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■ 2日目:「バリ島達人ツアー」による島内観光 バリ島泊 ■ |
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▼ 2日目9月24日(土)は、終日、専用車でバリ島の観光地を巡るバリ島達人ツアーを楽しんだ。朝8時15分にホテルの玄関ロビーで待っていると、初日、空港に出迎えてくれたアルタヤさんが迎えに来てくれた。この日は、我々夫婦二人だけで、同乗者はいなかったので、快適な家族旅行を楽しむことができた。 |
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ホテル「ニッコー・バリ」の玄関で、いざ出発! /
ヌサドゥア 2011.9.24 08:15
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ガムラン楽器 銅鑼 ゴン Gong
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ニッコー・バリには、厳重な検問所があり、車を止め、警備員が室内を改め、不審者がいないことを確認して初めて遮断機を上げてくれる。治安に問題があるインドネシアでは、高級ホテルは殆どこの方式をとっており、水と安全はタダだと思っている日本人の常識は、海外では通用しない。 |
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ホテル「ニッコーバリ」の検問所 08:16
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▼ アルタヤさんによると、バリの教育制度は、日本とよく似ており、6・3・3制だという。休みは日曜日だけで、月曜日から土曜日まで授業がある。常夏のバリでは、日中は暑いので、ウィークデーは、朝8時頃から午後1時頃まで授業があり、自宅に帰ってから昼食を取るので、給食や弁当はないという。土曜日は、午前中で授業が終わる。 |
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▼ 学校だけでなく、かつての日本と同じように、会社員たちも土曜日は昼まで働く。幹線道路では、バイクで通勤する人が多く見られた。自動車もバイクも殆どが日本車である。 |
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▼ 郊外に出ると、稲作が盛んに行われており、農民たちが稲刈りする風景が見られた。稲田の向こうはトウモロコシ畑である。アルタヤさんによると、バリでは、年に米が3度取れるという。四季はないが、あと1回野菜を収穫するとのことで、年に4回作物を収穫できるという。田畑の地力の回復はどうしているのだろうかと思うが、20年勤続とはいえ、アユタヤさんの語学力では、その辺になると意思の疎通に欠けてしまう。農薬散布の光景も見られたので、化学肥料も使われているのだろう。 |
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ねんみたび いねかるたみや ばりのしま |
Bali
island, the people reap rice three times a year. |
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ケシマンのバロンダンス会場
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▲▼ バリ島で最も人気が高い「達人ツアー」の最初の訪問地は、州都デンパサール東方のケシマン・ワリバン通りに位置するバロンダンス専用の劇場だった。 |
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バロンダンスが上演される劇場 / ケシマン・ワリバン通り(デンパサール東部) 09:26
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入口の看板には、THE
BARONG & KRIS DANCE (バロンとクリスの踊り)と書かれており、劇場でもらったA4一枚の日本語解説には、「BARONG DANCE (バロンの踊り)」 と表示されていた。 ここでは、毎日朝9時半から1時間、バロンダンスが公演されている。 |
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▲ ステージの上部には、上段:THE BARONG & KRIS DANCE 下段:CATUR EKA
BUDHI KESIMAN と
表示されている。下段はケシマンの舞踏団の名だろうと思われる。 |
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他にもバロンダンスを公演する場所がバツブラン Batubulan(毎日)とウブドのプリサレン
Puri Saren, Ubud (火曜日)の二箇所あるので、本稿では、「ケシマンのバロンダンス」として紹介する。 |
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▼ 舞台の左側には、インドネシアの民俗楽器ガムランによるバリの宮廷音楽 ドゥグン Degung
Bali を演奏する楽団が既に陣取り、開演に備えていた。ガムランは、インドネシア語ではGamelan と書き、日本語パンフレットにはガメランと書かれている。日本では、どういうわけか、ガムランとして定着している。 |
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▲▼ 楽団の前列には、縦笛 スリン Suling や二弦の接舷楽器 ルバブ Rebab、両面太鼓 クンダン Kundan の奏者が陣取り、その後部には、鉄琴 ガンサ Gangsa の奏者が大勢いた。このほか、竹木琴 リンディック Rindik やホテルの玄関に置いてあった銅鑼 ゴン
Gong などがあり、これらの民俗楽器を総称してガムラン
Gamelan という。日本や欧米では、ガムランで演奏される音楽をガムラン音楽 Gamelan Music と呼んでいる。 |
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縦笛 スリン Suling |
二弦の擦弦楽器 ルバブ Rebab |
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両面太鼓
クンダン Kundan
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▲▼
バロンダンスは、ガムランと呼ばれるバリ島独特の楽器を使用して行われる踊りであるが、明快な思想とストーリーがある。すなわち、人々は心の中に良い魂と悪い魂、つまり善悪(清濁)を合わせ持っており、そのせめぎ合いは永遠に決着がつかず、この世では善悪が永久に共存するという思想である。 |
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善の象徴・聖獣バロン The sacred lion Balong の登場! 09:33
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▲▼ この踊りに登場するバロン Balong という動物は良い魂(善)を、ランダ Langda という動物は悪い魂(悪)を演じており、バロンとランダの戦いが永遠のテーマとなる。最初にバロンが顔見せするところから劇は始まる。バロンは、日本の獅子舞のように、二人で演じられる。 |
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▲▼ バロン Barong
は、バリ島に伝わる獅子の姿の聖獣で、バナスパティ・ラジャ(森の王)とも呼ばれる。森のバナス・パティ(良気)の顕現であり、バリ・ヒンドゥーの善を象徴しており、悪の象徴である魔女ランダの対極にある。 |
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▲▼
バロンは、たとえ倒されても必ず復活し、ランダと永遠の戦いを続けるとされる。ここから、バロンはあらゆる災害を防ぐ力をもつと信じられ、デサ(村)の寺院の一隅に収められ、日々、供物と祈りの対象となっている。全身に輝く鏡の小片をつけた黄金の獅子の姿で表される。 |
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▲▼ バロンに続いて森に住むサルが登場し、村人たちとサルとの戦いや、魔女シシアンたちの踊りが披露されるが、物語とは関係ないパフォーマンスもあり、これらは演劇の導入部に当たる。 |
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▼ バリ舞踊(バリダンス)は、バリ島でバリ・ヒンドゥーの儀式や冠婚葬祭の際に奉納される舞踊である。各寺院には専属のダンサーがおり、バリ民族にとって、バリ舞踊は生活やヒンドゥー教の信仰に欠かせない存在である。 |
バリ島の祭礼や儀礼には、必ず舞踊が伴う。今日では、舞踊芸術のバロンダンス Balong Dance やケチャックダンス Kecak Dance、レゴンダンス Legong Dance がよく知られており、バリの三大ダンスと呼ばれている。 |
元来は共同体の宗教儀礼として行なわれてきたものであるが、実際に観光客に見せているのは、共同体の祭祀からは切り離され、観光用にアレンジされたレパートリーである。 |
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▲▼
若き美女によって踊られるバリダンスは、身をかがめ、腰をくねらせ、手指を大きく開く独特のポーズをとり、目を見開いて流し目を送る。目が大きく流し目を送るのが美人の証なのか、アユタヤさんに聞いたが、彼の語学力からは、十分な説明は返ってこなかった。 |
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internetで探し当てた解説には、バリダンスの特徴として「目の動き」「手の動き」「首の動き」「煌びやかな衣装」の4点があげられていた。タイ舞踊でみられる「手の動き」は長い爪を付けているのが特徴だが、バリダンスは爪は付けず、手の平から指先を反らせて天に向けて踊る。これは天上の「神」に敬意を示すためであるという。 |
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<第一幕>
サデワ王子は、この日バタリドルガ(ドゥルガー)という死神の生贄として捧げられる運命にあった。サデワ王子の母親(女王)の二人の召使いの前に死神の使いである魔女シシアンが現れ、サワデ王子が死神の生贄になることを伝える。二人の召使いは魔女が去った後、サデワ国首相にサデワ王子が生贄にならないよう助けを求める。 |
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BGMに流れる曲は、Legon Dance (レゴンダンス)である。レゴンダンスは、宮殿の中庭で王に対するエンターテイメントとして上演される古典舞踊で、魔女シシアンたちの踊りは、レゴンダンスそのものである。 |
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