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ジンバラン
Jimbaran |
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日没の名所として知られるジンバラン Jinbaran は、バリ島南部、バドゥン半島のビーチリゾート地のひとつで、クタ kuta の南に位置し、浜辺にはシーフードを売る屋台が軒を連ね、日没時には多くの観光客が集まる。 |
デンパサール国際空港からは車で南に10分ほどの場所である。村の西側はジンバラン湾に接し、ビーチが形成されている。ビーチの北端には魚市場があり、漁村の風景が残っている。 |
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資料:Google Earth |
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ウルワツ寺院の観光を終えた我々は、アユタヤさんのお薦めで、ジンバランのシーサイドカフェで、シーフードの昼食を取った。例によってロブスター、エビ、イカ、タイなど、海の幸満載のディッシュが並べられたが、バリ風の香辛料は私には苦手で、塩味だけだった鯛の浜焼き風が一番美味かった。ただし、日本客用の値段で、バリにしてはとても高い昼食だった。このレストランは、場所柄が良いだけの店で、お薦めできない。 |
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ジンバランのシーサイドカフェでシーフードの昼食 2011.9.26
13:38
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ジンバランは、かつては小さな漁村として、のどかな風景の広がる地域であった。スハルト体制下で進められたバリ島観光開発は、サヌールやクタ、ヌサドゥアといった特定のリゾート地区に限られていたが、1990年代以降、開発はクタの南北へと広がりを見せ、ジンバランやブノア半島にまで及ぶことになった。 |
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●ジンバランでは、バリ海峡に沈む夕陽を見ながら、ビーチに並べられたテーブルで取れ
たての海産物のバーベキュー料理などを楽しむことができ、多くの観光客を集めている。 |
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▲▼ 更に、国際資本による土地買収が進み、今日のジンバランは、フォーシーズンズ、リッツカールトン、インターコンチネンタルなど高級リゾートホテルが建ち並んでいる。その反面、かつての中級の宿泊施設も数多く見られる。 |
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操業中の漁船群とデンパサール国際空港 /
ジンバラン北方
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▲▼
2005年にジンバランで爆弾テロ事件が発生し、ビーチの二か所のレストランが標的とされた。2007年にはビーチの再開発が行われ、ビーチ沿いの屋台も再編され、現在は、かつての賑わいを取り戻している。 |
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タナロット寺院
Pura Luhur Tanah Lot |
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タナロット寺院は、バリ島中西部の海岸にある寺院でバリ六大寺院のひとつ。干潮時には陸続きとなり、歩いて渡ることができる。夕暮れ時には美しいシルエットを形成し、多数の観光客が訪れている。エルニーニョ現象による海面の上昇などが原因で、海岸の浸食が進んでいたが、日本のODAによる景観を再生するプロジェクトが実施された。 |
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資料:Google Earth |
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巌のアーチの上に建つ寺院 15:53 |
東→ |
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▲▼
最初にアユタヤさんに案内された場所は、タナロット寺院の北側の展望所である。そこから北方を臨むと、巌のアーチの上に建つ寺院のシルエットがとても美しかった。この寺院は、タナロット寺院とは関係のない寺である。 |
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▼ この時期、夕刻には干潮となり、遠浅の海底が露出しており、地元の漁民たちであろうか、海藻や貝を採捕する姿が見られ、インド洋の雄大な磯波と相まって、とても美しい光景だった。 |
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海草を採る人たち |
東→ |
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展望所から南を見ると、タナロット寺院の全貌が見渡せ、思わず息を飲むほどの素晴らしい景観だった。干潮のため、信者や観光客たちが露出した海底を歩いて先端の寺院に渡っている姿が望見できた。 |
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タナロット寺院の全貌 /
展望所より南を臨む 15:55
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←東 |
↓入口 |
干潮で露出した海底↓ |
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↓巌に建つ寺院 |
西→ |
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だんがいの うるわつじいん なつどとう |
Smell of
the seashore, cool-locking is the Bali temple. |
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▲▼
タナロット寺院の建立は16世紀ごろとされ、この岩礁の景観に感動したジャワの高僧が人々に寺院の建立を勧めたとされている。バリ島の人々にとってタナロット寺院は、海の守護神を祀る聖地である。 |
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▲▼ タナロットいう名前の由来は、真ん中の土地という意味のトゥンガ・ロットが変化したものといわれている。またまるで海に浮かんでいるように見える岩礁の上に建てられているところから、別名を「ロック・テンプル」という。 |
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伝説によると、昔、ジャワの高僧マルカンディアがこの地を訪れたとき、ジャワから持参した土1カゴを置いたまま帰っていった。月日は過ぎ、マルカンディアの土はやがて石になったことから、村人たちはその石を崇め祀るようになった。 |
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15世紀、同じくジャワの高僧であるドゥイ・ジェンドラがタナロットを訪れ、この地に寺を建立するよう促したが、村人たちは彼を無視した。中でも村長のブンデサ・ブラバン・サクティは彼を忌み嫌い、抹殺しようとさえした。 |
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ドゥイは怒り、土地を引き離し、そこで苦行を始めた。また、身につけていたスレンダン(腰帯)をヘビに変え、誰にも邪魔されないように守らせた。ドゥイの力を知った村長は謝罪し、人々に命じて、その場所に寺を建立した。それが現在の寺院が建つ場所である。そののち、村長はドゥイの一番弟子となって可愛がられたという。 |
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▼ 海に面した寺の下にある湧き水は、なんと真水という不思議さ。聖水 ベジ Beji
として崇められ、賽銭を払うと、聖水を入手できる。この水で顔を洗うと美人になるといわれている。 |
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▼ ジャワの高僧ドゥイを守った伝説の蛇は、ウラル・スチ(聖なる蛇)として写真下の洞窟に棲んでいるという。洞窟の上にはレストランが並び、サンセットを見る絶好のスポットとなっている。 |
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干潮のために干上がった海底の散策は、とても貴重な経験である。観光客たちは、巻波が打ち寄せる水際まで行き、寄せては返す磯波の不思議な光景に見入っていた。 |
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アヒルたちが磯辺に蝟集(いしゅう)していた。近づいても逃げる様子もなく、泰然自若としており、中には海水を飲んでいるものもいた。普通、池や川に生息するので、海辺のアヒルは、初めて見る珍しい光景である。 |
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▼ タナロット寺院を後にし、ウブドに向かう途中、ココナッツ(椰子の実)ジュースを売る店の前を通った。天然のココナッツジュースには解熱作用があり、日中汗をかいて熱くなった体を冷やすのには、最良だという。 |
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BGMに流れる曲は、ガムラン
Gamelan で演奏されるバリの宮廷音楽であるドゥグン・バリ
Degung Bali で、曲目は
Bungan Sandat と Don Dadape の2曲メドレー。 |
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資料:Google Earth |
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▲▼ バトゥカウ山(2,276m)をはじめバリ島中央部の山岳地帯から豊富な水資源を得ているタバナン地方は、バリ島最大の穀倉地帯として知られる。山岳部に行けば、美しいライステラスを見ることもできるという。写真下は、車を止めてもらい、青田の風景をパノラマ撮影したもの。米の島バリ島にふさわしい光景である。 |
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パノラマ写真(3750X1200)1.20MB |
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青田を撮影して5分ほど進んだところで、今度は、稲の刈り取り風景が見られたので、ここでも車を止めて撮影した。日本と違って、米が年3回収穫できるバリでは、同じ地方でも作付けがバラバラに行われている。そのため、ある農家は青田でも、隣の農家では刈田となることは良くあることだという。 |
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拡大写真(2400X1770)1.47MB |
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