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■ 七日目/5月28日(水):マデイラ島観光(
フンシャル泊) |
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朝9時半にホテルを出発。ガイドのセシリアさんとともに終日マデイラ島を観光し、フンシャルに連泊した。 |
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マデイラ島マップ |
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資料 |
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マデイラ島は、リスボンの南西980kmの北大西洋に位置するマデイラ諸島
Arquipélago da Madeira の本島で、モロッコのカサブランカとほぼ同じ緯度にある。マデイラ諸島は、ローマ時代にその存在は知られていたが、1419年エンリケ航海王子の命を受けた探検家ジョアン・ゴンサルヴェス・ザルコによって再発見され、ポルトガル領になった。
当時、島は深い森林に覆われていたことから、マデイラ(木)と名付けられた。その後、新大陸との重要な中継地として発展した。 |
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漁村カマラ・デ・ロボスの港 |
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同諸島最大のマデイラ島は、日本の奄美大島とほぼ同じ741km2の大きさで、東西に長い形をしている。最高峰はルイヴォ山 Pico Ruivo (1,862m)。斜面の段々畑で作られたブドウを使ったマデイラ・ワインの産地として有名。 |
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年間平均気温が20℃前後という温暖な気候に恵まれ、青い海と輝く太陽、年中咲き乱れるカラフルな花やフルーツなど、南国情緒溢れるマデイラ島は、別名「大西洋の真珠」と呼ばれ、イギリスやドイツなど、北ヨーロッパから訪れる避寒客も多い。現在のマデイラ島の人口は約30万人で、その中心地がフンシャルである。 |
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イギリスのウィンストン・チャーチルが描いた村 |
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カマラ・デ・ロボス Câmara de Lobos
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▲▼ カマラ・デ・ロボスとはアザラシの部屋という意味で、マデイラ島が発見された頃はこのあたりにアザラシが沢山棲息していたことから名付けられた。しかし、乱獲で激減してしまい、今は保護動物に指定されているという。 |
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島バナナの段々畑 |
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▼ カマラ・デ・ロボスは、イギリスのウィンストン・チャーチルが描いた村として知られる。彼のお気に入りだった店は、「チャーチルズ・プレイス Churchill's Place 」として、現在も営業している。 |
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ウィンストンのお気に入りの店「チャーチルズ・プレイス」 |
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▼ ウインストン・チャーチルは、1950年代にマデイラ島に二度訪れている。フンシャルのホテル・リッツに泊まっていたが、カマラ・デ・ロボスの風景が気に入り、このあたりで絵を描いていた。彼が座っていたベンチが今でも残っており、近くの家の壁には、葉巻をくゆらせながら絵を描いている写真が飾られている。 |
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在りし日のウィンストン・チャーチル(1950年の写真) |
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ヨーロッパで一番高いジラオン(ジラン)岬(海抜580m) |
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▲▼ マデイラ島の南部中央に位置するほぼ垂直に切り立った岬は、ジラオン岬、又はジラン岬と呼ばれ、海抜580mの高さがある。岬としてはヨーロッパ一の高さで、世界でも2番目に高い岬という。 |
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木陰の展望台 |
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▲▼ ジラオン岬の木陰の展望台に立って覗き込むと、遥か足元に白く砕ける波と海底まで透けて見えるアクアブルーの美しい大西洋が広がっており、吸い込まれてしまいそうな錯覚に陥る。 |
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海底まで見える美しい海 |
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マデイラ最大の標高1400mの平原は、パウル・ダ・セーラ(パウルダセラ)といい、素晴らしい眺望に感激する。 |
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海抜1400mのパウル・ダ・セーラ
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までいらの くものかなたに しょかのうみ |
The sea of early summer, over the clouds of
Madeira. |
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空気がおいしい!/ パウルダセラ
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マデイラ島北西海岸のポルト・モニス村で昼食
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▲▼ マデイラ島北西端の海沿いにあるポルト・モニスは、小さな村で、素朴なレストランで昼食を取ったが、カサ貝のグリルがとても美味かった。
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とても美味かったカサ貝のグリル! |
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▼ 昼食後、溶岩が海に流れ出て凝固し、海水が閉じ込められてできた天然のプールを散策した。この溶岩プールは、ポルト・モニスの名所になっている
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溶岩が海に流れ出て出来た天然のプール / ポルト・モニス |
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大西洋の荒波が打ち寄せるサン・ヴィセンテ海岸 |
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ポルト・モニスからサン・ヴィセンテに至る海岸は、切り立った岸壁にへばりつくように走る道路やトンネル、砂浜や滝などがあり、変化に富んだ美しい風景が続いている。初夏とはいえ、気温22.3℃の海水浴は、ちょっと寒そうだった。 |
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気温22.3℃の海水浴 寒くないの?
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マデイラの月桂樹林 Laurisilva of Madeira
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標高1862mのルイヴォ山がそびえるマデイラ島には、150km2に及ぶ世界最大級の月桂樹林帯がある。月桂樹林は標高600〜1300mの山岳部に生息しており、約6500万年〜約200万年前から残っているもの。1999年に世界自然遺産に登録されている。 |
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原始の姿をとどめる月桂樹林(世界自然遺産)
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標高1008mのエンクミアーダは、マデイラ島の臍(へそ)に当たる場所にあり、島の南北が見渡せる風光明媚なスポットである。帰国後、internetで調べたが、この言葉はヒットせず、地球の歩き方にも掲載されていなかったので、スペルも分からなかった。 |
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島の南北の海が見渡せるエンクミアーダ(標高1008m)
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マデイラ島の民族衣装のひとつにマデイラ帽がある。帽子のてっぺんに丁髷(ちょんまげ)のような房があるのがかわいらしい。 |
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マデイラ島の民俗衣装のひとつ、かわいいマデイラ帽
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花の色が鮮やかで美しい花篭の町マデイラ
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