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乾小天守(いぬい・しょうてんしゅ)の近くに「清正公 駒つなぎの桜」がある。枝ぶりの良い綺麗な桜色の枝垂桜(しだれざくら)である。「加藤清正伝」によれば、あるとき熊本城主・加藤清正が江戸からの帰りに松本城に立ち寄ったところ、城主・石川玄蕃頭康長(いしかわ・げんばのかみ・やすなが)が手厚くもてなした後、騎馬二頭を引き出し、「土産にどちらでもお気に召した方を一頭差し上げましょう。」と言った。 |
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見事な枝ぶりの枝垂桜「清正公 駒つなぎの桜」 |
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清正は志のほどを感謝して「貴殿の目利きで取り立てた駒を我らほどの目利きで選んでは誠に申し訳ない。二頭共申し受けるのが礼儀と心得る。」といって二頭とも頂戴して帰った。これを伝え聞いた人々は、さすが清正公と感じ入ったという。このとき駒を繋いだのがこの桜の木だと伝えられている。
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駒つなぎの桜(ズームアップ) |
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乾小天守(いぬい・しょうてんしゅ)の北側を西に進むと、内堀に架けられた朱塗りの埋橋(埋の橋)(うずみのはし)がある。石垣を通路の幅だけ切り通して門を設け、そこに橋が架けられた。この門は石垣に埋もれて見えないことから埋門(うずみのもん)と名付けられ、橋の名も埋橋(うずみのはし)となった。 |
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天守閣の西側から南側にかけて広い内堀があり、満々と湛(たた)えられた清水に白鳥や鴨などの水鳥が遊ぶ。松本の城下町は、北から流れる女鳥羽川(めとばがわ)と東から流れる薄川(すすきがわ)による複合扇状地にあり、その地下水が各所に湧き出して、飲用水や工業用水に利用されていたが、堀の水も地下水であるという。 |
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柳の芽生えと松本城(西面) |
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パノラマ写真(1800x930)508KB |
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松本城は西から南にかけて広い内堀が巡らされ、縁辺に視界を遮るものがないため、堀の周囲を廻りながら見る景観に独特の魅力がある。歩を進めるにつれて天守と櫓の位置関係が動き、刻々とその表情が変わる。 |
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内堀と松本城(南西面) |
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パノラマ写真(3000x1100)442KB |
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内堀に沿って埋橋(うずみのはし)から黒門まで散策したが、南西から見る松本城が一番美しい。管理事務所作成のパンフレットの写真もこの角度で撮影したもの。丁度、梅と桜が同時に咲いており、ナイスショットとなった。 |
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梅と桜と松本城(南西面) |
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黒門から太鼓門に戻ると、門前に蕎麦屋(そばや)があったので、「信州信濃の新蕎麦よりもわたしゃあなたの傍
がよい」を思い出しながら蕎麦の昼食を取って一休みしたあと、松本市役所前からお城の東側と北側に巡らされ
た外堀沿いの歩道を歩きながら、更に散策を続けた。 |
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二の丸土蔵と外堀の桜(二の丸裏御門橋) |
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パノラマ写真(2000x970)611KB |
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二の丸御殿跡の北側に架かる「二の丸裏御門橋」から見る外堀の桜は見事で、まさに咲き乱れているという表現がピッタリ。瓦屋根と純白の漆喰が美しい二の丸土蔵がこの景観にアクセントを与えている。 |
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松本城の染井吉野 |
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北門は扉が閉められていて通れない。裁判所の前を通り、更に西に進むと天守閣の北に出た。お城の北面は桜
並木が続いているため天守が見えず、やっと顔を出した場所から天守を撮影することができ、これで全ての方角の写真を切り取ることができた。この辺が時間制限のない個人旅行の醍醐味である。 |
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桜に埋もれた松本城(北面) |
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更に西に進むと、北側のお堀が終わる場所に天守閣の北西に当たる若宮八幡宮跡がある。若宮八幡はかつて
の松本城の鎮守社であった。満開の桜の下で、二羽の白鳥が観光客から餌をもらい、カメラのモデルを務めてい
た。この白鳥は周年松本城に住みついているという。 |
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若宮八幡宮跡の白鳥 |
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