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お膳には新穀*(しんこく)と榊(さかき)がのせてあり、米の収穫を祝い、また、来年の豊作を祈る舞で、神楽が終わると、この新米は神前に供えられる。 *新穀:その年に収穫した穀物。 |
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イザナギ、イザナミの二神による国産みの舞といわれる。本来は新穀感謝祭(新嘗祭(にいなめさい))を祝うため男女神が新穀で酒を造り、神前に捧げる神楽で、「酒こしの舞」ともいわれる。 |
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男神(おとこがみ)が浮気心を出し、見物の若い女性のところへ飛び込んでいき、女神(おんながみ)が連れ戻す場面に歓声が沸きあがり、観客も一体となって盛り上がる。(逆に女神が浮気し、男神が連れ戻す地区もある。) |
二神が酒を作ってお互いに仲良く飲んで抱擁し合う。この神楽は普通観客が眠気を催す頃に舞われ、子作りや豊穣の喜びが表現されている。 |
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All-night kagura,
Conjugal Gods
put out sleepiness. |
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よかぐらや ねむけをさます めおとがみ |
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太刀の神威により、厄難を払う舞。剣先を鷲掴みにして豪快に舞う。 |
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神楽歌 |
○うれしさに われはここにて 舞ひ遊ぶ 妻戸(つまど)もあけて 御簾(みす)もおろさず |
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穀種(こくだね)を祭る。5柱の神々が膳に穀をのせ持って舞う。五穀とは、米、栗、大豆、小豆、稗(ひえ)のこと。一舞いすると、向かい合って五穀を分けあう。 |
神楽歌 |
○天よりも 五穀たばねて われ来たよ 五穀の主とは 吾こそいう |
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最後にお膳に盛った五穀を神庭いっぱいに撒いて五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈り、村人が拾い帰る。 |
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弓矢の神威をもつて悪魔を祓う神楽。最後に弓矢を氏子の村人に渡す、宝渡儀(たからわたしのぎ)が行われる。 |
神楽歌 |
○小夜中(さよなか)に 綾の風こそ 吹き来たれ 神風ならば しなやかに吹け
○中央六部(天地四方)に 行へば 宝のはちすも 雨とこそふる |
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縁結びの願神楽(がんかぐら)である。猿田彦神が天鈿女命の袖をひいて、伊勢の五十鈴の川上の宮居に導きゆかれたことから「袖花」といわれる。 |
神楽歌 |
「春夏秋冬四季の花、中央土徳光輝けば、金花にうつろひ、
黄なる色は黄龍王、土用の景とも拝まれ給うものなりやぁ」 |
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戦い準備の舞。 |
神楽歌 |
○うれしさに われはここにて 舞ひ遊ぶ 妻戸(つまど)もあけて 御簾(みす)もおろさず |
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龍神の舞で、青龍、白龍、赤龍、黒龍、黄龍の五王尊が、鹿の皮を取ってきて太鼓を作るときの舞。 |
神楽歌 |
○谷が八つ 峰が九つ 戸一つ 鬼のすみかは あららぎの里
○あら神を 祭り納むる 川の瀬に しらつる(剣)たてて よしとよばれし |
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この舞は、途中で山の神と二頭の獅子が出る。この後、獅子は門付に出て、戸毎を祝福する。狩猟文化を反映する神楽といわれる。 |
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竈(かまど)を礼讃し、家々の平安を祈願する神楽。台所で竈祭(かまどまつり)を行ってから舞い込んで来る。写真下は、「山の神」を神格化した荒神(こうじん)で、日の丸扇と紙房のない坊主杖を持つ。日の丸扇を開いて舞うのは開き扇の手という。 |
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本来、障神(さわるかみ)の一面を持つ荒神は、神主の御霊鎮め(みたましずめ)のお祓いによって、障神転じて幸神(さちがみ)(守護神)となる。 |
荒神と神主の問答 |
「そもそもこの杖と申すは、ここにては武運長久息災延命とつきたる杖、汝神主に譲る」
「そもそも此の珍の矢と申すは、吉祥天の札ともなる枕元に立て置けば、悪魔を返し 夢ちがいとも威亥の角に弁財天と祝われよ、汝神主に譲る」 |
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