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▲▼ 一昔前までは「寒中みそぎ」は1月13日から17日まで5日間かけて行われる長丁場だったが、今では13日から3日間、次の日程で行われている。 |
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1月13日 午後6時から参籠報告祭(さんろうほうこくさい)に引き続き「みそぎ」修行
14日 「みそぎ」修行
15日 午前10時 出御祭(みそぎ浜に向け出発) 午前11時50分 みそぎ浜にて海中みそぎ
午後 本祭 ご神体を納め神楽を奉納 |
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4人の行修者は、心身ともに壮健で穢れのない男子から毎年1名ずつが選ばれ、北の大地で厳寒の一月に4年連続3日間昼夜の別なく命をかけて行うみそぎは大変な苦行であるが、これまでの長い歴史の中で1人の離脱者も出ていないという。 |
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厳寒の北海道においては、神社におけるこのような「みそぎ」行事は、佐女川神社のみで見られる神事である。 |
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御神体を前に合掌する |
行修者 |
たち 2010.1.15 |
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参籠報告祭 |
/初日 2010.1.13 |
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▼ 寒中みそぎ祭は1月13日、関係者一同が佐女川神社本殿に集まり、若者4人の行修者の無事を祈願する参籠報告祭から始まり、その終了直後から厳しい「みそぎ」が開始される。 |
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雪が止んだ |
佐女川神社 |
2010.1.13 |
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▼ 行修者は、四年間で四つの役を担い、それぞれ担当するご神体を清める役を担っている。この4年間は、故郷を離れていても、祭りの日には必ず帰省しなければならない。 |
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囲炉裏の炭火で暖を取る4人の |
行修者 |
たち |
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さんろうの いろりをかこむ よんぎょうじゃ |
Four ascetics confining in a shrine, sitting around the fireplace. |
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▲▼ 初年度は弁財天(べざいてん)(七福神の中でただ一人女性の神。一般的に弁天様といわれる。学芸と技能の神、財福の神)を、二年目は山の神(大山津見神(おおやまづみのかみ)で大山に住むといわれ、山や樹木を司る神。開運美人の守り神)を、三年目は稲荷(宇迦御魂神(うがのみたまのかみ)でお稲荷様として知られる。商工業・農業の神)を務め、お清めするご神体も役目と同じ名前のものである。 |
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弁財天は、仏教の守護神である天部の1つで、ヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティ(Sarasvatī)から取り込まれたもの。ちなみに七福神で日本オリジナルの神は恵比寿だけで、その他はインドや中国の神々が仏教に取り込まれて日本に帰化したものである。山の神を含め、神仏や土着信仰が見事に習合している。 |
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野村広章宮司のお祓いを受ける |
行修者 |
たち |
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最終の四年目は別当(べっとう)を務め、お清めするご神体は佐女川神社の主祭神である玉依姫命(ご利益は、海上安全・交通安全・縁結び・安産)である。別当とは「みそぎ事はじめ」に記した神社守のことであり、日頃神社を維持管理し、ご祭神をお守りする役目の者で、祭神に最も身近な存在である。 |
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別当 |
稲荷 |
山の神 |
弁財天 |
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▲ 記念すべき第180回目の行修者は、左から「別当」「稲荷」「山の神」「弁財天」の役を務める4人の若者で、リーダー格の「別当」は、四年目の平野嘉栄さん(22歳 大学生)、「稲荷」は三年目の村上駿弥さん(19歳 専門学校生)、「山の神」は二年目の竹田峻輔さん(20歳 専門学校生)、「弁財天」は一年目の久保田 翔さん(17歳 高校生)である。 |
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「みそぎ」へ精神を集中する |
行修者 |
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