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こちらは、本堂入口の左手の彫像です。右側は観音菩薩、左側はターラー女神です。ターラー女神は、仏教では菩薩の一人(観音様の原型の一つ)として見られていますが、本来はヒンドゥー教の神様の一人です。ターラー女神の右上の柱頭では、怪魚マカラが水を吐いて、女神に灌水しています。水を頭からかけるのは、現代の沐浴(もくよく)に通じていると思われます。 |
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エローラ第6窟の観音菩薩(右)とターラー女神 |
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第6窟の壁に残る小品。20cmほどの浮き彫りですが、硬い岩盤の上に、今にも踊り出しそうなしなやかさを感じ、思わず撮影してしまいました。 |
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第6窟の壁に残る小品 |
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ここの辺りまでは、中小規模の石窟が並んでいます。第5窟の滝が手前に見えます。朝も早い時間でしたので観光客もまばらでした。 |
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えろーらの いわやにたきの ながれおり |
A waterfall falling form a cave of Ellora. |
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エローラ石窟群と滝 |
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これも7世紀頃の開窟です。この狭い岩門を1mほど潜り中に入ります。幅15m、奥行12mの空間で、柱は四方に4本。広間のみの構成で、本堂はありません。壁面の僧坊は掘りかけのままで(僧が住むことが出来る空間までには至らず)、放置されています。 |
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第7窟の入口 |
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第8窟、第9窟と二階建てで構築されています。ともに、7世紀の開窟です。第8窟が下で、正面が前堂。ここから、右手に、前堂、中堂、本堂の順に3つの石室が並んでいます。2階部分の入り口上壁の浮き彫りが美しいのが、第9窟です。 |
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第8窟、第9窟 |
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第8窟本堂正面 |
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第8窟の前堂北壁の仏三尊。三尊の間に、飛天が二人。飛天とは、仏陀を礼賛し、天を飛ぶ人のことで、日本では羽衣をまとった天女であることが多いようです。ヒンドゥー教でも同じモチーフで飛天が登場します。こちらでは飛天は神様です。 |
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第8窟の前堂北壁の仏三尊 |
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第8窟の入口左手にあるパンチカとハリティー(左)の浮き彫り。画像の一番左にある大きなニ像であるが、ハリティーは、ガンダーラ地方の原始信仰の女神で、日本では、平安時代前期の8世紀頃、鬼子母神として伝わり、今も、安産・子育の神様と崇められています。 |
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パンチカとハリティー(左)の浮き彫り |
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中央のゆたかな胸の女神がハリティー。左のおなかぽっこり神がパンチカ。 |
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豊饒の女神 |
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