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 感動写真集

2009年3月1日改訂

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♪巡礼 KasedaMusicLabo

初薬師鬼に打たるる餅拾ひ   北舟

拡大写真(1800X1350)408KB

First Yakushi ritual this year,
a scramble for rice cakes being beaten by ogres.

2009年2月28日制作

荒鬼に打たれる人

荒鬼に打たれる人(天念寺修正鬼会/大分県豊後高田市)

国指定重要無形民俗文化財

天念寺鬼会’09

鬼目餅

赤鬼・黒鬼の法舞 2009.2.24 22:15

赤鬼・黒鬼の法舞

拡大写真(1800X1400)439KB

 
鬼の目 餅撒もちま
 
 鬼の法舞の最中に、突然、世話役が鬼の目餅と呼ばれる鏡餅をばらまいたので、信者たちは鬼の法舞にかまうことなく餅に突進し、争奪戦が始まった。「鬼の目」を拾った者は、良縁がもたらされるという。

鬼目餅おにのめもち

の争奪戦

鬼目餅の争奪戦

 餅が拾われると、鬼たちは、餅を拾った人を追いかけ回す。鬼も自分の「目」を取られまいと必死なので、「目」をとった人をコダイ(小松明)で激しく叩くのである。

鬼目餅おにのめもち

をゲット!

鬼目餅をゲット!

拡大写真(1400X1050)300KB

 頭を叩かないようにテイレシたちも牽制するが、鬼はコダイ(小松明)で肩や背中をバシバシ叩くので、かなり強烈な打撃を受ける。鬼の目を拾った人は、独り占めにせず、餅を割り、拾い主を増やして攻撃を分散させることがコツだという。

災払鬼に叩かれる人

災払鬼に叩かれる人

拡大写真(1600X1200)333KB

テイレシに打たれる人

テイレシに打たれる人

拡大写真(1400X1050)287KB

松明の先が折れた!

松明の先が折れた!

拡大写真(1400X1050)227KB
  初薬師鬼に打たるる餅拾ひ  北舟 

はつやくし おににうたるる もちひろい

First Yakushi ritual this year, a scramble for rice cakes being beaten by ogres.
荒鬼に打たれる人 22:20

荒鬼に打たれる人

拡大写真(1800X1350)408KB
後ろから背中や尻を叩く荒鬼

後ろから背中や尻を叩く荒鬼

女性でも容赦ない荒鬼!

女性でも容赦ない荒鬼!

拡大写真(1500X160)457KB
最後はテイレシたちにも加持祈祷

最後はテイレシたちにも加持祈祷

 
撮影 ・ 原作 :

 清原 浩 きよはらひろし

 

住居:宇佐市(豊後高田市生まれ)

昭和36年生まれ

趣味:写真、流木アート

若宮 秋季大祭 川組後援会 役員

感動写真集第118集/日本の祭り第122集 「天念寺鬼会'09」

 平成21年(2009)2月28日 作品:第12作 画像:(大41+小6) 頁数:4 ファイル数:95 ファイル容量:19.6MB
  平成12年(2000)〜平成21年(2009) 作品数:321 頁数:1,177 ファイル数:39,410 ファイル容量:6,341MB
 2月1日、大分県豊後高田市に1300年も続く行事で国指定重要無形民俗文化財、天念寺修正鬼会の撮影に出かけました。前日は、国東市の岩土寺修正鬼会に行き、1日朝まで徹夜の取材で少々疲れ気味ではありましたが、気合いを入れて1035枚撮影しました。

 天念寺修正鬼会の撮影は今年で二回目で、前回の撮影位置を変更して撮影しました。撮影位置が変わるだけでかなり違った光景が見え、撮影場所の大事さを痛感致しました。また、ただ撮るのではなく、「何を伝えたいのか?」をテーマに考え、今回は臨場感をテーマにして構想を練り、ターゲット(被写体)のアップだけでなく、少しギャラリーの表情が写り込むように気を付けて撮影することを心がけました。結果的には、多少の課題が残る箇所がありますが、70%位の出来ではなかったかと自負致しております。(;^_^A

 しかし、写真で伝えたいことを表現する難しさが身に凍みた鬼会の撮影でした。
  篝火に浮かぶ白褌初薬師  北舟 

 かがりびに うかぶびゃっこん はつやくし

First Yakushi ritual this year, white fundoshi loincloths standing out by bonfires.

【編集子が選ぶ名作】

裸で合掌する僧侶とテイレシ(

介錯かいしゃく

)たち

裸で合掌する僧侶とテイレシ(介錯)たち

拡大写真(1800X1350)206KB

火祭りにはボロを着て行こう!
 1月31日から2月1日の初薬師まで、徹夜で岩戸寺修正鬼会を取材されたにもかかわらず、1日も午後から夜中まで天念寺修正鬼会を取材された清原さん。その熱意に脱帽である。
 二年前に初めて岩戸寺の鬼会を取材されたが、それに比べると如何に進歩されたかがよく分かる。以前は、多くのカメラマンの後ろから遠慮がちに撮影された箇所があったが、今回、彼のカメラの前には、ターゲット以外に煩わしいカメラマンの姿がない。そして、アップを多用し、撮影条件の悪い中で、生き生きとした人々の姿を的確にとらえることに成功している。
和田義男
 清原さんのお陰で、天念寺の修正鬼会が如何に苛酷なものかを知ることができる。赤鬼・黒鬼に追い回されて恐怖の表情さえみせる参加者たち。火のついたコダイで容赦なく叩かれ、上着は火の粉で穴が開いている。この火祭りは、観客にとって日本一苛酷な祭りであると折り紙をつけさせていただこう。それでも見たいと思われる好奇心旺盛な方は、穴が開いても良い古着に着替えてから天念寺講堂に上がって頂きたい。
  赤と黒鬼の押し合ふ初薬師  北舟 

あかとくろ おにのおしあう はつやくし

First Yakushi ritual this year, ogres of red and black pushing together.

【編集子が選ぶ名作】

赤鬼・黒鬼の法舞

赤鬼・黒鬼の法舞

拡大写真(1800X1400)439KB

 思い出すのは、平成16年(2004)3月14日に東京都八王子市で開かれた高尾山薬王院による 大火渡り祭 の取材で、大規模な柴燈護摩(さいとうごま)を夢中になって激写し、素晴らしい光景を多数切り取って、大満足で帰宅したところ、火の粉を被ってコートが焦げて穴が開いており、もう着ていくことができないほどのダメージを受けていることが判明。それ以来、取材には良いものを着ていかないようにしている。 〈 完 〉 2009.2.28 和田義男
  初薬師鬼に打たるる餅拾ひ  北舟 

はつやくし おににうたるる もちひろい

First Yakushi ritual this year, a scramble for rice cakes being beaten by ogres.

【編集子が選ぶ名作】

荒鬼に打たれる人

拡大写真(1800X1350)408KB

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