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午後8時、大松明に点火し、松明を高々と打ち立てて、悪を祓うタイアゲと呼ばれる炎の行事が始まった。 |
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松明が燃える天念寺講堂 |
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垢離取りを終え、祭り装束に身を包んだ6人のテイレシを始め、鬼会の防火半纏を着た消防団員や青年たちが天念寺から50mほど離れた対岸にある公民館の前に集合し、長さ5mもある巨大な大松明(たいまつ)三挺に院主より授かった火を使って点火した。 |
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巨大松明に点火! |
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テイレシは、防火半纏を身に纏い、白晒木綿を使った独特の頭巾と襷(たすけ)がけをしている。頭巾と襷とも結んだ先を長く後ろに垂らしている。修験道の名残を思わせる容姿である。農薬散布を思わせる格好をした消防は消火する役割を担っている。 |
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松明を取り出す |
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オオダイと呼ばれる大松明が燃え上がると、テイレシや消防団員たち10名ほどで抱えて引き出し、広場を練り歩き、岩にぶつけて火の粉を散らし、大地を浄化して厄を祓った。 |
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岩にぶつけて火花を散らす |
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タイアゲ(大松明上げ) |
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やがて三挺のオオダイ(大松明)は、講堂・権現社・本堂の前面に高々と立てられてタイアゲが完成。炎の祭典はピークに達し、オオダイの炎と火の粉が闇夜を焦がし、大気を浄化した。 |
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献灯の儀 |
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その後、壇徒たちは、オオダイを一挺ずつ倒し、講堂と権現社前の石段まで運び、三々九度の法による「献灯の儀」を行った。「三々九度の法」とは、大松明の火を左に3回、右に3回まわしたあと、上下に3度上げ下ろしを行うものである。 |
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三々九度の献灯 |
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「献灯の儀」が終わると、オオダイ同志を突き合わせる「火合わせ」が行われた。タイアゲの儀式が終わると、消防の持ち運び式放水銃で火が消され、講堂内の本尊・薬師如来の前に供えられた。 |
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