的ばかい【弐拾】 〜神社を出て有明海へ向かう〜 2016.01.17
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的ばかい【弐拾壱】 〜裸足で車道を歩く〜 13:46
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的ばかい【弐拾弐】 13:46
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的ばかい【弐拾参】 〜揉み合いながら路上を進む群衆〜 13:49
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的ばかい【弐拾四】 13:54
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的ばかい【弐拾五】 13:55
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的ばかい【弐拾六】〜びしょ濡れの揉み合い〜 13:55
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的ばかい【弐拾七】〜びしょ濡れの揉み合い〜 14:01
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的ばかい【弐拾九】 〜指示を出すリーダー〜 14:01
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的ばかい
【参拾】 〜有明海に向かう褌衆〜 14:02 |
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まとばかい うみにねりこむ ふどししゅう |
Mato
catching battle, fundoshi guys rushing toward the sea. |
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的ばかい
【参拾壱】 14:05
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的ばかい
【参拾弐】 〜砂浜に到着〜 14:07
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的ばかい
【参拾参】 〜浜辺のスロープに入る〜 14:14
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的ばかい
【参拾四】 〜押し合いながらスロープを下る〜
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的ばかい【参拾五】 〜押しあいへし合い〜
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的ばかい
【参拾六】 〜最後の揉み合い〜 13:05
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的ばかい
【参拾七】
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的ばかい
【参拾八】 〜雨の中の練り込み〜
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的ばかい
【参拾九】 〜有明海に入る!〜 14:15
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的ばかい
【四拾】 〜海の中の争奪戦!〜 13:15
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的ばかい
【四拾壱】 〜的ばかいの終了〜 13:15
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的ばかい
【四拾弐】 〜的を持った取り主の凱旋〜 14:16
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的ばかい
【四拾参】 14:16
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的ばかい
【四拾四】 〜拝殿前で記念撮影〜 14:24
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的ばかい
【四拾五】 〜拝殿に返納された的〈まと〉〜 14:26
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的ばかい
【四拾六】 〜長老役員によって細かく裁断〜
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的ばかい
【四拾七】 14:27
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的ばかい
【四拾八】 〜細かく裁断された藁は御守りとして長洲地区16町と参加者・参拝客に配られる〜 13:29
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出生:昭和44年(1969)長崎県佐世保市 |
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住居:長崎県佐世保市 |
職業:
会社員 |
趣味:写真、車、野鳥(観察・撮影) |
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取材日誌 |
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1月17日に行われた四王寺神社の的ばかいに行って来ました。大体の内容は前年と同じのようで、破魔弓太鼓の演奏とちょんかけ独楽の披露そして西野まもる氏と長州踊り保存会による演舞。
時間が近づいてくると、奥の焚き火を囲んでいる参加者が増えてきました。いよいよ時間となると社殿の前に全員が集合し扉が開かれるのを待っています。開かれると同時に詰め掛けていた参加者が中へ駆け込み、破魔弓や的の争奪戦が行われたようです。持ち出された的が参加者の輪の中に投入され的ばかいが開始されました。
ひっきりなしにバケツの水が掛けられていますが、熱気により猛烈な湯気が上がり始めました。中心辺りにあるはずの的を狙って周囲から押し合い、集団は変則的な動きをするため石碑や灯篭、建物との接触で怪我をしないよう消防団員などが全力で押し戻したり、進路を変更させたりしています。
社殿の周りを数週回ったあと、集団は方向を変え海へ向かいます。海への道のりを右へ、左へと蛇行しながら進みます。海岸へ付くと、去年は潮が引いていたため水に入ることなく終了となりましたが、今年は当たり年だったようで、しっかりと潮が満ちていました。
海へのスロープを両側の観衆に見守られながら下り始め、そのまま海へ突入。ここで祭りは終了となり、万歳にて全員が引き上げ、神男となった男性が的を高々と持ち上げました。
神男は世話役に誘導され社殿にてお祓いののち的を宮司へ返還し、的はすぐさま地区への分配のため裁断されました。
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今回、天気が思わしくなく、さらに気温も下がっていたためか参加者が少なかったのではないでしょうか?見学者は多かったようですが、このまま安泰とは言えない状況に思えました。
気温が下がっていたためでしょうが、立ち上る湯気が参加者の猛烈な熱気を物語っており見ごたえのある的ばかいでした。
事前に確認は必要でしょうが、当日参加受付されているようですので、興味のある方、祭り好きな方は一度チャレンジしてみることをお勧めします。
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感動写真集〈 第218集 〉/日本の裸祭り〈第210集/104種〉「的ばかい’16」 |
撮影・原作:辻 竜二
監修: 和田義男 |
平成28年(2016)4月25日
作品:第9作 画像:56(大54+小2)
頁数:2 ファイル数:85
ファイル容量:28MB
平成12年(2000)〜平成28年(2016) 作品数:508 頁数:2,067 ファイル数:95,052
ファイル容量:21,422MB
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はつはるや わらをくわえて まとばかい |
The
beginning of spring, Matobakai holding straws in mouse. |
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拡大写真〜浜辺に到着〜(3000X2100)775KB |
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本日、博多祗園山笠シリーズでお馴染みの辻竜二さんの第14作となる「的ばかい’16」が完成した。平成15年(2003)に匿名の愛読者から送られてきたDVDの静止画キャプチャとちばあきおさんの写真をお借りして作成した「破魔弓祭的ばかい」と比べてみると、13年経った現在も全く同じ要領で粛々と裸祭が催行されていることに安堵する。当時からの常連者を何人も確認できるのが嬉しいが、いなくなった人もいて、諸行無常を感じる。 |
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internetで得られた「的ばかい」の文献は沢山あるが、どれも「的ばかい」は約850年の歴史があると書かれている。しかし、これは四王子神社の歴史が約850年であって、安土桃山時代に当地に遷宮したときに始まった「的ばかい」の歴史は、400年余という計算になる。
「約850年の歴史を持つ四王子神社の「的ばかい」は・・・」という表現がくせ者で、「約850年の歴史を持つ」のは四王子神社であり、これを「約850年の歴史を持つ「的ばかい」は・・・」と誤って読み取ったことが一因だと思われる。 |
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今年の春、69歳を迎えた筆者にとって、病に倒れた人や亡くなられた方などが同窓会報やテレビで報道されるたびに、憂鬱な気分になる。栄枯盛衰、諸行無常の浮き世にあって、毎年、新春に褌を締め込み、毎年同じ式次第で繰り返される裸祭に参加できる健康を享受できる幸せがとても貴重で有り難いことだと思える。これが老いの心境というものなのだろうか。
日々是好日(にちにちこれこうじつ)という禅語が頭をよぎった。その日その日が最上であり、かけがえのない一日であって、日々の苦しみ、悲しみ、喜び、楽しみなど、一切の執着を捨て去り、今日を素直に受けとめ、自然の中に生かされていることを体感し、1日をありのままに過ごすことに真実の生き方があるという。しかし、現実の自分は、そのような心境には到底至らない凡人であることを自覚する。
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江戸時代と変わらぬ裸褌文化に身を曝すことで、日本男児に生まれた喜びを体感し、それほど遠い祖先とは思えない江戸人たちの生き様を思い描きながら日本文化を共感しつつ、日々の憂いや煩悩を忘れて、ひとときのお祭り騒ぎに没頭することに、この上なき喜びがある。
裸祭の作品を完成させるたびに、お迎えがくるその日まで、一日一日を大切にし、好きなときに好きなことを好きなだけ楽しんで現世を謳歌したいと思う今日この頃である。 |
追伸:筆者がこの作品を編集中の2016年(平成28年)4月14日21時26分、熊本地方を震央とするマグニチュード6.5の熊本地震が発生し、最大震度7が観測された。さらに、その28時間後の4月16日1時25分には、同じく熊本地方を震央とするマグニチュード7.3の地震が発生し、再び最大震度7が観測された。現在も余震が続いており、震度1以上の地震は1000回を超え、いつ収束を迎えるのかが未だに分からない。被災者の方々に衷心よりお見舞い申し上げます。
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完 〉 2016年4月29日 監修 和田義男 |
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