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▼ 阿蘇草千里の正規の名称は、「阿蘇草千里ヶ浜」。阿蘇五岳のひとつ烏帽子岳の中腹に広がる直径約1kmの火口跡で、牛や馬が放牧されており、阿蘇の観光スポットの一つである。この日は、視界が悪く、草千里には行かなかったので、フリー百科事典などの写真を利用させて頂いた。 |
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草千里には、広い有料駐車場や火山博物館、草千里グリーンパークと称するレストランや土産物店などがあり、阿蘇中岳火口の観光基地となっている。草千里には2つの池があり、梅雨時や雨が降った後などにはしばらく水が溜まり池となる。冬には天然のアイススケート場として活用されるという。 |
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夏の草千里 |
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秋の草千里 |
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観光ガイド
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草千里は、東京ドーム33個分の広さがあるので、乗馬には最適な場所。「草千里乗馬クラブ」(TEL
0967-32-2990)が初心者でも安心して楽しむことができるホースライディングを提供している。 草千里乗馬クラブ |
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▼ 大野さんによれば、大手旅行代理店が中岳の噴火口が阿蘇観光の最大の目玉として宣伝してきたが、それは間違いだと断言する。噴火口を見て阿蘇の雄大さは体感できない。阿蘇の最大の醍醐味は、外輪山から見た阿蘇中央火口丘の雄大な景観だという。 |
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阿蘇・中岳の位置 |
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その中岳噴火口に向かったが、観測所に電話すると、雲がたちこめてよく見えないということで断念した。そこで、ここでもフリー百科事典などの写真を利用させて頂いた。 |
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阿蘇山の火口は、新旧、大小取り混ぜてはっきりした数が分からないほど沢山あるが、未だに噴煙を上げて活動を続けているのは中岳の火口だけである。中岳にはカメラや地震計が設置されて24時間体制で観測が続けられ、噴火が予想されるときには、即刻、立入規制がとられる。 |
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中岳火口の直径は約600m、深さは約130m、吹き上がる溶岩の温度は1,000〜1,200℃に達する。静穏時には雨水が溜まり、50〜80℃の湯でみたされ、「阿蘇の湯だまり」と呼ばれる火口湖として観光名所となる。 |
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阿蘇の火口湖「湯だまり」の色は、エメラルド・グリーンだが、これは周りの岩石から溶け込んだ酸化鉄(緑)と酸化銅(青)の色がブレンドされたもの。 |
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エメラルド・グリーンの火口湖は、「蔵王のお釜」「草津白根山の湯釜」「阿蘇中岳の湯だまり」が名高いが、有毒ガスの噴火煙が勢いよく立ち上る「阿蘇湯だまり」が一番迫力がある。 |
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蔵王のお釜 |
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草津白根山の湯釜 |
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くまもと阿蘇カントリークラブ湯の谷コースの位置 |
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阿蘇のゴルフ場 |
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阿蘇は観光だけでなく、ゴルファーにとっても魅力あふれるエリアである。阿蘇の雄大な自然に囲まれた各コースは、自然の起伏を活かした山岳コースが多いのが特徴。阿蘇と名が付いたゴルフ場は、阿蘇近郊のゴルフ場を含め、8箇所にのぼる。 |
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くまもと阿蘇カントリークラブ湯の谷コース 13:49
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▲▼ 米塚下園地から大野勝彦美術館に向かう途中、南阿蘇村河陽(かわよう)に位置するくまもと阿蘇カントリークラブ湯の谷コースのそばを通ったので、プレーの様子を望遠レンズで切り取った。フェアウェーが広く、アンジレーション(起伏)が豊かで、初心者からベテランまで、十分に楽しむことができる素晴らしいコースだった。 |
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大野勝彦美術館の位置 |
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大野勝彦美術館 |
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▲▼ 風の丘 阿蘇
大野勝彦美術館は、南阿蘇村長野の阿蘇中央火口丘の西斜面に建つ。大野勝彦(1944年2月3日- )は、熊本県菊池郡菊陽町の出身で、平成元年(1989)7月、45歳のときに仕事中の事故で両手を切断、それ以来、一念発起して詩人・画家となる。両腕に義手をつけて絵を描く。絵の内容は、阿蘇山の自然や地蔵、動植物など。自ら主宰する「やまびこ塾」には、葉書に絵を書く「葉書絵」の教室がある。 |
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▲▼ 広大な阿蘇の大自然の中、ここにはいつも心地いい風が吹いています。風の丘で、お客様との日々の出会いを楽しみながら、詩画を描き、お話をさせていただいています。“夢は叶う”を実際に見ていただける美術館に、ぜひお越しください。 年中無休 10:00〜17:00 TEL 0967-65-5111 JR豊肥本線赤水駅からタクシーで10分 |
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風の丘から見た阿蘇外輪山(西方) |
俵山 |
熊本方面 |
矢護山 |
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▲▼
天気の良いときには、ここ、風の丘から眺める阿蘇西外輪方面の眺望が素晴らしいという。正面の窪みは、かつてカルデラに溜まった水が熊本方面に流れ出て行く通り道になったところで、阿蘇の外輪山は、ここだけが凹んでいる。このときは、視界が悪く、外輪山が見えるだけの景色だったが、天気の良い日には、遠く熊本平野まで見通すことができるという。筆者は、写真下の杉林と芒野(すすきの)との対比が面白かった。 |
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▼ かつては存在しなかった風景が風力発電用の巨大な風車である。視界が悪くなっても、その巨大さ故に、どこからでも目にすることができる。風の丘を吹き下りた阿蘇の風は、西外輪の風車を廻しながら駆け下りて行く。 |
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▼ 美術館の花壇に鮮やかな鶏頭(けいとう)が咲いていた。鶏頭を見ると、いつも正岡子規の句「鶏頭の十四五本もありぬべし」が浮かんでくる。この句が駄作なのか秀句なのかという「鶏頭論争」が起こり、今も評価が割れている。私は、素晴らしい句だと思っている。著名な俳人が勝手な感想文を書いて良否を争っているが、俳句とはそれほどに主観的であり、危ういところがある。俳句に限らず、芸術とはそういうものかも知れない。 |
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鶏頭 |
の十四五本もありぬべし 子規 / 風の丘 |
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▲▼ 風の丘の右下に葉祥明高原絵本美術館が見えた。場所は、南阿蘇村河陽(かわよう)になる。葉
祥明(1946年7月7日-
)は、熊本市出身の日本の絵本作家。本名、葉山祥明。立教大学経済学部、セツ・モードセミナー卒業後、ニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグに留学、油絵を学ぶ。祖父の代に日本へ渡来した中国人の家系に出自を持つ。自身は30代で日本国籍となった。 |
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西部外輪山と |
葉祥明 |
阿蘇高原絵本美術館 |
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赤水の位置 |
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▼
阿蘇中央火口丘の西斜面を下り、再び阿蘇市に入り、赤水で下車。黒川に架かる橋の上から周囲の景観を撮影した。近くには阿蘇赤水温泉があり、阿蘇ゴルフ倶楽部赤水コースがある。 |
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黒川と |
阿蘇 |
西外輪 / |
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赤水 |
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14:17 |
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▲▼ 阿蘇の外輪山は、大きく分けて北外輪と南外輪がある。阿蘇市周辺の外輪山が北外輪ということらしい。そしてその南側の外輪山が南外輪である。しかし、東西にも外輪山があり、東外輪、西外輪という表現もinternetでは見かける。 |
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西外輪は、かつてのカルデラ湖の水が流れ出たところが凹んでおり、そこが峠となって熊本方面への出入口になっている。そういう意味では、西外輪という表現はちょっとおぼつかない。北外輪西部と表現する文献があるのは、そのような理由があるのかも知れない。 |
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阿蘇市赤水から阿蘇中央火口丘を眺めると、中央には、中腹に中岳噴火口の入口となる草千里を擁する杵島岳(きじまだけ)が聳え、その左手前に米塚が見える。右(南)端の山が烏帽子岳である。 |
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この日は、気流が悪く、そのお陰で豪快に雲を湧き上げる阿蘇中央火口丘の様子を眺めることができた。晴天の穏やかな阿蘇も勿論素晴らしいが、いつもはこのような雲が湧いている日が多いと思われるので、これが阿蘇の素顔だといっても良い。湧き雲も阿蘇の雄大さを示す大きな景観の一つだと感じた。 |
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豪快に雲を湧き上げる阿蘇中央火口丘(西面) / 赤水
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蛇ノ尾 |
米塚 |
往生岳 |
杵島岳 |
烏帽子岳 |
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阿蘇カルデラは、余りにも広すぎて、外輪山と中央火口丘を合わせて一望することができない。そのため、部分的な景観に終始するため、他の山岳風景と殆ど変わらないので、失望する観光客もいる。大野さんは、阿蘇の観光は、一発のパンチ力を求めるのではなく、じわじわ効いてくるジャブに期待して欲しいという。 |
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みあぐれば さぎりにむせぶ あそのやま |
Looking up at Aso Mountains,
choking in the rising
clouds. |
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