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 感動写真集

2009年2月28日改訂

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昨 日

♪海のアラベスク

大松明の火花舞ひ散る初薬師   北舟

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First Yakushi ritual this year,
sparks of the big bonfire dancing around.

2009年2月28日制作

飛び散る炎による浄化

飛び散る炎による浄化(天念寺修正鬼会/大分県豊後高田市)

国指定重要無形民俗文化財

天念寺鬼会’09

大松明

さかずき の儀
 天念寺本堂で行われる「盃の儀」は、これから行われる行事が恙(つつが)なく催行できるように固めの盃を酌み交わし、仏の化身である鬼として松明(たいまつ)を取り仕切るタイレシたちのお祓いを行う行事である。天念寺では、給仕役は長老の堂役(どうやく)がつとめる。
天念寺本堂における盃の儀 2009.2.1 19:30

天念寺本堂における盃の儀

拡大写真(1600X1200)352KB
タイアゲの火祭り

午後8時、大松明(オーダイ)に点火し松明を高々と打ち立て、悪を祓うタイアゲと呼ばれる炎の行事が始まった。

大松明オーダイ

に点火

大松明に点火

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献灯の儀

 
 その後、壇徒たちは、オーダイを一挺ずつ倒し、講堂と権現社前の石段まで運び、三々九度の法による「献灯の儀」を行った。「三々九度の法」とは、大松明の火を左に3回、右に3回まわしたあと、上下に3度上げ下ろしを行うものである。
三々九度の法による「献灯の儀」 20:05

三々九度の法による「献灯の儀」

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飛び散る炎による浄化

飛び散る炎による浄化

拡大写真(1400X1050)385KB
  大松明の火花舞ひ散る初薬師  北舟 

 おおだいの ひばなまいちる はつやくし

First Yakushi ritual this year, sparks of the big bonfire dancing around.

 「献灯の儀」が終わると、オーダイ同志を突き合わせる「火合わせ」が行われた。タイアゲの儀式が終わると、消防の持ち運び式放水銃で火が消され、講堂内の本尊・薬師如来の前に供えられた。

大松明オーダイ

の火合わせ

大松明の火合わせ

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夜の 勤行ごんぎょう

午後8時半昼の勤行と同じように盛装した僧侶たちが茣蓙(ござ)を敷いた講堂に集合し夜の勤行が始まった。

夜の

勤行ごんぎょう

 20:25

夜の勤行

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二人の僧侶が

香水棒こうずいぼうく

で舞う(立役) 21:10

二人の僧侶が香水棒で舞う

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鈴鬼すずおに

 

 鈴鬼は、下駄を履いた二僧が道服の上に格子の丹前(たんぜん)を羽織り、それぞれ男と女の面を被り、鈴と団扇(うちわ)を持って十種の法舞を舞い踊るもの。最後に荒鬼たちを招く。

鈴鬼 21:40

鈴鬼

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鬼絡おにから げを受ける荒鬼役の僧侶
 鬼役の僧侶の胴から足首までと、両腕(右手首から左手首まで)の12ヶ所をそれぞれ、ヘラノキの樹皮で編んだ荒縄で網状に縛る。旧暦の閏年では13ヵ所を縛る。鬼絡げは、鬼に変身する大事な行事である。今年の荒鬼役は、報恩寺の副住職がつとめた。

鬼絡おにから

鬼絡げ

赤鬼の災払鬼(さいばらいおに)は、高山寺の船津大乗住職がつとめた。テイレシたちは、器用に紐を絡げていった。

器用に紐を絡げてゆくテイレシ

器用に紐を絡げてゆくテイレシ

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