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校倉造りの宝蔵(左)と経蔵(右)(国宝)
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鼓楼(国宝)
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講堂のそばに立つ鼓楼。現在は鑑真が唐からもたらした仏舎利(ぶっしゃり
釈迦の遺骨)を安置しており、寺の資料では舎利(しゃり
遺骨)殿と表示されている。
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宝蔵・経蔵(国宝)
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鼓楼の東には天平時代の二つの校倉(あぜくら)が並んでいる。北が宝蔵、南が経蔵でいずれも国宝である。経蔵は、現存する日本最古の校倉造りである。
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鑑真和上坐像(国宝)
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東山魁夷の障壁画 |
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写真をクリックすると拡大します。 中央奥が鑑真和上坐像 〈資料〉
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鑑真大和上御影堂
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鑑真大和上御影堂
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肖像彫刻の最高傑作といわれる鑑真和上像(国宝)は境内北端の御影堂(みえいどう)に安置されている。
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東山魁夷(ひがしやまかいい)画伯が鑑真和上を慰めるために足かけ12年にわたり制作した68面の障壁画(しょうへきが 襖障子や壁面などに描いた絵)が御影堂に飾られている。開山忌を中心に3日間(6月5日〜7日)、和上坐像とともに一般公開される。
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御影堂から更に東の奥へ行くと、静かな林に囲まれて鑑真和上廟所がある。廟所前に蓮池があり、7月初め頃から見事な蓮が咲きそろうという。
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俳人松尾芭蕉が1688年(元禄元年)当寺に詣で鑑真和上像を拝しての句である。
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唐招提寺の紅葉
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御影堂前の東西に延びる細道
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写真をクリックすると新しい窓が開き拡大写真(1024x768)251KBが表示されます。
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《 撮影 2001年12月1日 》 |
オリンパス CAMEDIA C-3040ZOOM 300万画素 |
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苔むす木々
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小春日和のなか、世界文化遺産と予期せぬ紅葉に接し、のどかな大和路・西ノ京を堪能した1日であった。最後に唐招提寺南大門でもらったパンフレットの名文を引用して、結語としたい。
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この古刹唐招提寺伽藍の整う美しさはかねて世上に喧伝されていよう。まことに四時(しいじ
春夏秋冬のこと)趣きを改めて詩情こまやかである。
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もし狭霧(さぎり)立つ朝の夢幻にも似たほのかな気配と、落陽に染まる天平の甍の壮麗を知るならば、風趣は一だんと深く、古都の古刹の雰囲気はいよいよ昂揚されるのである。(完)
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