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箱根の旅の最後に、家内の希望で箱根ガラスの森に行った。紅葉の小塚山(こづかやま)(857m)を借景として、その北にイタリア文化が再現されていて、女性たちの人気スポットとなっている。 |
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仙石原〜箱根ガラスの森 |
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資料 |
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パラッツォ・ドゥカーレ・シャンデリア |
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中に入ると、美しく手入れが行き届いた池を取り囲んでイタリア風の白壁の建物が建っている。至る所にガラスでできた白いオブジェが立っていて、七色に輝いている。お伽の国のような雰囲気である。 |
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池の中央にあるガラスのオブジェは、ヴェネチアン・グラスを学んだアメリカの現代作家ディル・チフーリの作品で、ドゥカーレ宮殿のシャンデリアを表現したもの。 |
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ガラスの森の奥の小塚山(こづかやま)(857m)は、紅葉に染まっている。その奥には大涌谷の噴煙が見える。 |
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紅葉のガラスの森 |
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せせらぎのほとりにある森の小さな水車小屋。木製のからくり人形がのどかな時を刻み、中にジャムの店がある。園内にはヴェネチアン・グラス美術館や現代ガラス美術館、リビィオ・セグーゾ庭園などがある。 |
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紅葉とガラスのオブジェ |
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ガラスのオブジェは、総てフラッシュ・ツリーと呼ばれ、日中でも照明が当てられて太陽光の中で輝いている。夜はもっと綺麗だろう。クリスマス・ツリーとは違うし、神戸のルミナリエとも違う。しかし、光の芸術はイタリアであることをまた思い知った。 |
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フラッシュ・ツリーの輝き |
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左側の噴水を表現したガラスのオブジェは、フラッシュ・ツリー「フォンターナ」と名付けられており、太陽の光と風によって光り輝いている。高さ8m、4万5千粒のクリスタルガラスが使用されており、制作費・数千万円という。 |
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紅葉とガラスの噴水 |
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カフェ・テラッツァでカンツォーネを聴きながら昼食をとった。テラッツァとは大地や大きなテラスをあらわす言葉。キノコのスパゲッティを食べたが、本場イタリアの料理で、とても美味かった。 |
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池のほとりにあるカフェ・テラッツァ |
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テーブルを回りながらカンツォーネを歌う歌手をカンタンテ |
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カンタンテの ルイジ・デ・シモーネ Luigi De Simone さん |
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日本の番傘を上手く使ったパラソルは建物に完全に溶け込んでいる。カンツォーネの流れるなか、昼食に舌鼓を打ちながら秋のうららかな日が静かに流れてゆく。 |
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カフェ・テラッツァ |
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食後、白い木の橋を渡ると、そこにはアドリア海の女王と謳われた往時のヴェネティアの世界が広がっていた。 |
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ヴェネチアン・グラス美術館 |
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豪華なシャンデリアのもとで、国宝級のヴェネチアン・グラスが数多く展示されている。15世紀から18世紀にかけて、ヨーロッパの貴族たちを熱狂させた宝石のようなヴェネチアン・グラスは、現代でもその輝きは変わらない。 |
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シックなヴェネチアン・グラス美術館の内部 |
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オパールのような風合いを持つテーブルセットは、19世紀のヴェネティアで宙吹き・モール装飾・熔着装飾という技法を用いてつくられたもの。未だに新品の輝きがあり、とても美しい。 |
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オパールセント・グラス・テーブルウェア |
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ベネティアのガラス製品は13世紀以降、世界的に名を馳せているが、ガラス製品のほとんがムラーノ島のガラス工場で作られている。ガラスの森のコレクションがあまりにも素晴らしいので、以前ヴェネティアを旅したとき、ムラーノ島に渡ってガラス博物館を見学したことを思い出した。 |
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レース・グラス角形瓶(17世紀) |
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点彩文乳白扁瓶(16世紀) |
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ムラーノ島のガラス博物館の展示は古いものが多く、博物館ということからか美を追究する展示方法となっていなかったため、家内と共に興醒めした記憶がある。ガラスの森のヴェネチアン・グラス美術館に展示されている作品は、今の技術ではとても再現できないような逸品ぞろいで、感動した。 |
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レース・グラス花器(1710年) |
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点彩文乳白扁瓶(1880年頃) |
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撮影 2005年11月6〜8日
OLYMPUS E-300, E-1
14-54mm 40-150mm
800〜500万画素
2,880枚 4,300MB
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箱根には霊峰・富士の山を仰ぐ大自然と箱根八里や箱根七湯などの歴史文化があり、しかも近代の文化や美術が溢れている。そして総てが一級品である。 |
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箱根の旅の最後に国宝級のヴェネチアン・グラスを鑑賞できるとは思わなかった。撮影自由とのことで、夢中でシャッターを切ったが、フラッシュなしで見事に写し取った愛機
E-300にも感謝・感激である。 |
現在手元に11月11日に発売されたE-500がある。これからはこの新鋭機で更に多くのロマンと感動を切り取ってゆきたい。 |
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箱根の四季 |
首都圏から日帰りで行ける箱根は、歴史ある温泉郷として根強い人気を誇る観光スポットであるが、未だにWa☆Daフォトギャラリーのコレクションに入っていないことが気になっていた。今年、奉納相撲と同じくその穴埋めを果たすことができたのがとても嬉しい。 |
実はこの作品は、感動写真集の「アドリア海の女王VENEZIA」でお馴染みの岩本圭司さんから箱根ホテルにご招待いただいたお陰で完成したもので、岩本さんには心から御礼申し上げます。岩本さんは箱根の大ファンで、毎シーズン必ず箱根ホテルに一週間ほど滞在して四季折々の風情を満喫されておられるという。 |
私も岩本さんの本陣に宿泊して箱根の素晴らしさを大いに味わうことができ、すっかり魅了されてしまった。今回足を運んだところは限られたスポットであり、まだまだ多くの名所がある。今後も四季を通じて箱根を散策し、その魅力を追い求めてゆきたい。 2005.11.27 〈 完 〉 |
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