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 旅紀行日本の裸祭り

2011719日改訂

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♪島の祭〜鎮守の森〜精霊

町中を幟で清む裸っ子   北舟

 

Bare-chested children, purifying whole town with sacred flags.

2011年7月9日制作

リフレッシュして町内廻りの再開 16:04

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リフレッシュして町内廻りの再開(長野県松本市)

 長野県無形民俗文化財

祇園紋   津島牛頭天王社   祇園紋

 島立堀米の裸祭り

町内廻

子供たちは、AコースとBコースの二手に分かれて、町内を巡回する。勢力が半減するので写真の見栄えが悪くなるが、半分の時間で廻れるので、こちらの方が合理的である。今回は、堀米公民館前を通るBコースを取材することにした。  
裸祭のコース

裸祭のコース

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▼ 15:10過ぎ、Aコースに続き、Bコースも津島神社前を出発した。先頭は、大幟を担ぐ親玉の6年生たちである。  
親玉おやだま (6年生)の大幟を先頭に津島神社を出発! 15:11

親玉(6年生)の大幟を先頭に津島神社を出発! 15:11

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大幟と紙幟にはそれぞれ葦(あし)が付けられている。これは津島本宮の「神葦(みよし)の神事」に出自を持つもので、愛知県稲沢市(いなざわし)の國府宮(こうのみや)裸祭の神男(しんおとこ)のように、身代わりになって厄(やく)を引き受けてくれるもので、葦に託して疾病(しっぺい)を放逐(ほうちく)する重要な役割を持つ。  
先端に あし を付けた 大幟おおのぼり

先端に葦を付けた大幟

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▼ 裸祭りの一行は、大幟を持つ親玉の先頭集団に続いて、中幟を持つ中玉、五色の紙幟を持つ小玉と続き、そのあとに女子や父母たちが追従している。Aコース、Bコースとも同じ構成である。  
Bコースの堀米公民館前を通過 15:13

Bコースの堀米公民館前を通過 15:13

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中幟ちゅうのぼり を持つ 中玉ちゅうだま の4〜5年生たち

中幟を持つ中玉の4〜5年生たち

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   ふどし締め悪霊祓ふ子らの夏  北舟 

ふどししめ あくりょうはらう こらのなつ

Summer of the children, exorcising evil spirits, wearing fundoshi loincloth.

紙幟かみのぼり を持って行進する 小玉こだま の1〜3年生たち

紙幟を持って行進する小玉の1〜3年生たち

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民家の前を通る大幟

民家の前を通る大幟

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町内を巡回する大幟

町内を巡回する大幟

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信号のない交差点を渡る 15:23

信号のない交差点を渡る 15:23

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車を止めて交差点を渡る 15:25

車を止めて交差点を渡る 15:25

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▲▼ 前半は、車道を含む市街地を巡回するので、信号のない交差点では、警備員が車を止めて、祭り集団を通した。信号機のある交差点では、信号に従って通過した。  
掛け声をかけながら信号のある交差点を渡る 15:30

掛け声をかけながら信号のある交差点を渡る 15:30

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▲▼ 昔の裸祭りは完全に子供たちだけで運営され、大人たちは一切関与しなかったという。しかし、農村部といえども、近年の車社会にあっては、交通事故から子供たちを守るため、警備員を配置し、大人が車道側を歩いて子供たちが飛び出さないよう、細心の注意が払われ、万全の事故防止策が図られている。  
「モンヤーサー!」の掛け声を張り上げながら車道のそばを歩く小玉グループ

「モンヤーサー!」の掛け声を張り上げながら車道のそばを歩く小玉グループ

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白壁土蔵のある家のそばを通る

白壁土蔵のある家のそばを通る

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▼ 神社を出発して約30分が経過し、車道では車の排ガスや騒音に悩まされながらの行進だったが、裸の一行は無事に駐車場の休憩地点に到着した。  
休憩所に到着 15:40

休憩所に到着 15:40

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▲▼ ここで15分の休憩を取ることになり、子供たちは、幟を仮置きし、役員がクールボックスで運んできた冷たい飲み物をもらって喉を潤した。  
水分補給中

水分補給中

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仲良し3人組

仲良し3人組

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出発スタンバイ! 15:56

出発スタンバイ! 15:56

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▲▼ 疲れた顔を見せていた子も元気になり、笑顔も増えて明るくなった。16:04、後半戦のスタートが切られた。

 
リフレッシュして町内廻りの再開 16:04

リフレッシュして町内廻りの再開 16:04

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   町中を幟で清む裸っ子  北舟 

まちなかを のぼりできよむ はだかっこ

Bare-chested children, purifying whole town with sacred flags.

一生懸命「モンヤーサー!」を叫ぶ男児!

一生懸命「モンヤーサー!」を叫ぶ男児!

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立派な

島立しまだち

交番

立派な島立交番

休憩時間の15分を除くと、実質1時間、神社に戻るまで最初から最後まで「オンヤーサー!」「モンヤーサー!」の呪文を連呼するのは大人でも大変である。どうしても中弛み(なかだるみ)傾向になる。特に、親玉の「オンヤーサー!」は人数も少なく、殆ど聞こえなかった。そうなると多数派の「モンヤーサー!」が頼りなので、世話役がしきりに声を張り上げるよう注意していたが、なかなか声が出ない。

 

島立しまだち

交番前を通過 16:14

島立交番前を通過 16:14

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その中にあって、最初から最後まで、大声で「モンヤーサー!」を連呼していた児が 一人いた。殆どがうつむき加減になるなかで、この児は顔を上げ大きな声で叫ぶことを止めなかった。上野実行委員長にお願いしたい。是非ともこの素晴らしいちびっ子に金賞をあげて欲しい!

 
元気に「モンヤーサー!」を叫ぶ・・・この児に金賞決定!!

元気に「モンヤーサー!」を叫ぶ・・・この児に金賞決定!!

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