 |
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撮 影
2009年6月13・14日
E-30 E-510
9-18mm 12-60mm
1230万画素 927枚 2.33GB
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尾瀬ヶ原の木道は平坦なので老若男女が気軽に散策できるが、尾瀬入口の鳩待峠から尾瀬ヶ原西口の山ノ鼻までの3.3kmは、標高差約200mの石段や木道を1時間ほど歩かなければならず、体力のない人は尾瀬ヶ原に着くまでにダウンしてしまう。 |
また、疲れた帰りに登りの1時間が待っているので、トレッキング・シューズなどそれなりの装備に加えて、元気でないと尾瀬を散策することはできない。ガイドによると、たまにハイヒールで来る非常識な女性もいるというから笑ってしまった。 |
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昼食を山ノ鼻で取ったあと、ツアーバスの待つ鳩待峠までの登り3.3kmは大変で、午後2時に着いたときには、全身汗だくだった。幸い、ツアーバスで水上温泉に戻って入浴し、着替えることができたので、東京に帰る新幹線では快適に過ごすことができた。翌日は筋肉痛も大したこともなく、元気な身体に感謝した。 〈 完 〉 和田義男 |
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日本の花第32集 「尾瀬の水芭蕉」 |
撮影・制作 : 和田義男 |
平成21年(2009)9月8日 作品:第26作 画像:(大42+小9) 頁数:3 ファイル数:107 ファイル容量:30.8MB
平成12年(2000)〜平成21年(2009) 作品数:335 頁数:1,256 ファイル数:51,812 ファイル容量:7,043MB |
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