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▼ 波折神社の石鳥居前には、無料桟敷席が設けられ、観客たちの声援を受けながら走り抜けてゆく光景は勇壮そのもの。沿道にも多くの観客が集まり、勢い水がかけられ、歓声が上がった。 |
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無料桟敷席前を通過する |
新町流 |
08:59 |
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▲▼
飾り山の制作は、唯一、地元の筑前津屋崎人形巧房が担っており、桶狭間の戦いなど有名な戦闘シーンや山内一豊など歴史上の武将の飾り人形を制作している。 |
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コーナーを回る三番山笠・ |
岡流 |
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09:03 |
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一人になった |
岡流 |
の |
台上り |
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09:07 |
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
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やまかさや せいどううみに いっちょくせん |
Yamakasa festival, the sacred road straight towards the sea. |
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清道 |
を疾走する三番山笠・ |
岡流 |
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▼ 追い山が終わると、その余勢を駆って氏子町内を練り歩く流れ舁(ながれかき)が行われた。男たちは、勢い水で濡れ鼠状態になりながら、道ばたで見守る大勢の観衆に晴れ姿を披露していた。 |
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北流の |
舁き縄 |
を持つ |
台上り |
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09:29 |
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津屋崎は、江戸時代から海上交易と塩田で栄え、家が千軒もひしめくようだったことから「津屋崎千軒」と呼ばれ、現在も昔の面影を残した趣ある町並みが残されている。この地域を通過する山笠が絵になるので、多くのカメラマンがシャッターチャンスを狙っていた。 |
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津屋崎千軒 |
を行く新町流の子供たち 10:10 |
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津屋崎千軒 |
を引き返す |
新町流 |
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
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▼ 流れ舁(ながれかき)の後半は、新町流と行動を共にした。長いと思った祭りは、気がつくと昼過ぎになっていた。男たちは、次代を担う子供たちを山笠に乗せて、郷土の伝統文化を体感させたあと、お開きとなり、山笠は惜しまれつつ解体されて倉庫に格納され、1年間の眠りについた。 |
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
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 |
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住居:埼玉県さいたま市(旧 大宮市)
趣味:写真撮影、MyCarスプリンターの 車内で生活する事 |
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特技:何処でも寝れる事、運転免許第一種は制覇(第二種は普通二種と大型二種 のみ取得) |
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 |
津屋崎千軒のおもむきのある街並みの中での山笠という点にひかれて足を運びました。この日は暑くて、バテバテになりながら夢中で山笠を追いかけました。山笠を担ぐ活発な男の方達に力をもらいました。また機会があったら行きたいお祭りです。 |
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りょくいんの あかてのごいや ふどししゅう |
The shade of trees, the guys each wearing a string loincloth and
a red towel band. |
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編集子の選ぶ傑作 |
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
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 |
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本日、曽根由香さんの第3作「津屋崎祇園祭」が完成した。祇園山笠といえば、水法被(みずはっぴ)に褌をきりりと締め込んだ男たちが山笠を担いで町内を駆け回る勇壮な博多山笠が定番だが、同時期に九州各地で山笠が行われており、津屋崎もそのひとつである。 |
津屋崎祇園山笠の経緯を紐解くと、江戸時代に本家の博多から祇園の神を村の鎮守社に招いて合祀し、おらが町の夏祭りとして始まったことが分かった。男らしい勇壮な祭りをこの地でもやってみたいと、血気あふれる男たちの熱い思いがきっかけだったのだろう。 |
江戸時代の山笠は、褌一本で行う裸祭りだったが、裸は野蛮だとする明治新政府の行き過ぎた文明開化政策のあおりを受けて、水法被を着込んで行うようになったのは残念である。津屋崎でも博多と歩調を合わせて同じ水法被を着込んでいるのは、当時の官僚による一律の指導なのだろう。 |
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しかし、細部を見ると、津屋崎らしい取組みが認められ、創意工夫を凝らしながら今日の山笠を完成させてきたことが伺われる。前垂れ式の褌は、博多と同じものだが、色物が多用され、流れの中でも統一されていない。紺色が主流になり、白が少数派になっている。中には紫という高貴な色の褌もあり、神事は白褌という一般常識に反するが、それほど華美でもなく、許容できる範囲内にあり、没個性よりは良いのかもしれない。 |
水法被も三流(さんながれ)それぞれの工夫がある。同じ流れでありながら氏子町会ごとに異なる法被を着用しているのは変化があって好感が持てる。流れで法被を統一してしまうと、町会を識別する袖章などを付ける必要が出てくる。流れごとに鉢巻の色を統一しているので、どの流れの氏子なのか簡単に識別ができる 。博多では、鉢巻(手拭い)の色で役職を識別しているが、津屋崎では、襷(たすき)で識別している。 |
ひとつだけ残念なことは、子供たちの装束である。ごく少数であるが、水法被に褌という伝統衣装をまといながら、運動靴やサンダルを履いた子がいた。博多では、子供でも衣装違反者は一人もいない。津屋崎でも衣装点検を厳重にして、品位を落とさないように願いたい。 〈 完 〉 2010.11.15 監修 和田義男 |
吉田さんには、Wa☆Daフォトギャラリーの福岡支店長をお願いし、今後も九州男児の躍動する裸祭の取材をして頂ければ有り難い。有力な同好の士が現れたことを嬉しく思っている。〈
拝 〉 2014.08.04 和田義男 |
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感動写真集第144集 / 日本の裸祭り第121集 「津屋崎祗園山笠」 |
撮影
・原作 :曽根由香 監修:和田義男 |
平成22年(2010)11月15日 作品:第33作 画像:(大30+小3) 頁数:2 ファイル数:72 ファイル容量:34MB
平成12年(2000)〜平成22年(2010) 作品数:381 頁数:1,1464 ファイル数:60,805 ファイル容量:9,046MB |
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