|
|
|
|
▼
チェルヴィニアの観光を終えたツアー一行は、モンテ・ビアンコ(モンブラン)を一目見るために、西南西約60kmにある最後の観光地ラ・パリュに向かった。 |
|
|
|
|
|
|
|
モンブラン南東に位置するラ・パリュ |

|
画像:Google Earth |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
▼ ラ・パリュに向かう途中に見えたグランド・ジョラス(4,208m)は、フランスとイタリアの国境にあり、モンブランの東北東約10kmに位置する。その北壁(ウォーカー側稜・ウォーカーバットレス)は、マッターホルンとアイガーと共にヨーロッパ三大北壁の一つである。 |
|
|
|
|
|
|
|
地上から望むグランド・ジョラス(4,208m) |

|
拡大写真(2400x1800)959KB
|
|
|
|
|
|
|
▲ 初登頂は1937年、イタリア人リカルド・カシン一行。長谷川恒男と森田勝の冬季北壁単独世界初登攀(とうはん)争いの舞台にもなった。
三大北壁の中では知名度で劣るものの、難易度では最難関といわれ、森田勝もこの山で命を落とした。 |
|
|
|
|
|
|
|
モンテ・ビアンコ(モンブラン)とグランド・ジョラス間に連なる岩山 |

|
拡大写真(2400x1800)1.09MB
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
▼ アオスタ渓谷北西端のクールマイユール(1,288m)は、モンテ・ビアンコ(モンブラン)の南斜面に位置するイタリアン・アルプス屈指のリゾートである。モンテ・ビアンコを境にフランスのシャモニーと接している。 |
|
広大なゲレンデは、総延長100kmにも達するが、初心者でも滑ることができることで人気がある。ヘリコプターで登って、スキーで滑り降りるというスケールの大きいヘリ・スキーもある。 |
|
|
|
|
|
|
ラ・パリュからフニクラでリフジオ・トリノに向かう 14:55 |

|
拡大写真(2000x1250)617KB
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
▲▼ ラ・パリュ(1,325m)は、地球の歩き方に載っておらず、Google Earth にもハッキリとした表示がなく、探すのに苦労したが、クールマイユール Courmayeur の分村で、フニクラ・モンテ・ビアンコ Funivie Monte Bianco (モンブラン・ロープウェイ)の出発地点であることが分かった。
|
|
|
|
|
|
|
|
フニクラから眺めた谷間の村ラ・パリュ 15:15 |

|
拡大写真(2000x1500)798KB
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
▲▼
フニクラ・モンテ・ビアンコは、イタリアのラ・パリュ(1,325m)からエルブロンネル Pointe Helbronner
(3,462m)までを結ぶロープウェイである。別会社のロープウェイを乗り継げば、フランスのエギーユ・デュ・ミディ
Aiguille du Midi 展望台(3,777m)を経由してシャモニー Chamonix-Mont-Blanc (1,036m)まで行くことができる。イタリアのラ・パリュからアルプスを越えてフランスのシャモニーまで乗り継いで行けるこのルートは、世界一長いロープウェイといえる。
|
|
|
|
|
|
|
|
ゴンドラから見た地上の景観 15:23 |

|
拡大写真(2400x1800)885KB
|
|
|
パヴィリオン Pavillon 駅(2173m)で乗り換え 15:19 |

|
|
|
リフジオ・トリノ Rifugio Torino 駅(3,329m)に向かう 15:21 |

|
拡大写真(2400x1800)1.00MB
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
▼ 一行は、フニクラ(ロープウェイ)に乗車し、パヴィリオン Pavillon 駅で乗り換えた後、二つ目の中継駅リフジオ・トリノ Rifugio Torino (3,329m)で下車。トリノ避難所(3,375m)まで歩き、モンテ・ビアンコ(モンブラン)を望見した。この建物は、1952年に建てられた新しいトリノ小屋である。 |
|
|
|
|
|
|
|
リフジオ・トリノ Rifugio Torino (トリノ避難所 3,375m) |

|
拡大写真(2000x1500)632KB
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
▼ モンブランは、フランスとイタリアの国境に位置するヨーロッパ・アルプスの最高峰で、標高は4,810.9m。ヨーロッパではロシアのコーカサス山脈の最高峰エルブルス山(5,642m)に次ぐ高山で、西ヨーロッパの最高峰である。 |
|
フランス語でモン (Mont) は「山」、ブラン (Blanc) は「白」を意味し、「白い山」の意味。イタリアでは、イタリア語で同じく「白い山」という意味のモンテ・ビアンコ (Monte Bianco) と呼ばれる。 |
|
|
|
|
|
|
雲を吐くモンテ・ビアンコ(モンブラン 4810.9m)
/ リフジオ・トリノ 15:39 |

|
拡大写真(2400x1800)678KB
|
|
|
|
はくさんの はくうんはくや なつのそら |
Summer sky, White Mountain exhaling the
white clouds. |
|
|
感動のモンテ・ビアンコ(モンブラン
4810.9m)! |

|
拡大写真(2400x1800)749KB
|
|
|
|
|
|
|
▲▼
モンブランに最も近い町は、フランス側ではオート=サヴォワ県のシャモニー、イタリア側ではヴァッレ・ダオスタ州のクールマイユールである。1957年から1965年にかけて、この二つの町を結ぶ全長11.6kmのモンブラントンネルの掘削が行なわれ、現在ではアルプス越えの主要ルートのひとつとなっている。 |
|
|
|
|
|
|
|
イタリア側から眺めるモンテ・ビアンコ(モンブラン)/エルブロンネル |

|
画像:montebianco.com |
|
|
|
|
|
|
▲▼
写真上は、フニクラ・モンテ・ビアンコを運行する会社のホームページから拝借したもので、終点のエルブロンネル Pointe Helbronner
(3,462m)から撮影したもの。写真下のリフジオ・トリノ(3,375m)から見たものと比べても余り差がなく、本ツアーがここで引き返すようになっているのも頷ける。 |
|
万年雪に覆われている山だが、今年は温暖化が進んでいるのか、残念ながら山頂付近の雪が解けて崩落している跡があり、山肌がかなり露出していて、マシュマロのようなふっくらしたイメージとはかけ離れていた。 |
|
|
|
|
|
|
雲が晴れたアルプス最高峰(4810.9m)/リフジオ・トリノ 15:41 |

|
拡大写真(2400x1800)558KB
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
▼
エギーユ・デュ・ミディ(3、777m)はフランスのアルプス山脈にあるモンブラン山系の山で、「正午の時計の針」という意味を持つ。エギーユは「針峰」と訳され、エギーユ・デュ・ミディは「ミディ針峰」とも呼ばれる。 |
|
|
|
|
|
|
|
エギーユ・デュ・ミディ Aiguille du Midi
(フランス) |
 |
拡大写真(1200x1600)230KB |
画像:フリー百科事典ウィキペディア |
|
|
|
|
|
|
▼ 写真下は、2007年7月11日にエギーユ・デュ・ミディ展望台から西方に見えるモンブラン山頂を撮影したもの。マシュマロのようなふっくらとした山容が写っている。蟻のように見える黒点は、山頂を目指すクライマーたちである。 |
|
ヨーロッパアルプス最高峰のモンブラン山頂に立つのは、多くのクライマーたちの憧れだが、途中にロック・クライミングが要求される難所があり、かなり難易度が高い。 |
|
|
|
|
|
|
エギーユ・デュ・ミディ Aiguille du Midi 展望台から眺めるモンブラン
2007.07.11 |
 |
パノラマ望遠写真(3000x1215)455KB |
撮影:和田義男 |
|
|
|
|
|
|
モンブラン登頂の旅 |
|
|
▼ 2007年9月8日午前8時5分、感動写真集同人・沖本陽子さんのご主人・沖本俊彦氏が古希(70歳)を記念してモンブランの登頂に成功しておられる。まさに快挙と讃えたい。 参照:
モンブラン登頂の旅 |
|
|
|
|
|
|
|
|
アルプスの至高を極む夏の天 北舟 |
|
|
The summer sky,
succeeded in reaching the highest summit of the Alps. |
|
|
 |
拡大写真(2000x1500)518KB |
沖本さん(左)とガイドの白野さん/モンブラン山頂(フランス) |
|
|
|
|
|
|
▼ 写真下は、2007年7月11日にエギーユ・デュ・ミディ展望台から東方に見えるアルプス山系を撮影したもの。この日は視界が良く、東北東約65kmにモンテ・チェルビーノ(マッターホルン 4,478m)が見える。 |
|
|
|
|
|
|
|
エギーユ・デュ・ミディ 展望台 から眺めるグランドジョラスとシャモニ針峰群 2007.07.11 |
マウスカーソルで画面のどこかをポイントすると説明が現れます。 |
 |
拡大写真(2500x1500)505KB |
撮影:和田義男 |
|
|
モンテ・ビアンコの左(西)側に聳える針峰群/リフジオ・トリノ 15:42 |

|
拡大写真(2400x1800)648KB
|
|
|
|
|
|
|
▼
アルプスの絶景を堪能した後、フニクラで元来たルートを下り、感動を胸に、ツアーバスでミラノに向かった。 |
|
|
|
|
|
|
|
ラ・パリュ村に下る 16:02 |
クールマイユール |
|

|
拡大写真(2400x1800)1.26MB
|
|