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▼ 裸の一行は、大幟を元の位置に立て、中幟や紙幟をスタンドに立てたあと、赤鳥居の前に整列して参拝した。 |
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午後4半過ぎ、子供たちが楽しみにしていた禊が始まった。1時間も歩いて火照(ほて)った体を冷ますため、履物を履いたまま、我先に池に飛び込む姿が見られた。 |
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アッという間に |
泥池 |
と化した |
禊場 |
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16:34 |
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どろいけの みそぎたのしき むらまつり |
A village
festival, how pleasant the ablution in a muddy pond. |
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▲▼
元気な子供たちは、池の中を徘徊(はいかい)し、中には泳ぎ出す子もいて、アッという間に泥池(どろいけ)になり、清浄であるべき禊場(みそぎば)が泥んこ遊びの遊園地と化したが、大人たちは男児らの元気な姿に眼を細めるばかりだった。 |
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神事のために締めた純白の褌もあっという間に泥褌となってしまった。と思っていると、無情にも禊終了のアナウンスがあり、子供たちは一斉に泥池から上がった。禊に充てられた時間はきっかり5分間だった。 |
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禊を終えて、全ての神事が終わった。解放された子供たちは、津島神社を後にし、堀米公民館に向かった。大役を終えた満足感からか、溌剌とした笑顔が素晴らしかった。 |
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堀米公民館入口のブルーシートで覆われた仮設のシャワールームの前には、順番待ちの長い行列ができた。 |
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写真には写っていないが、褌が外れてしまった子が何人かいた。世話役が気がつき、優先的にシャワールームに入れてもらった。褌は、どのような種類であれ、横褌(よこみつ)が臍下(へそした)3寸(約10cm 子供の場合は5〜6cmほど)の位置に来るように締めるのがポイント。写真下の子供たちは、全員、横褌(よこみつ)が正しい位置にあり、腰骨の上端部に固定されているので、緩むことはない。 |
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順番を待てない子供たちは、シャワールームから流れてくる水を湛えた側溝で泥を落とすことを考えた。子供は狭いところに入るのが大好きで、何でも遊びに変えてしまう天才である。 |
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裸まつり実行委員会の |
直会 |
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堀米 |
公民館 16:47 |
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▲▼
間もなく、堀米公民館の畳の間では、裸まつり実行委員会の直会(なおらい)が始まった。最初に、上野三千弘堀米町会長や来賓の挨拶があったあと、無事の成功を祝って乾杯し、祝宴に移った。 |
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裸祭実行委員長を務める |
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上野三千弘 |
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堀米町会長 |
の挨拶 |
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赤絨毯(あかじゅうたん)の大広間では、堀米子供会の直会が始まっており、婦人会の鍋物を楽しむ姿が見られた。子供たちの前には、ビニール袋に入ったご褒美が置かれていた。 |
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撮 影
2011年7月3日
OLYMPUS E-5 E-30
9-18mm 12-60mm
1230万画素 3,150枚 8.12GB
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松本駅17:19発千葉行きの特急あずさ24号の出発時間が迫っていた。これを逃すと、次の特急は1時間半も待たねばならない。 |
もう少し取材し、上野町会長に御礼を言ってから引き揚げたかったが、挨拶中の町会長には話ができず、そのまま畳の部屋を後にして、子供会の直会を撮影した後、取材を終えた。 |
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公民館の外に出ると、後片付けの役員の方がいて、御礼をいうことが出来た。タクシーを呼び、余裕を持って松本駅に戻った。 |
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日本の裸祭り第138集 「島立堀米の裸祭り」 |
撮影・制作 : 和田義男 |
平成23年(2011)7月9日 作品:第21作 画像:(大78+小19) 頁数:5 ファイル数:209 ファイル容量:69.6MB
平成12年(2000)〜平成23年(2011) 作品数:410 頁数:1,593 ファイル数:67,186 ファイル容量:10,659MB |
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ふどししめ あくりょうはらう こらのなつ |
Summer of the children, exorcising evil spirits, wearing fundoshi loincloth. |
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編集子の選ぶ傑作 |
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素晴らしい裸祭りだった。子供たちだけが裸になって行う祭りはとても珍しい。江戸時代から続く農村の裸祭りが未だに続いていることに感動した。そこには緑滴る美田や麦秋を迎えた麦畑、白壁の土蔵や常夜燈、道祖神があり、江戸時代の情緒が漂う美しい農村の風景があった。 |
しかし、その一方で、田畑の宅地化が進み、豊作祈願や厄払いの町内巡行は、1時間15分のうち、田園地帯を通ったのは僅かに10分ほどだった。便利な土地だけに、県庁の出先事務所や企業が進出し、サラリーマンのベッドタウンとして宅地化が進められていた。 |
この美しい農村の祭りは、都市化の波を受けて、曲がり角に来ているようにも感じられるが、堀米町会が組織する裸まつり実行委員会の活動は磐石で、郷土の誇る無形文化財として、この素 |
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晴らしい伝統を子々孫々に引き継いでいかれることだろう。少子化の影響で、参加者が減っているということだったが、褌を締めた男児が49人もおり、恥ずかしそうにしている子は皆無だったのは何と素晴らしいことだろうか。 |
一点だけ、提言させて頂きたい。読者お気づきのように、子供たちは褌を締めながら西洋文化である運動靴を履いており、これは見苦しい。日本古来の履物は、草鞋(わらじ)か藁草履(わらぞうり)なので、足下も日本文化を継承して頂きたい。祭りの準備作業の中で、公民館で自分が履く藁草履の作成を指導すれば、一石二鳥だと思う。 |
★☆★彡 |
このたび、裸まつり実行委員会の全面的な支援の下に「島立堀米の裸祭り」をWa☆Daフォトギャラリーに紹介することができた。この作品がこの祭りを紹介する定番となることは間違いなく、これを機に、全国でも珍しい子供が主役の奇祭は、全国的に知名度が上がることは間違いないだろう。改めて、関係者の方々のご努力と取材のご協力に感謝申し上げると共に、今後の更なるご発展を祈念したい。〈
完 〉 2011.7.9 関東梅雨明けの日 和田義男 |
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あおたみち ほうさくきがんの ふどしっこ |
A path of
green fields, children of loincloth praying a good harvest. |
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編集子の選ぶ傑作 |
青田を行く裸たち |
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上:拡大写真(2600X1500)745KB / 下:拡大写真(2400X1600)822KB |
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スライドショーCD 「島立堀米の裸祭り」
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Wa☆Daフォトギャラリーの裸祭ファンの日頃のご声援にお応えして、スライドショーCD「島立堀米の裸祭り」を1000円でお分けします。 |
この1枚に98枚の画像が納められていますので、MS-Windows対応パソコンのCDドライブに挿入すると、BGMが流れるなか、5秒毎に画像がディスプレー一杯に映し出されるスライドショーを楽しむことができます。上映時間は約27分です。また、CDには最大1,230万画素の原画を同梱していますので、最大A2サイズまでプリントできます。個人で楽しむ限りは、自由にプリントアウトして構いません。 |
CDを希望される方は、Wa☆Daフォトギャラリー事務局
master@wadaphoto.jp
宛に送付先(郵便番号・住所・氏名)・CD名・枚数をお知らせ下さい。折り返し郵送させていただきます。 |
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