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 感動写真集

2010年3月12日改訂

♪島の祭り KasedaMusicLabo

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           西大寺九千人の会陽かな  北舟

2005年3月13日作成

仁王門を凱旋する福男

西大寺会陽(西大寺観音院/岡山市西大寺)

天下の奇祭!

西大寺会陽

宝木争奪

点灯!・・・激しい宝木争奪戦
 1分後に明かりが灯された。3万人の観衆の眼前に、大床で裸たちが押し合い、折り重なりながら、激しい宝木の争奪戦が繰り広げられている光景が浮き上がった。まさに肉弾戦である!

点灯!・・・激しい宝木争奪戦

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  西大寺九千人の会陽かな   北舟    

裸のうねり

 本堂は揺れんばかりの裸のうねりとなり、実に圧巻である。押されて大床からなだれるように階段を転げ落ちてゆく裸たち。あちこちで争奪戦の渦ができ、その渦が大床から境内に移動してゆく。

裸のうねり

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大床の攻防!

大床の攻防!

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串牛玉くしご

の奪い合い

串牛玉の奪い合い

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押し潰し
 宝木には香が炊き込まれているので、褌に隠しても匂いで分かるという。最初に手にしても、押し潰され、奪われてしまう。そこで、チームを組み、次々と宝木をリレーして、渦から逃げ出すことが成功の秘訣だという。

押し潰し

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健闘に拍手!
 アナウンスはまったくなかったが、午前零時10分には既に宝木は境内にはなく、いつの間にか2本とも抜けたようだった。やがて大床で拍手が起こり、お互いの健闘をたたえ合う光景が見られた。

健闘に拍手!

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戦い終わった会陽
 午前零時15分になると潮が引くように裸が消えてゆき、この後は、あっという間に姿が見えなくなってしまった。

戦い終わった会陽

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宝木仮受所しんぎかりうけしょ に入る 取主とりぬし
 午前1時になった。宝木を勝ち取ったグループは、一旦自分たちの控え所に帰り、祝杯をあげてから、宝木仮受所のある西大寺商工会議所(西大寺会陽奉賛会)にやってきた。宝木は寺から派遣された僧侶により検分され、真正な宝木であれば、取主は福男に認定される。

宝木仮受所に入る福男

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宝木しんぎ のガッツポーズ
 みごと宝木の取主となったのは、岡山市中井の呉服商・樽井グループ(樽井義人さんら30人)で、次の3名が福男に認定された。ガッツポーズの人は井上彰さん。

福男: 岡山市西辛川 磯島    真庭郡勝山町 井上    岡山市中井 樽井 義人 (敬称略) 

宝木のガッツポーズ

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  裸押しチームワークの争奪戦   北舟    

宝木を検分した僧侶

宝木を検分した僧侶

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林グループのお礼参り
 もう一つの宝木の取主は、7回目となった岡山市神埼町の理髪業・林グループ(林昭二郎さんら30人)で、次の3名が福男に認定された。樽井グループと共に2年ぶりの獲得という。宝木でガッツポーズの人は丹原一二さん。青いジャンバー姿が会長の林昭二郎さん。

福男: 岡山市佐山 丹原 一二   玉野市長尾 林 大輔   岡山市関 柳本 浩行 (敬称略) 

仁王門を凱旋する福男たち

仁王門を凱旋する福男たち

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 両グループには、今年の祝主・岡山トヨタ自動車(株)とネッツトヨタ岡山(株)から後日賞金が贈られるという。

喜色満面の裸たち

 福男の柳本浩行さん(右)と林大輔 さん(左)

喜色満面の裸たち

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ご本尊に参拝
 林グループは、改めて本堂大床にあがり、御福窓を見上げ、ご本尊に向かい、宝木を賜ったことに何度も手を合わせて感謝の念を捧げた。最後に牛玉所権現に参拝してから解散。午前1時30分、全ての行事が終わった。

ご本尊に参拝

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喜びの福男たち
 以前にお便りを頂いていた林グループの齋籐雅之さんにお祝いのmail をお送りしたところ、福男たち3人が宝木仮受所(西大寺商工会議所)の一升桝に宝木を立てた記念のショットをお送り頂いた。

 柳本浩行さん(左) 林大輔さん(中) 丹原一二さん(右)

喜びの福男たち

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写真提供:林グループ齋籐雅之さん

撮影 ・ 原作

 

住居: 岡山県

趣味: フィットネスクラブでの運動 (只今20年継続中) 水泳等

座右の銘: 「継続は力なり」 「歳月人を待たず」   座右の書: 「菜の花の沖」  司馬遼太郎

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裸祭りの町 西大寺

 備前平野に春を呼ぶ祭り「西大寺会陽」、この祭りはあまりにも有名であり、日本全国はもとより、海外からの参加者も大勢います。9000人の裸が集結する境内は、裸の熱気とワッショイの掛け声により、観ている側も思わず気分が高揚してきます。そして押し合う中で下敷きになった裸を警備隊が救出する場面も度々あり、かなり危険を伴う荒祭りであることを実感しました。
 祭りは時代を反映しながら、長い間築かれた伝統を守り成長していきます。ここ西大寺も大床の梁に上がることを禁止され、人の頭に飛び降りるようなことはしなくなりました。警備隊も入り安全性も考慮されてきています。近隣の会陽が消滅していく昨今、この西大寺会陽だけは伝統を守って進化していって欲しいものです。
 最後に今回、夜間の撮影に対して未熟なところがあり納得いく写真が撮れませんでしたが、この祭りだけは来年、そして再来年と毎年撮り続けていこうと思っています。  ちばあきお

「西大寺会陽」完成の喜び!

 ちばさんのお陰で長年の懸案だった裸祭りの決定版「西大寺会陽」が完成した。ちばさんは地元の利をフルに生かし、5度の取材で750枚1,060MBという大量の写真を撮影され、2枚のCDに収めてお送りいただいた。
 膨大な画像から57枚の掲載画像を抽出する作業は大変だった。しかも夜間撮影のためにフォトショップで一枚づつ手を加える必要があった。特にフラッシュ撮影による光目や赤目は大勢の裸にあらわれ、修正に手間取った。
 しかし、作品の輪郭が明確になってきたとき、大作になることを予感し、それ以来、楽しみながらコツコツと創り上げてきた。そして、残念ながら、本日、発表することとなったのである。
 既に 日本三大奇祭 の中で「西大寺会陽」を発表しているが、解説に重点を置いたもので、迫力ある画像がなかったのが不満であった。それでも15万件を越えるダントツのアクセスがあり、如何に読者の期待が大きいかを痛感していた。
 それだけに、ちばさんの「西大寺会陽」は、これまでの作品を削除したくなるほどに素晴らしく、喜びも一入である。ここまで踏み込んで西大寺会陽を写し込んだ作品は皆無である・・・と思うほどである。(^^; その当否は、拡大画像をじっくりとご覧いただいた読者の判定にお任せしたい。

「西大寺会陽」存続に向けて

 西大寺会陽は、全国に知られるメジャーな裸祭りであるが、事故や喧嘩沙汰など種々の問題点を内在している。マナーの悪さから、深夜・無料の銭湯がなくなったのも心が痛む。
 これに対して主催者側の西大寺や会陽奉賛会のある商工会議所などは、酒気、いれずみ、地下足袋、トビ足袋の参加を禁止し、「いれずみの方が万一宝木を取得しても福男にはなれません。」と注意書きを出している。岡山県警や多くの市民のバックアップがあればこそ、このような毅然とした対応がとれたものと思われる。
 関係者のご労苦に心から感謝申し上げるとともに、この伝統の行事が変質することなく次代の若者たちに受け継がれてゆくことを願って止みません。〈 合掌 〉               和田義男  2005年3月12日 〈 完 〉
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