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愛嬌のある駒獅子 |
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旅の途中で、ヒマラヤ湖の不思議を知った文殊菩薩は、大日如来に敬意を表すためにこの地に足を向けた。土地の人々が湖に住む大蛇に苦しめられていることを知った文殊菩薩は、携えていた利剣でチョバールの山を切り開いた。怪物は湖水と共に消え去り、人の住める肥沃なカトマンズ盆地があとに残った。 |
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鳴り物入りの読経 |
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文殊菩薩は、小高い丘となった島の上に大日如来への奉納としてストゥーバを建立し、後にゴータマ・シッダールタとして生まれ変わる大日如来を万物の創造者として称えたという。 |
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寺院の開基が伝説の通りだとすれば、スワヤンブナートは、ヒマラヤ最古の仏教寺院となる。境内から盆地を一望することができるが、人々の信仰心の厚さは、今も昔と変わらないという。 |
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土産物売り場 |
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マニ車は、チベット仏教で用いられる宗教用具で、チベット語でマニコロという転経器(てんきょうき)である。円筒形で、側面にはマントラが刻まれており、内部には経文が納められている。 |
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大きさは様々で、大きいものでは数メートルにも及ぶものがあるという。マニ車を右回りに回転させると、回転させた数だけ経を唱えるのと同じ功徳があるとされる。 |
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チベット仏教のマニ車 |
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ダルバール Durbar とは、ネパール語で「宮廷」を意味する言葉。3つのマッラ王朝が盆地に並立した3王国時代には、王宮前広場として、カトマンズ王国の中心だった。 |
そのダルバール広場 Durbar Square にあるカスタマンダプ寺院はカトマンズの名前の由来になったネパール最古の建造物のひとつ。カスタマンダプとは「木の家」という意味で、一本の大木で造られたという伝説がある。12世紀頃の建造と考えられ、もとは巡礼宿として使われていたものという。 |
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カスタマンダプ寺院 |
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ダルバール広場の中央にあるシヴァ寺院は、ひときわ高い建物。17世紀末のマッラ王朝のときに、バクタプルの皇太后によって造られた。9段の基壇の上に三重の塔がそびえ、内部にはシヴァ・リンガ(シヴァ神の象徴である男根像)が安置されている。また、寺院前にはシヴァ信仰をあらわすインド・シカラ様式の白いお堂がある。 |
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ダルバール広場のシヴァ寺院 |
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広場北側にあり、18世紀後半にゴルカ王朝(現シャハ王朝)のバハドゥル王によって建てられたもの。緻密な彫刻の木彫りの窓枠が高い評価を受けている。上層・中央の窓からは、シヴァ神とバールヴァティ妃のカップルが寄り添って町を見下ろしている。 |
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シヴァ・パールヴァティ寺院 |
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ダルバール広場の南側に、窓枠の木彫りが見事なクマリの館があり、そこに女神クマリの化身として崇められている少女が住む。クマリには、大女神ドゥルガーや昔のネパール王国の守護神であるタレジュ女神、そして仏教徒密教女神ヴァジラ・デーヴィが宿るという。 |
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クマリの館 |
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クマリは家柄の正しい幼女たちから選び出され、初潮をみると交代する。選考は知能などではなく、聖性があるかどうかだという。9月のインドラ・ジャトラ祭では主役をつとめ、国王もひざまずかせるクマリだが、成長してからは不幸になることが多いという。お布施を渡すと、窓から顔を出してくれるが、撮影は禁止されている。 |
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灯明売りの親子 |
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夜、カトマンズのレストラン「ご馳走の家」で、ネパール民俗舞踊を見ながらネパール料理を楽しんだ。 |
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ディナーショーのある「ご馳走の家」 |
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ネワール族はネパールのカトマンズ盆地一帯に居住し、2001年の時点で人口の5.48%に当たる45万人を数え、ネパールで6番目に多い民族である。その母語はチベット・ビルマ語系に属するネワール語。ネパール全体の住民の中で都市文明を築いた例はネワール族以外には見あたらず、大変特異な存在であるという。 |
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ネワール族の踊り子 |
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ネワール族は長い歴史を経て高度都市社会文化を形成している。カトマンズ盆地での居住は3世紀から4世紀の頃だといわれている。有名な神話によると、カトマンズ盆地はかつて大きな湖であり、文殊菩薩が聖なる剣で周囲の山地を切り開き湖の水を外に流し、ネワール族が居住出来るようになったという。 |
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近年この地で湖床跡が発見され、また盆地自体が非常に肥沃なことなどから、地学的にもこの神話がある程度の事実を示していると考えられている。 |
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ネワール族の踊り |
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カヤールは、北インドのカヤールと同じ声楽のスタイル名である。 |
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ラーガ(インド音楽の旋律法)
raga と合わさったフォーク・メロディは、人気のある揺れと装飾を施されて演じられる。楽器はサーランギ
sarang
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インド風の踊り |
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